寝袋を持っているので野宿でもするかと思っていましたが、好天で猛暑と言えるくらいだった海沿いの一帯は、昼過ぎから急に濃い霧が立ちこめ、気温がぐんと下がってしまいました(この霧が「やませ」らしいです。以前は季節風のことと思っていた)。

少し心細くなって往路で見かけて覚えていた宿泊施設名をスマートフォンで検索すると、携帯向けのサイトに「水が出ないので入浴も食事もできませんが泊まってください」と。ホテル三陽という。(以後の写真はいずれも翌朝に撮影。)

場所はだいたい分かっているので、恐る恐る電話してみました。なぜ恐る恐るかというと、連絡先は携帯電話の電話番号。固定電話が復旧する前の投稿なのか。(あとで調べたら固定電話は不安定らしい。)
値段を聞いたら3500円とのこと(2011年6月時点。条件と最新の状況はお問い合わせください)。
野宿では地元にお金が落ちないので、地元経済への貢献度は低いです。泊まれるならば泊まったほうがいいですね。
気仙大橋(および姉歯橋)が津波で流出しているため(7月に仮設橋で仮復旧予定)、カーナビが役に立たず迂回路を遠回り(国道R343と県道R34の山間部経由)で示したりで、迷ってたどり着けない客が多いそうです。

そのため遠回りしないですむ地元用迂回路(廻館橋西詰をすぐ南下し気仙川西側沿いを走行)を丁寧に説明してくれるが、それを丁重に断った上で(往路で使ったのでだいたい覚えている)、市街地近辺にコンビニと銭湯がないか聞いてみました。
蛇足ながら、これも少々驚いたことに、陸前高田市内の災害後の不通区間の情報は、FM電波のVICS情報で最新のものを常に配信してくれています。おかげで私のカーナビは概ね検索表示できていました。

地元用迂回路は概ね(PCのIEでご覧ください)このようなルートですが、交通を円滑にするために(公安委員会の強制の規制ではない)上下線で一方通行に振り分けている区間があります。被害の大きかった集落内、崩壊した法面近くを経由します。現地の案内板に従って注意して走行してください。

日が暮れたし、おなかが空いた‥。
コンビニは、ローソンの仮店舗が鳴石団地の入り口にでき、その向かいに小さな商店があります。

銭湯は、国道R340沿いに仮設が1件あり(復興の湯。大石公民館)、最近、立ち寄り湯も営業を開始したとのこと(鈴木旅館)。(あとで調べたら、他にも山奥になるが玉乃湯(陸前高田市玉山休養施設)がある。)

鈴木旅館は当日はもう暗かったため場所が分からず(何人か地元の方にも聞いてみたのですが)、翌朝に場所を確認しました。

さて復興の湯(仮設独特の味があって、とてもよかった。被災された方にはまことに恐縮ですが、お許しください)で汗を流させていただき、コンビニで食料を調達して(品目は努力は見られますが、限られています)、ホテル三陽に到着です。
ホテルとありますが、ビジネスホテル形式ではなく、和風旅館でした。
テレビは我が家と同じくアナログです(被災三県はアナログ放送の延長が決まっていますのでご心配なく)。
とにかく広いお部屋でお布団で気持ちよく眠れます。やませで凍えることもない。幸せ。
断水で洗濯が困難なためか、寝巻きの備え付けはないようでした。私は寝巻き用のジャージを持ち歩いていますが、浴衣派の方はご持参を。
トイレが基本的に屋外となるのがやや不便ですが、被災された方のご不便にくらべれば何ともないでしょう。

断水にも関わらず部屋に湯茶のセットがあるのはありがたいことです。翌朝食堂でいただいたお茶は美味しかった。宿には朝刊もちゃんと届いています。
あとで聞いたら、食事提供ができないうちは飲食物は持込可能だそうで、ボランティアと地元の方の混成グループが食堂で食事持込の宴会をやってました。缶ビールは宿で販売しています。
最新の状況はこちらで。
ホテル三陽(陸前高田市)さんの Twitter
http://twitter.com/#!/hotel_sanyo
バス停はホテルの目前にあります(国道福住停)。しかし岩手県交通の長距離路線バス(大船渡県立病院前-大船渡駅-高田駅口-一関駅前線)は一部復旧したものの現在は当バス停を経由せず、当バス停-鳴石団地前間の無料バス1往復しかありません。
したがって、陸前高田市街地から長距離バスからの乗り継ぎで来るのにもまだ不便で、事実上自家用車でのアクセスのみです。
なお、低地が壊滅状態にあるため、現在は高台にある鳴石団地前、陸前高田ドライビングスクール前、サンビレッジ陸前高田がバスのターミナル機能を代替しています。

道路を挟んで反対側の海産物直売所(漁業施設被害と断水のため休業状態)が一時期避難所になっており、市が運行しているバスも何便かあったようですが、現状はよくわかりませんでした。
(PCのIEでご覧ください)仙台方面からは三陸道、未開業部分は一般道(国道R45)で、松島付近で少し渋滞気味になるのを我慢すれば、比較的快適にたどり着くことができます。
宮城-岩手の県境を越えてすぐ左手。
(このページの内容は2011年6月時点の状況です。)

少し心細くなって往路で見かけて覚えていた宿泊施設名をスマートフォンで検索すると、携帯向けのサイトに「水が出ないので入浴も食事もできませんが泊まってください」と。ホテル三陽という。(以後の写真はいずれも翌朝に撮影。)

場所はだいたい分かっているので、恐る恐る電話してみました。なぜ恐る恐るかというと、連絡先は携帯電話の電話番号。固定電話が復旧する前の投稿なのか。(あとで調べたら固定電話は不安定らしい。)
値段を聞いたら3500円とのこと(2011年6月時点。条件と最新の状況はお問い合わせください)。
野宿では地元にお金が落ちないので、地元経済への貢献度は低いです。泊まれるならば泊まったほうがいいですね。
気仙大橋(および姉歯橋)が津波で流出しているため(7月に仮設橋で仮復旧予定)、カーナビが役に立たず迂回路を遠回り(国道R343と県道R34の山間部経由)で示したりで、迷ってたどり着けない客が多いそうです。

そのため遠回りしないですむ地元用迂回路(廻館橋西詰をすぐ南下し気仙川西側沿いを走行)を丁寧に説明してくれるが、それを丁重に断った上で(往路で使ったのでだいたい覚えている)、市街地近辺にコンビニと銭湯がないか聞いてみました。
蛇足ながら、これも少々驚いたことに、陸前高田市内の災害後の不通区間の情報は、FM電波のVICS情報で最新のものを常に配信してくれています。おかげで私のカーナビは概ね検索表示できていました。

地元用迂回路は概ね(PCのIEでご覧ください)このようなルートですが、交通を円滑にするために(公安委員会の強制の規制ではない)上下線で一方通行に振り分けている区間があります。被害の大きかった集落内、崩壊した法面近くを経由します。現地の案内板に従って注意して走行してください。

日が暮れたし、おなかが空いた‥。
コンビニは、ローソンの仮店舗が鳴石団地の入り口にでき、その向かいに小さな商店があります。

銭湯は、国道R340沿いに仮設が1件あり(復興の湯。大石公民館)、最近、立ち寄り湯も営業を開始したとのこと(鈴木旅館)。(あとで調べたら、他にも山奥になるが玉乃湯(陸前高田市玉山休養施設)がある。)

鈴木旅館は当日はもう暗かったため場所が分からず(何人か地元の方にも聞いてみたのですが)、翌朝に場所を確認しました。

さて復興の湯(仮設独特の味があって、とてもよかった。被災された方にはまことに恐縮ですが、お許しください)で汗を流させていただき、コンビニで食料を調達して(品目は努力は見られますが、限られています)、ホテル三陽に到着です。
ホテルとありますが、ビジネスホテル形式ではなく、和風旅館でした。
テレビは我が家と同じくアナログです(被災三県はアナログ放送の延長が決まっていますのでご心配なく)。
とにかく広いお部屋でお布団で気持ちよく眠れます。やませで凍えることもない。幸せ。
断水で洗濯が困難なためか、寝巻きの備え付けはないようでした。私は寝巻き用のジャージを持ち歩いていますが、浴衣派の方はご持参を。
トイレが基本的に屋外となるのがやや不便ですが、被災された方のご不便にくらべれば何ともないでしょう。

断水にも関わらず部屋に湯茶のセットがあるのはありがたいことです。翌朝食堂でいただいたお茶は美味しかった。宿には朝刊もちゃんと届いています。
あとで聞いたら、食事提供ができないうちは飲食物は持込可能だそうで、ボランティアと地元の方の混成グループが食堂で食事持込の宴会をやってました。缶ビールは宿で販売しています。
最新の状況はこちらで。
ホテル三陽(陸前高田市)さんの Twitter
http://twitter.com/#!/hotel_sanyo
バス停はホテルの目前にあります(国道福住停)。しかし岩手県交通の長距離路線バス(大船渡県立病院前-大船渡駅-高田駅口-一関駅前線)は一部復旧したものの現在は当バス停を経由せず、当バス停-鳴石団地前間の無料バス1往復しかありません。
したがって、陸前高田市街地から長距離バスからの乗り継ぎで来るのにもまだ不便で、事実上自家用車でのアクセスのみです。
なお、低地が壊滅状態にあるため、現在は高台にある鳴石団地前、陸前高田ドライビングスクール前、サンビレッジ陸前高田がバスのターミナル機能を代替しています。

道路を挟んで反対側の海産物直売所(漁業施設被害と断水のため休業状態)が一時期避難所になっており、市が運行しているバスも何便かあったようですが、現状はよくわかりませんでした。
(PCのIEでご覧ください)仙台方面からは三陸道、未開業部分は一般道(国道R45)で、松島付近で少し渋滞気味になるのを我慢すれば、比較的快適にたどり着くことができます。
宮城-岩手の県境を越えてすぐ左手。
(このページの内容は2011年6月時点の状況です。)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます