リスボンも女性の一人旅には適した(?)街で、昼間観光している分には何の問題もない。もっとも歩くのは早い方だし「道がわからなくてウロウロ」といった様子は見せないようになど、それなりに気配りはしてたけど。
ホテルで朝食を取った後、たまたま観光客の流れに沿って歩いていてたどり着いてのが『サンタ・ジュスタのリフト(エレベーター)』って奴。列が比較的短かったもんだからつい並んじゃったが最後・・・、乗り込むまでに時間がかかるのなんのって。これは写真だけとって次の目的地にさっさと向かうのが正解ですな。
眺めのいい公演だったり屋内の彫刻が見事な境界だったり、規模は小さくても意外と楽しめる。リスボンの教会は「当時のバリバリのカトリック教会はこんなだったのか」と『天正遣欧少年使節』を思い出して感慨深い感じがした。「感慨深い」ってったって、自分が来たわけでもご先祖様が来たわけでもないのだけど、小学生の頃に『天正遣欧少年使節』の本か何かを読んだ記憶があって、懐かしくなってしまったわけだ。今やすっかりアメリカの言いなりっぽいけど、昔ポルトガルから色々教わっていた歴史を日本人は忘れてしまったんだろうね。
トラムの中はスリが横行しているというので、ちょっとお高いけどトラムツアーに参加して雰囲気を味わうことにした。
ツアーならバッグの中身を気にすることなく外の景色を楽しめるもんね。ただビックリしたのは空気が汚れていること。排気ガスの匂いがすごいんだよね。これはディーゼル車が坂道を駆け上がるせいだと思うよ。最近ロンドンを旅した友人は「ロンドンは空気が悪くて辛かった」と言うが、リスボンはロンドンの比ではない。
細い石畳の道をトラムと車とトゥクトゥク(?)が混ざって走ってるんだもんね。そりゃ空気も汚れるわ。