峰の茶屋から山頂へのルートは視界が開けているせいか辛さは感じない。山頂付近の平坦な部分を歩き気持ちも軽いまま山頂に着いた。
登り初めの時よりガスっぽくなって景色はあまり楽しめない。本当だったらここでゆっくりしてガスが晴れるのを待ち、周りの景色を十分に楽しむべきって分かっている。分かってるんだけどセッカチなんだろうな。写真を何枚かとったらロープウェイ山頂駅に向かって下りることにした。
下りも岩だらけで、何箇所かでは岩と岩の間をヒョイヒョイと飛ぶように下りた。里山育ちで小さい頃に岩だらけの坂を駆け下りていた私は、足への衝撃をどうやって吸収したらいいか体で覚えている。「犬夜叉のようだ」と悦に入りながらも、「トレッキングですべき行為ではない」と自分を戒め、すぐに時間をかけて慎重に下りるよう意識を切り替える。それにしてもだ、ロープウェイ山頂駅から茶臼岳山頂までのルートって一般の観光客にも「楽に登れます」って感じで紹介されてなかったっけ?そこまでお気楽か
上から見下ろすとこんな感じなんですけど
岩だらけの傾斜が終わるとダラダラと砂利や砂だらけの下りが続き、そっちの方が危ない感じがする。無事下りて「今日の目標は達成したからロープウェイで降りよう」と駅に着いたら、な、なんと下りの始発は9時だった。嘘でしょ 40分近くもあるじゃないの
でもベンチで休んでいる間に上半身に疲労を感じたので他の選択肢を捨て始発を待つことに。夏のシーズン真っ盛りなのに平日だからか始発から降りてくる人がいない。当然山頂駅から山麓駅に向かうのは私一人。峰の茶屋にいた他の人たちは朝日岳に行ってるんだろうな。
さて今回は「峠の茶屋=峰の茶屋=茶臼岳山頂=ロープウェイ山頂駅=ロープウェイ山麓駅」というルートだったわけだけど、難点が一つ。そう、ロープウェイ山麓駅から峠の茶屋駐車場までは10分の登りが待っているということ。最初に山麓駅の駐車場に車を停めて、峠の茶屋への道は最初に登っておけよってことよね。分かってるの、分かってるんだけど、ついねぇ。で、疲れが上半身を覆う頃に坂を上がるわけだ。バカだねー。
今回のデータ。
タイム1時間45分、距離3.3Km、上り427m、下り227mそれにしても「山頂」というものを経験したのは初めて
また登りたいかって?う〜ん、山頂にはこだわりがないんだよねぇ。ともかく、チェックリストに一つ印をつけたっていう充足感を味わいながら家に向かったのでした。
月曜日、天気も良さそうなので山に登ることにした。朝6時30分過ぎに峠の茶屋駐車場からトレッキング開始。前回の息切れはペースが速かったのが理由かもと思い、ゆっくり歩くことに。でもやっぱり数分経つかどうかの時点でゼイゼイし始める。経験が少ないからかなぁ。このルートは後半の上りは楽だし、動悸はしないので問題なしと判断して足を止めないことを最優先とする。足を止めるのはスマホで写真をとる数秒だけだ。
しばらくはそんなに楽な登りでもないのに写真を撮るような開けた場所もなく、足を止める言い訳がない。やっと朝日岳の稜線が見えるようになるとホッとする。
視界が完全に開けて峰の茶屋に立つ避難小屋が見え始めると傾斜がなだらかなので気持ちも楽だ。やっぱり青空っていいわね。
峰の茶屋に到着。ゆっくり歩いたつもりだったけど立ち止まることがなかったせいかマップに50分と記載されているところを35分で登ったようだ。もっとも友人と話して気付いたのだが、私がマップに記載された時間より速く歩けたのは荷物が軽かったせいかも?今回短時間の予定でもあったし涼しかったので持っていった水は200ml程度に過ぎない。ハハッ、山ガールを名乗る資格もないわね
。飲料をもっと持っていたら、上半身が極端に弱い私はザックの重みで疲れ頻繁に足を止めていたに違いない。
10分弱程度休憩して茶臼岳山頂に向かう。途中、休憩した避難小屋を見下ろすと気持ちが良かった。
(その2へ続く)
「関東甲信越が梅雨明け」と発表されても雨が降っていた那須だけど、その数日後にはさすがに晴れの予報だったので早起きして山でも登るかと思っていたら大寝坊。これから行くと駐車場に着くのでさえ10時を過ぎてしまう
。ライブカメラで見る峠の茶屋駐車場は満車だったが「那須高原自然の家」前の駐車場なら空いているはずと、のんびり出かけてみた。案の定、駐車場には数台の車しかなく、そこから那須自然研究路へ。那須観光協会のトレッキングマップ紹介でも「のんびり歩きトレッキングに」と書いてあったので「のんびり
」を期待して歩き出したら、結構傾斜がきつかった
。そりゃそうだよね、山腹なんだもの。普段歩いてさえいない私には十分でありまする。
10時を過ぎていたので気温は高いものの、木立の中は十分気持ちいい。しかし歩く気満々の私には不安材料が一つあった。そう、誰もいないってこと。いや、こんな時節ですから狭い道ですれ違うたびマスクをかけるのも面倒な訳で、人が少ないなら嬉しい限り。とはいえ、森の中に私一人ってのはね。平気なんですよ、普通なら。先日平野部でゴルフをした時に「10番ホールに子グマが出たので気をつけて」なんて言われてなければ・・・。
2種類のクマよけの鈴を鳴らして歩くことにし(鈴に慣れたクマに鈴の音は「おやつの時間」と思わせるような逆効果だとか、いやいや人に嫌な目に遭わされたことのあるクマには効果ありとか、どうやってクマの心情なんぞを推し量れって言うのよ
)、高速道で地元ナンバーのセダンが覆面パトカーではないかと疑いながら走る時と同じぐらい(?)左右に注意を怠らない。リュックにはクマ撃退スプレーも入ってはいたけれど、出しておいた方がよかったわね。
まあ、ビクビクしながら散策してもいいことはないので、先に進まず駐車場に戻ってから少し開けた道を歩き、結局8の字を描く形で1時間の散策を終えた。
歩き始めのような傾斜を立ち止まることなく50分歩けるようになるには、どれだけトレーニングしないといけないのだろう。まあ、焦らず少しずつ、クマが出ても私だけが餌として認識されずに済むような人気のコースを選んで、短いハイキングを楽しむことにしようっと。
少し前のこと。まだ新型コロナも怖いので知らない人と4バッグというのもカートで密になるような気がして、1バッグでのんびりラウンドすることにした。インスタートから3ホールほどプレイした時、後ろからキャディさんがカートに乗ってやってきた。「誰かの忘れ物でも探しに行くのかな」と思っていると、私のカートの後ろに止まってこちらにやってきて話しかけてくる。「なんか、10番ホールでクマが出たらしいんで、気をつけてプレイをお願いしますね。」
へっいやいや、気をつけてプレイって言われても、どうすんねん?「10番ホールって、インコースのスタートホールってことでしょ?クラブハウス近いのに・・・。タヌキじゃないの?」「タヌキより大きくって黒いらしいんですよね。子グマみたいです。」
こんな時はアップルウォッチが必要だと思ったね。ただでさえボールやら距離計やらを腰からぶら下げてラウンドしているのに、スマホまでポケットに入れたりしたんでは邪魔でしょうがない。とはいえ、カートから離れているときにクマが出たらスマホなしでは連絡のしようがない。
最近の那須は別荘地の近くだろうがどこだろうがクマの目撃情報がある。昔はなかったんだけどなあ。やっぱり食べ物ないのかな。「これからはクマよけの鈴をカートにつけてラウンドしないと」と思った1日でした。
1週間ぶりに那須に戻った。何に驚くって、たった1週間なのに他県ナンバーの車が多くなったこと。行きつけのスーパーはもともと観光客や別荘族が多く利用するところだが、「県境をまたぐ移動制限」が外れた直後はまだ那須ナンバーばかりだったのに、今や地元ナンバーと県外ナンバーが同じぐらいの数みられるほどだ。すごーくホッとするなあ。まだまだ With コロナの模索が続くとしてもね。地元ナンバーしかいない状況は原発事故による観光客の激減時期以来だったもの。
毎年毎年、那須の新緑シーズンが早まりかたが加速している。GWに新緑なんてありえなかったのに。
それでもまた美しい季節がやってきたことに感謝して日々を過ごす。我が家では庭は新緑真っ盛りでツツジやヤマブキが満開の花を咲かせているが、この喜びは都会では味わえないのだから。
東京で30度近くまで気温っても田舎は、特に夕方にはすっかり秋だ。まあ、10月なのだから当然ではあるけれど、今年は本当に秋が来るのが遅かった。
庭を歩くと春と違って綺麗な花は見当たらないが、ガマズミの実が存在感を放っている。「ここの雑木はナツハゼと何だっけ?」とずっと思い出せずにいたのに、赤い実を見た瞬間に名前を思い出した。部屋に飾ろうと枝を折りながら一緒に活ける花を物色すると秋色に変わったアジサイと野アザミが目に入った。
アザミなんて普段は厄介者なのに、こうやって飾ると悪くない。これなら茶花として使うのも分からなくはないけど・・・。庭に生えててごらんなさいよ、繁殖力すごいわ、葉っぱはギザギザしていて痛いわって、もう邪魔でしょうがないから。
アザミのファンは他にも。それは蝶々です。ニホンミツバチは数ミリしかないような小さな花の蜜を集めるけど、蝶々は口が長いせいか我が家ではアザミを好んで蜜を吸っております。今日はニホンミツバチもモンキチョウが 忙しく蜜を集めているわ。話はどんどん変わるけど、ニホンミツバチって久しぶりに見たなあ。
あまりの暖かさにどこかでヤマザクラが咲いたとニュースになっていたが、我が家ではヤマツツジが咲いている
。日当たりの良い場所に育っているから、秋以降に急に暖かくなるとすぐ咲いちゃうんだけどね。
それにしても那須も暖かい。もう25年以上も「コタツのないのは8月だけ」という生活だったのに、10月初旬でさえコタツのない和室はすっきり。10月で夜になってコタツもファンヒーターも使わないって・・・、初めてだわ〜
温暖化対策で自分で出来ることを考えたら、まず寒い時期には厚着することだなエアコンが普及した現代では薄着ファッションが主流だけど、せめて自宅ではニット等を多用して暖房しすぎないよう心がけよう。
とは言えまだまだ暖かいんだよね。 今年の紅葉は遅そうだなあ。
灼熱地獄の東京から逃げようと、まずは那須にやってきたのだけど・・・、暑い。某ホテルのHPで『東京よりマイナス6度平均気温19度
』という謳い文句を見つけたけど、どうも3年前のHPだったようで
。たった3年で環境が激変したのか
まあ、確かに、こんなに暑くて「エアコン入れなきゃ熱中症で死ぬ
」と感じるのは去年あたりからのような・・・。
天気予報でチェックすると、最近の夏の那須は茨城北部の海沿いの町より気温が高い。昔だったらありえないことなんだけどなあ。午前中はなんとか過ごせたが、午後には室温30度、湿度70%の熱中症危険区域(?)に突入しました
。
そんな那須だけど、こと花を楽しむ期間という意味では東京とは大きく違う。那須街道のアジサイは終わってますけど、少し標高が高くなるとまだまだアジサイが咲いている。下の写真は庭で今咲いているアジサイの一部。
基本的に園芸種を植えないポリシーだったはずなのに、数種の園芸種が植えられているのはご愛嬌。
相変わらず昔に比べて新緑が早い那須。GW突入前にも関わらず標高の低いところから新緑が始まっている。ソメイヨシノは散り、しだれ桜も終わり。が、山々や林の中、道のそば、ゴルフ場、いたるところに見られるヤマザクラはまだ見応えがある。
桜は終わりでも新緑の美しい季節はこれからだ。夏までの間、自然を感じながら生活することの素晴らしさを存分に味わおう