さて、いよいよ当日。
用意するもの。
現金。車検の予約番号(スマートフォンに、PCに届いた予約受付のメールを転送しておく)。記入した点検記録簿。
前回の洗車から日にちが開いてしまっていたら、洗車に寄って下回りを綺麗にしておく。
(1) テスター屋さん
車検証と今までの自賠責証書を持って車を降り、自賠責を購入。
車のテストをやっている間に、自賠責の証書を作って貰う。
タイヤがローラー上で空転する状態にできる機器の上に車を移動し、指示に従ってアクセスを踏む。
車のスピードーメーターがだいたい44km/hの付近が測定機器上の40km/hらしいので、車検場でもスピードメーターが44km/hになった時点で合図するようにアドバイスを受ける。
ブレーキのテストのときに質問したところ、姿勢制御装置(ESP)付きの車の場合(トラクションコントロールを含む)その機能はOFFにしておいたほうがよいそうなので、OFFにしておく(でもエンジンの再始動でONになることにあとで気づいた)。
ライトの点灯やウインカーの作動を、車検場と同じ順序でチェック。ライトの光軸の調整に一番時間を掛け(と言っても3分くらい)。待ってる時間を含め10分以内で完了。
検査の支障が少なくなるよう、ヘッドライトのロービーム部分に新聞紙を切ったものがテープで貼られて目隠しされる。
テスト代は3000円。最近の値上げはないが、首都圏の都会は、出身地の地方都市に比べると少し高い。
(2) 車検場へ
建物前に駐車し、車検証、新しい自賠責証書、コンビニで押印された自動車税の納付書を持って降りる。以前は必需品だったボールペンやシャープペンシルは備え付けられており、持参する必要はなかった。
(3) 申請書購入
継続審査申請書を購入。
前回の30円から20円に値下げされていた(こんなの値下げするくらいなら他の費用を下げるのに労力使えやと小一時間)。
(4) 印紙と証紙購入
車検証を見せて検査手数料印紙、自動車審査証紙、自動車重量税印紙を同時に購入。
(5) 書類の記入
記入台の上に掲示されている例を見ながら印紙や証紙を用紙に貼る。
車検証から必要事項を用紙に書き写す。
(6) 納税証明
自動車税の納付書と、何を渡したらいいのか分からないので、とりあえず持っている用紙や車検証などの書類一式を渡し(笑)、何かに押印してもらう。
(7) 受付窓口
「ユーザー車検受付」の窓口へ行く。予約番号を伝えるためスマートフォンを操作していると、画面を直接見せるように言われる。
受付番号が書かれた小さな紙片(受付票?)を渡され、記入台に戻ってそれに住所氏名電話番号、車のナンバーを記入し、再び受付窓口に行き、他の書類一式と一緒に渡す。
記入間違いを訂正してもらい(汗)、受付は完了。
(8) 検査ラインへ
車に戻り検査ライン(審査というのか)に車を回す。何も指示はなかったが、小型車普通車の2WDのレーンは4つほどあるが、右側の2列が素人、左側の2列がプロ、と何となく分かれているようだ。
当然ながら素人レーンは進み具合が遅く列も長い。ただ、煽られる心配もなさそうなので、遠慮がちに素人レーンに並ぶ。
(9) 建物の手前
書類を渡す。言われたとおりにヘッドランプ上下、フォグランプ、ウインカー左右、ワイパー、ウォッシャーを作動。検査員が後方に回り、ハザート、バックランプ、リアフォグランプを確認。
ボンネットを開けるように言われ、その間検査員はメーター類や発炎筒の設置を確認。
ボンネット内を確認した後、ボンネットを閉め、乗り込んで車を建物内に進める。
以下、確かな記憶はないので、順序はちょっと違うかも知れない。
(10) 車高 所定の位置に進めて待っている、という感じだが、精密なセンサー計器で車高の確認が行われているようだ。
前回は、車高がその形式の車の登録上の数値よりも低いということで検査員がやってきて、トランシーバーを使って再測定をするよう、何度も検査室とやり取りしていた。が今回はそういうことはなかった。
(11) スピードメーター、ブレーキ
ここで一応姿勢制御装置(ESP)のボタンを解除の位置にしておく。テスター屋さんの指示通り、メーター針が44km/hになっとところで合図。昔はリモコンボタンを押して合図したように思うが、ここではパッシングする。
あとは頭上の指示ランプに従って、フットブレーキ、サイドブレーキを操作する。「踏む」、「引く」のランプが灯いたら、力を込めて思いっきり踏む。引く。
(12) サイドスリップ、光軸
幸いハンドルが重く直進安定性のいいFWD車なので、特に何もコツはいらない。ゆっくり車を真っ直ぐに所定の位置まで進めるだけ。前の前の車のときは、こっそりハンドルを微調整、てなことが必要で苦労した(汗)。
車を進めたらヘッドライトを上向きに点灯。
(13) 排気ガス
車から降り、テスター棒をマフラーに差し込み、頭上のOKランプが点灯したら抜いて戻す。
機械に用紙を差し込んで、結果を示すスタンプを押印させる。
差し込む用紙はこの「検査票1」だ。別の用紙を突っ込んで検査員と後ろの車を困らせてしまったことがある(恥)。
(14) 下回り
頭上の指示ランプの表示に従い、フットブレーキ、サイドブレーキを踏む。ここではあまり力を込める必要はないかも。
床の下でいろいろな検査がなされている。ステアリング装置や衝撃吸収力の確認のため車が大きく揺れる。
終わったらブースの横まで車を動かし、再び書類を機械に差し込んでスタンプを押印させる。
(15) 書面審査
ブースに書類一式を持って行く。返却された書類を持って、車を受付のある建物まで動かす。
(16) 車検証受領
受付の横の標章交付の窓口に書類一式を渡し、車検証とステッカー貰う。
これでおしまい。車検場内で1時間程度。
(17) 忘れないように
帰路しばらく、ロービームに新聞紙が貼りっぱなしだった。何か間抜けだ。
と、ユーザー車検は、程度のいい車なら結構簡単です。
それに車検費用って結構安い。普通車の場合、審査1400円、検査400円の計1800円。
テスター屋さんが3000円なので、それよりも高度な検査をしても低い額なのはお得でしょう?
でも税金が‥。