サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

リトグラフに挑戦/刷り

2015年12月13日 | 他の作品いろいろ

ながさわたかひろのリトグラフ入門も、今回が最終回。《刷り》編です。
本日も元田久治先生にご教授いただきます。

「先生、今日も宜しくお願いします」
「はい、どうぞ宜しく」

「早速ですが、最初にもう一度、生ゴムを引きましょうか」
「またですか?第二製版のゴムを新しいゴムで洗うってこと?念のため、みたいなことかな?」
「まぁ、そんなところです。新しいゴムでもう一度薄くゴムを引いておくといいみたいです」

「次に、プリントクリーナーで描画部の製版インクを落としましょう」
「ハイ」

「次は、チンクターを…」
「えッ!またチンクターを?これも念のためですか?」
「黒で刷る場合のみです。やらなくても平気ですけどね。やめときますか?」
「いや、やります、やります、やりますよ!」

「フ~、こんなの経験値がないと覚えられませんよ」
「何度か失敗しながらね」
「そうそう。あ、いや、今回は失敗なしでお願いします…(汗)

「では、水洗いして製版液(ゴム)も落としましょう」

「では、プレス機に移動しましょう」
「いよいよ刷りですね。あの~ここからは先生にお任せしたいのですが…」
「高くつきますよ」
「まあまあ、そうおっしゃらずに。リトグラフの刷りは、まぐれ当たりがないんだから。見殺しにしないで下さいよ」
「ハハ。じゃあ、今回は描画された絵なので製版インクで刷りましょうか」
「ブラックじゃなく?」
「製版インクの方が硬いので、線太りを防げます。エッジがしっかりしますよ」
「ほらね。そんなの素人には分かりませんもん。やっぱり版画って技術の習得が絶対的に必要なんですよ。学生はそこを“おざなり”にしといて、表現云々といっちょまえな口叩きやがる。一度、いい刷りを見ておくべきです。基本をすっ飛ばして表現もクソもあるもんか!キ~ッ」
「まあまあ。落ち着いて、落ち着いて。僕が刷りますから」
「ワ~イ」

 

…というわけで、インクの盛りは元田先生にお任せし、僕は紙おきとプレス機を回す係に。共同作業がまた楽しい。
試刷りを数枚くり返し、インクのつきを確認し刷り上げました。

ジャ~ン!

 

「解き墨の調子もしっかり出てますね。いい絵です」
「へへへ、先生のおかげ様ですね。元田先生、ありがとうございました!」

 

作業後、充実のツーショット。

武蔵野美術大学6号館・リトグラフ工房にて



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