ぼんさい塾

ぼんさいノートと補遺に関する素材や注釈です.ミスが多いので初稿から1週間を経た重要な修正のみ最終更新日を残しています.

イベント駆動

2010-10-15 16:32:33 | 暮らし
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「Cから見たC++」で予定していた「4.イベント駆動」(とこれを想定していた「5.テンプレート」)は適当なサンプルを作れなかったので「4.その他」に入れます.イベント駆動は数値計算や「アルゴリズムとデータ構造」流のプログラムとはプログラミング・パラダイムが異なりますが,不自然な例で力んで説明する必要はないような気がしてきました --- 多態性も 「おまけ(無視してよい)」 としたレベルでのバランスです.

これに関連した「イベント駆動 C++」等の Google 検索では

[1] イベント駆動型プログラミング - Wikipedia
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E9%A7%86%E5%8B%95%E5%9E%8B%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0  
[2] 高速なイベント駆動IOライブラリ mpio - 古橋貞之の日記
    http://d.hatena.ne.jp/viver/20080205/p1
[3] イベント・ドリブンな組み込み系 ソフトウェアの設計とプログラミング
    http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/37/37371/37371_7syo.pdf
[4] もう一度基礎からC言語 第38回 プログラミングの周辺事項(1)~Cで書い ...
    http://www.grapecity.com/japan/powernews/column/clang/038/page02.htm
[5] Visual C++ の初歩(No.2)
    http://sakura.bb-west.ne.jp/spr/damayan/vc/visualc2.htm

等が見つかりました.上図は

[6] Borland Delphi for Windows,コンポーネント開発者ガイド (ソフトウェア付属資料)

の目次の一部です.年配の先生が指導者である学生諸君は研究室にボーランド社のC/C++,Delphi に関する資料があるかもしれません.1980年代後半から1990年代にかけて発行されたボーランド社の資料はプログラマのバイブルといえるほど充実しています.「Turbo Vision for C++, User's Guide」は MS-DOS 用のソフトの付属資料ですがその内容は今でも参考になります.例えば,第1部 第5章に「イベント駆動型プログラミング」.

[7] ボーランド - Wikipedia
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89

補足: (ユーザから見た素朴な意味での)イベント駆動自体は構造化やオブジェクト指向とは関係ありません.電話機ごとの独立した要求を実時間で処理する電子交換機の呼処理プログラムは(広義の?)イベント駆動の典型ですが,1960年代はアセンブリ言語で書かれています.
蛇足: 1970年代に電話機の加入者回路LSI化の方式設計に従事し,「i8080A」のプログラムを「i1702A」に書き込んで「Intellec 8」を“私設交換機もどき”として使いました. --- 「」の説明はGoogle 検索で見つかります.Intellec 8 の youtube 画像も見ました.内外とも懐古趣味の暇な方が多いようで,各位に感謝しています.