整理しておきましょう、と。桜の季節ではないけれど。
ソメイヨシノ同士の交配では、結実することはあっても発芽はしない。
したがって、ソメイヨシノは異なる種のサクラから生まれた雑種である。
日本中のソメイヨシノは、すべて恐らく一本の木から接ぎ木(挿し木)で増やされたクローンであろう。どの株もみんなピタリと同じ性質であることから。
この辺は、ネットで得られる文献で、どれも違いのないところです。
で、ソメイヨシノの両親は誰なのか?
かつては、新聞サイトの記事、Wikipediaはじめ各専門家?のサイトで、父親がオオシマザクラ Prunus speciosa 、母親がコマツオトメ(エドヒガン Cerasus spachiana 系の栽培品種)と断定していたので、そう信じていました。
また、記憶では、それぞれを交配して作ったタネからソメイヨシノができるかを、どっかの大学が実証実験をするとしていた。
そろそろその結果がでるころかなーと思いつつ、調べるのを忘れていたのを思い出したのでネットで結果を探したが、出てこない。
そればかりか、現在は、コマツオトメであると断定していた表現は後退しています。以下、Wikipedia日本版 2014-08-15現在より抜粋。
「2012年に千葉大の研究チームは、北関東のエドヒガンがソメイヨシノの母親と推定され、コマツオトメはソメイヨシノの母親ではなく近縁にとどまることを園芸学会で発表した。」
おそらく、2007年の千葉大のグループの発表を元にした報道(コマツオトメを母親と断定)をそのまま信じ込んでいたが、2012年の同グループの発表(コマツオトメ母親説の取り消し)は大きく報道されず、知る機会がなかった、ということのようです。
以下のアーカイブ記事がWikipediaのリンクから見つかりました。元々の記事は2007年のものです。
「ソメイヨシノの「両親」判明=オオシマザクラとコマツオトメ-遺伝子解析で
3月26日14時31分配信 時事通信
桜の代表的な品種、ソメイヨシノは、伊豆地方に固有の野生種オオシマザクラと東京・上野公園などにあるコマツオトメの交配で生み出された可能性が高いことが分かった。千葉大や静岡大などの研究チームが遺伝子を解析した成果で、30日から茨城大で開かれる日本育種学会で発表する。
ソメイヨシノの起源をめぐっては、(1)江戸時代に染井村(現在の東京・駒込付近)で育種された(2)伊豆半島に自生していた(3)韓国・済州島の王桜が先祖-との3つの学説があった。今回の遺伝子解析結果によると、染井村説が有力となる。 」
(http://web.archive.org/web/20070329190923/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070326-00000063-jij-soci)
ここに限らず、「遺伝子解析で」の殺し文句は相当インパクトがあるので、気を付けたいところです。一般人は(私を含めて)もちろん、裁判所の人たちもね。
おさらいすると、ソメイヨシノの父親はオオシマザクラ、母親はエドヒガン系の何か。「何か」は今後特定できるかもしれないし、できないかもしれない。
2007年のコマツオトメ母親説は、2012年に取り消されている。前述の「実証実験」は、意味がなくなっており、その結果を知る必要はない。
オオシマザクラとエドヒガン系の交配でソメイヨシノを作る実験は昔から行われているが、「ソメイヨシノに似た」品種は作れるが、ソメイヨシノとピタリと性質が一致する品種は作れていない(2014-08-15現在)。
「昔」とはどのくらい前かというと、ウィルソン(Ernest Henry Wilson、1876 – 1930)が、ソメイヨシノのオオシマザクラとエドヒガン系の雑種説を唱えたのが1916年。つまり、母親「断定」から大雑把な「エドヒガン系」に後退したということは、結果だけ乱暴にいうと、100年近く日本の研究の進歩がないということになります。
ここからは推測ですが、父親のオオシマザクラのほうは、栽培品種や株(個体)レベルの特定は重要視されていないみたいです。野生のものでも性質にバラツキが少ないのか? というよりも、そもそもオオシマザクラは野生のもので、(異種間交配でない純血のまま選別での)有名な栽培品種がないので、オオシマザクラとしか呼びようがないのか?
一方、母親のほうは、かなり絞ってやる必要があるみたいで、それが結構大変で、まだ特定できていないようです。
ソメイヨシノ同士の交配では、結実することはあっても発芽はしない。
したがって、ソメイヨシノは異なる種のサクラから生まれた雑種である。
日本中のソメイヨシノは、すべて恐らく一本の木から接ぎ木(挿し木)で増やされたクローンであろう。どの株もみんなピタリと同じ性質であることから。
この辺は、ネットで得られる文献で、どれも違いのないところです。
で、ソメイヨシノの両親は誰なのか?
かつては、新聞サイトの記事、Wikipediaはじめ各専門家?のサイトで、父親がオオシマザクラ Prunus speciosa 、母親がコマツオトメ(エドヒガン Cerasus spachiana 系の栽培品種)と断定していたので、そう信じていました。
また、記憶では、それぞれを交配して作ったタネからソメイヨシノができるかを、どっかの大学が実証実験をするとしていた。
そろそろその結果がでるころかなーと思いつつ、調べるのを忘れていたのを思い出したのでネットで結果を探したが、出てこない。
そればかりか、現在は、コマツオトメであると断定していた表現は後退しています。以下、Wikipedia日本版 2014-08-15現在より抜粋。
「2012年に千葉大の研究チームは、北関東のエドヒガンがソメイヨシノの母親と推定され、コマツオトメはソメイヨシノの母親ではなく近縁にとどまることを園芸学会で発表した。」
おそらく、2007年の千葉大のグループの発表を元にした報道(コマツオトメを母親と断定)をそのまま信じ込んでいたが、2012年の同グループの発表(コマツオトメ母親説の取り消し)は大きく報道されず、知る機会がなかった、ということのようです。
以下のアーカイブ記事がWikipediaのリンクから見つかりました。元々の記事は2007年のものです。
「ソメイヨシノの「両親」判明=オオシマザクラとコマツオトメ-遺伝子解析で
3月26日14時31分配信 時事通信
桜の代表的な品種、ソメイヨシノは、伊豆地方に固有の野生種オオシマザクラと東京・上野公園などにあるコマツオトメの交配で生み出された可能性が高いことが分かった。千葉大や静岡大などの研究チームが遺伝子を解析した成果で、30日から茨城大で開かれる日本育種学会で発表する。
ソメイヨシノの起源をめぐっては、(1)江戸時代に染井村(現在の東京・駒込付近)で育種された(2)伊豆半島に自生していた(3)韓国・済州島の王桜が先祖-との3つの学説があった。今回の遺伝子解析結果によると、染井村説が有力となる。 」
(http://web.archive.org/web/20070329190923/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070326-00000063-jij-soci)
ここに限らず、「遺伝子解析で」の殺し文句は相当インパクトがあるので、気を付けたいところです。一般人は(私を含めて)もちろん、裁判所の人たちもね。
おさらいすると、ソメイヨシノの父親はオオシマザクラ、母親はエドヒガン系の何か。「何か」は今後特定できるかもしれないし、できないかもしれない。
2007年のコマツオトメ母親説は、2012年に取り消されている。前述の「実証実験」は、意味がなくなっており、その結果を知る必要はない。
オオシマザクラとエドヒガン系の交配でソメイヨシノを作る実験は昔から行われているが、「ソメイヨシノに似た」品種は作れるが、ソメイヨシノとピタリと性質が一致する品種は作れていない(2014-08-15現在)。
「昔」とはどのくらい前かというと、ウィルソン(Ernest Henry Wilson、1876 – 1930)が、ソメイヨシノのオオシマザクラとエドヒガン系の雑種説を唱えたのが1916年。つまり、母親「断定」から大雑把な「エドヒガン系」に後退したということは、結果だけ乱暴にいうと、100年近く日本の研究の進歩がないということになります。
ここからは推測ですが、父親のオオシマザクラのほうは、栽培品種や株(個体)レベルの特定は重要視されていないみたいです。野生のものでも性質にバラツキが少ないのか? というよりも、そもそもオオシマザクラは野生のもので、(異種間交配でない純血のまま選別での)有名な栽培品種がないので、オオシマザクラとしか呼びようがないのか?
一方、母親のほうは、かなり絞ってやる必要があるみたいで、それが結構大変で、まだ特定できていないようです。
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