「もののあはれ」の物語

古き世のうたびとたちへ寄せる思いと折に触れての雑感です。

日田二日目 おおやま梅林

2008年03月19日 | 旅の足あと
 日田の宿の朝、有名な「日田の底霧」と民謡に歌われる朝霧が、盆地の底に立ち篭め、露天風呂からの景観を楽しみました。

 この日はロビーで見かけた「おおやま梅林」のポスターの"梅2000本"の誘いに乗って、阿蘇小国方向に車で20分ほどの山中の梅林に出かけました。梅祭りが昨日で終わったばかりで、人影もなく、夫の言を借りると「桃源郷」を思わせるのどかな風景でした。
 大分の梅の名所で、紀州の梅に劣らないと土地の人は胸を張ります。夫は4年目という苗木を、収穫は誰がするのと、私に笑われながら買っていました。

 日田市外に引き返し、お目当ての「いたや本家」のうなぎの昼食です。せいろ蒸しの好きな食材を,ご飯を残しはしたものの、7分どおりの量を食べられることに感慨がありました。

 帰途は、耶馬渓を経由して山国川沿いに中津に抜けて、北九州都市高速というコースでした。

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<大山梅林の見渡す限りの梅>


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2 コメント

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天開萬国歓 (香HILL)
2008-03-20 23:56:45
梅林2枚目(桃源郷・・)の写真は構図抜群・樹齢100年以上か?と思わせる太い幹がインパクト。人気(ヒトケ)ゼロが更に良し。
拡大して額縁にはめ込んでもよろしかろうも、もう来週には櫻チャンが開花するとかで展示期間が短い心配。

季節も気ぜわしく動いていますね。

先日、書道の勉強を長くされていた方が、80歳を向かえ、筆を絶つ決心をされ、使い古しの筆9本他のお裾分けを
受けました。頂いた古い書道雑誌2冊を眺めていたら、天開萬国歓の5文字。
注釈に”春が来て 四海太平を 歓ぶ”とあり。
目下、世の中、太平とは言えませんが素直に春到来を歓びたいですよね。
歳を取れば取るほど春は嬉しくなる・・とは至言。

三隅川の写真で思い出しました。写真中央の水門(転倒ゲート)が開いていて堰止めされていない状態。
たしか昭和37年設置で三菱重工業・長崎が製作者だったかな?あの黒髪の頃を懐古。

そう言えば、鰻にもご無沙汰中。
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筆を絶つ (boa !)
2008-03-22 05:29:30
同年齢のお方の、潔い決断に敬服します。
きっと、悔いのない一筋の道を歩いてこられた方でしょうね。「四時の序功を成す者は去る」とか、「功成り名遂げて身退くは天の道なり」とか申します。

PCから離れることが出来ても、下手な絵を捨てることは難しそうです。
未練たらしく、ああでもない、こうでもないと続けることと思います。
天開萬国歓と大きく悟ることは到底叶わないでしょう。

三隅川の畔に立つ黒髪の偉丈夫を髣髴しています。過ぎし夢を辿ることのなにがしかのお役に立ててよかったです。

今度は書のほうにご精進ですか
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