これで、七戸町屋内温水プールが温泉利用であるらしいことがわかったものの、泉質も源泉名も不明というのでは、少し説得力に欠けます。
ということで、後日、再び七戸町に向かったのでした。

今度は平日だ。役場も開いてるので大丈夫だ。

しかし、七戸町役場本庁舎(旧・天間林村役場)に行ってみて聞いたところ、そこには温泉分析書などないという。七戸庁舎(合併前の七戸町役場)にプールを所管する教育委員会があるとのことで、そちらに行ってみました。庁舎間は、東北新幹線七戸十和田駅を挟んで6キロメートルほど離れています。
ただ、観光や商工の部局ならともかく、教育委員会に行くのは、他市区町村でも初めてなので、少し緊張しましたね。教員出身の職員にいじめられたらどうしよう‥。そもそも仕事の邪魔するのも悪いなーと。
しかし、こちらはプールの利用者であるわけです。しかも温泉法では成分表を掲示することになっているはず。と、一応正当な理由はありそうです。遠く関東地方からお金と時間をかけて来たのです、と泣きを入れるという手まで頭に浮かびました。
あとで調べた温泉法。
第十八条 温泉を公共の浴用又は飲用に供する者は、施設内の見やすい場所に、環境省令で定めるところにより、次に掲げる事項を掲示しなければならない。
一 温泉の成分
二 禁忌症
三 入浴又は飲用上の注意
四 前三号に掲げるもののほか、入浴又は飲用上必要な情報として環境省令で定めるもの
だが、プールが浴用かどうかはちょっと微妙。
七戸庁舎では、すったもんだのやり取りがありましたが、というか、私がすったもんだしていただけですが、長ーーくなるので省略。ご親切にあちこち問い合わせていただき、源泉名を知ることに至りました。
職員の方、ご親切ににありがとうございました。_o_
で、天間館温泉ということがわかりました。これは、探した範囲では温泉ガイドや温泉紹介のウェブサイトに載っていませんし、国土地理院の地形図にも温泉記号は記されていません。専門家ではないのでよくわかりませんが、融雪用の温泉なんかと同じ扱いになるんでしょうか。地味に専ら「働く温泉」というカテゴリーの‥。
天間館という地名は今はありませんが、開業当時のプール所在地は「上北郡天間林村大字天間館字森ノ上」(現在は上北郡七戸町字森ノ上)のようです。地図で見ますと、天間館中学校のほか、天間舘神社という由緒ある社も近くにあります。
七戸町屋内温水プールの源泉はこの通りでした。湧出地はプールの住所と同一。
源泉名 天間館温泉
泉温 34.7℃(気温0.0℃)
湧出量 500リットル/分 動力揚湯
泉質 単純温泉(低張性 弱アルカリ性 温泉)

毎分500リットルは凄い。これは、加水なしで温泉旅館を余裕で賄えられる量です。これでプールの水を暖めては近くの灌漑用水路にざばざばと流しているのを想像すると萌える。
せっかくなのでお風呂に入りたい、という場合には、すぐ隣の天間林老人福祉センターがプールとは別の源泉を持っており入浴できます。ただし、平日昼間のみの営業で、一般には利用しにくい。営業9:00-16:00。料金300円。土日祝年末年始休業。

上とは別に、プールからは少し離れますが(自動車ならばすぐです)、役場の近くに天間林温泉という立ち寄り湯があり、営業時間も長く便利です。そこは600リットル/分と、さらに上を行く豊富な湯量です。案内はこちら(七戸町雇用創造協議会のサイト)。国道R4沿いに案内があるので迷わないと思います。
七戸庁舎でついでにお聞きしてみたところ、町内の七戸町B&G海洋センターのプールも、やはり温泉熱利用ということでした。ただし、2011年度は休業中。
泳いで残そう温泉プール。
(追記2011-11-20)
このあと専門家の方のサイトが見つかりました。かなり前の天間林村の合併前から紹介しておられるようです。事前に旧村名で検索していれば、少し手間が省けていたかも。
「森ノ上2号泉」となっているので、源泉名に変更があったのか、あるいは温泉を掘り直したのかも知れません。
ということで、後日、再び七戸町に向かったのでした。

今度は平日だ。役場も開いてるので大丈夫だ。

しかし、七戸町役場本庁舎(旧・天間林村役場)に行ってみて聞いたところ、そこには温泉分析書などないという。七戸庁舎(合併前の七戸町役場)にプールを所管する教育委員会があるとのことで、そちらに行ってみました。庁舎間は、東北新幹線七戸十和田駅を挟んで6キロメートルほど離れています。
ただ、観光や商工の部局ならともかく、教育委員会に行くのは、他市区町村でも初めてなので、少し緊張しましたね。教員出身の職員にいじめられたらどうしよう‥。そもそも仕事の邪魔するのも悪いなーと。
しかし、こちらはプールの利用者であるわけです。しかも温泉法では成分表を掲示することになっているはず。と、一応正当な理由はありそうです。遠く関東地方からお金と時間をかけて来たのです、と泣きを入れるという手まで頭に浮かびました。
あとで調べた温泉法。
第十八条 温泉を公共の浴用又は飲用に供する者は、施設内の見やすい場所に、環境省令で定めるところにより、次に掲げる事項を掲示しなければならない。
一 温泉の成分
二 禁忌症
三 入浴又は飲用上の注意
四 前三号に掲げるもののほか、入浴又は飲用上必要な情報として環境省令で定めるもの
だが、プールが浴用かどうかはちょっと微妙。
七戸庁舎では、すったもんだのやり取りがありましたが、というか、私がすったもんだしていただけですが、長ーーくなるので省略。ご親切にあちこち問い合わせていただき、源泉名を知ることに至りました。
職員の方、ご親切ににありがとうございました。_o_
で、天間館温泉ということがわかりました。これは、探した範囲では温泉ガイドや温泉紹介のウェブサイトに載っていませんし、国土地理院の地形図にも温泉記号は記されていません。専門家ではないのでよくわかりませんが、融雪用の温泉なんかと同じ扱いになるんでしょうか。地味に専ら「働く温泉」というカテゴリーの‥。
天間館という地名は今はありませんが、開業当時のプール所在地は「上北郡天間林村大字天間館字森ノ上」(現在は上北郡七戸町字森ノ上)のようです。地図で見ますと、天間館中学校のほか、天間舘神社という由緒ある社も近くにあります。
七戸町屋内温水プールの源泉はこの通りでした。湧出地はプールの住所と同一。
源泉名 天間館温泉
泉温 34.7℃(気温0.0℃)
湧出量 500リットル/分 動力揚湯
泉質 単純温泉(低張性 弱アルカリ性 温泉)

毎分500リットルは凄い。これは、加水なしで温泉旅館を余裕で賄えられる量です。これでプールの水を暖めては近くの灌漑用水路にざばざばと流しているのを想像すると萌える。
せっかくなのでお風呂に入りたい、という場合には、すぐ隣の天間林老人福祉センターがプールとは別の源泉を持っており入浴できます。ただし、平日昼間のみの営業で、一般には利用しにくい。営業9:00-16:00。料金300円。土日祝年末年始休業。

上とは別に、プールからは少し離れますが(自動車ならばすぐです)、役場の近くに天間林温泉という立ち寄り湯があり、営業時間も長く便利です。そこは600リットル/分と、さらに上を行く豊富な湯量です。案内はこちら(七戸町雇用創造協議会のサイト)。国道R4沿いに案内があるので迷わないと思います。
七戸庁舎でついでにお聞きしてみたところ、町内の七戸町B&G海洋センターのプールも、やはり温泉熱利用ということでした。ただし、2011年度は休業中。
泳いで残そう温泉プール。
(追記2011-11-20)
このあと専門家の方のサイトが見つかりました。かなり前の天間林村の合併前から紹介しておられるようです。事前に旧村名で検索していれば、少し手間が省けていたかも。
「森ノ上2号泉」となっているので、源泉名に変更があったのか、あるいは温泉を掘り直したのかも知れません。