ぶうりんの希望の種まき新聞

絶望的雑感有りの希望的投稿ブログ。
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「スタンドアップ」

2010年11月26日 | 女性・DV
ずっと、観たいと思っていた映画「スタンドアップ」を
やっと観ることができました。

2006年アメリカ 原題「NORTH COUNTRY」 監督:ニキ・カーロ
主演:シャーリーズ・セロン
公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/standup/

夫のDVから逃げるように子ども2人を連れて実家に帰るジョージー役にシャーリーズ・セロン。
彼女は、親から独立して子どもを育てるために、働きに出るんだけど、男と同等の給料がもらえる鉱山労働を選んだ。
そこにはものすごいセクハラ・いやがらせが待ち伏せていて、既にそこで働いていた女性たちは、ただ我慢することで波風立てずにやり過ごしてきた経緯がある。
けれど主人公は、男たちのやり方に我慢ができないから、上司に訴えたりするんだけど、事実は隠蔽されてしまうのに、いやがらせは激しくなる。
彼女に対してだけではなく、他の女性に対する嫌がらせも激しくなるから、女性の中で主人公は孤立してゆく。
孤立してしまった彼女は鉱山を辞めて、裁判に訴える。
そのエネルギーはどうやって培ってきたのかと思うんだけど、そこは描かれていなかった。
始めたった一人だったけれど、もともとの友人だった夫婦の友だち(弁護士)の力を得て、彼女は、これから鉱山で働く女性たちのために立ち上がった。
そして、一人また一人、立ち上がっていくんだよねぇ。
それで、集団訴訟になって、勝訴するわけ。気持ちいい映画でした。

このストーリーは事実に基づいて作られているんだけど、ま、すべてじゃないと思う。
息子(長男)が高校教師のレイプによって16歳でできた子どもで、そういう噂が長男の同級生でも広がっていて、子どもが責められていたんだと思うけど、彼女は息子に「アバズレ!」と呼ばれてしまうんだよね。その二人の心の葛藤がとても辛いんだけど、終わりの方で、とてもステキに分かり合えてるんだな。そこは、皆さんご自分で観て感動して欲しい所。
あと、シングルマザーになることや鉱山で男勝りに働くことに無理解だったお父さんとの葛藤もみごとに描いている。ここも見所。

とにかく、見どころ満載の映画でした。
ぜひみんなもDVDをチェックしてみて!
TUTAYAで100円でした。これはお得ですよ。

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