「もののあはれ」の物語

古き世のうたびとたちへ寄せる思いと折に触れての雑感です。

描き初め

2009年01月10日 | 絵とやきもの
 今日は一ヶ月ぶりに墨彩画の仲間達と初会合をもちました。
 家族の心配事を抱えていて気持ちの集中ができない人、まだ正月気分が抜けず、描く気になれなくてもっぱら批評に回る人と、みなさん枚数がはかどらない中で、私は珍しく気分が乗って、2時間の間に5枚を仕上げました。その中からの2枚です。
 蕗の薹を見つける毎朝の楽しみは、春の足音を聞く楽しみです。毎回描く蕪ですが今回は自分で気に入った一枚です。





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4 コメント

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陽春の朗報 (boa !)
2009-01-12 13:23:03
おめでとうございます。復帰なさったのですね。気づかずにいました。
まだ冬眠中と勝手に思い込んでいました。これだから「老耄」というのです。

素直に蕪への賛辞をお受けしました。ありがとうございます。少しだけ自在になれました。

いつも、「紙の中にまとめ納めようとバランスを取っているために、絵が縮んでいる」といわれていましたが、墨を入れたら後は筆にまかせると開き直ったのがよかったのかもしれません。失敗も多くはなりましたが。

蛙さんのめでたい”くわい”で、久々のラグカラーにお目にかかり「春から縁起がいい」と大喜びしています。
これから早速ゆっくり手前に戻って拝見いたします。
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国士13面待ち (boa !)
2009-01-12 13:07:54
自在にありたいと念願する稽古始です。
器用がいけないと、褒められているのではなく、節操のなさ、いつまで経っても画風が定まらないのを軽蔑されています。
どうにでも展開してしまう描き様が自分でもときに情けないのではありますが、今年はもう開き直りです。
その1枚が自分ひとり納得の蕪です。

初打ちは、ドライバーの飛距離が飛躍的に延びた報告かと思っていました。
”打つ”ことは、今は昔、大の字の付く好きでしたが、もう中島敦の「名人伝」よろしく、すっかり無縁の遠~い世界です。二人きりの暮しですので。

世にはばかるのは、偏に体格のせいですから「存在感」を誤解なさいませんようにお願い致します。
つぎつぎに趣味の世界の粛清をなさるご隠居さんのお気持ちよく判る気がします。
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会心の笑み ()
2009-01-12 10:46:49
気分が乗って… さすがに佳い作品です。
お顔もほころび、楽しみになりますね。
 自信と希望に満ちて、大きく捉えた蕪、洒脱な味がします。白磁のようななめらかさと艶、葉は織部。瑞々しい色のにじみがうつくしい。
 どちらも生命力にあふれています。線の勢いに、充実の日々をお喜び申しあげます。
 
 boa!さん 良い絵を拝見して、蕪が描きたくなりました。今年も「くわい」でしたが、自信のなさがありありです。
 UPしましたので ご笑覧くださいませ。
 
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新年初めて (香hill)
2009-01-11 20:53:31
初顔合わせって新しい年を迎える度の例年の・・・、フレッシュな気分で良いですね。
お稽古事でも賑やかなご様子。女性集団は衣装もお洒落な・・そうハレ着かな?
結果を出そうとすると焦りもありましょうが、お仲間と共通の時間を過ごす事こそ
一番貴重だと考えれば良いんじゃないかな?

主宰におかれては心配事・お悩み等々の憂いはゼロとあれば、イメージ通りの作品をスラスラと
描き上げるのはお茶の子さいさいでしょうね。

ところで、我が初打会では大正12年生まれのご隠居さんの一人勝ち、そう、麻雀研修会。
近所の碁会所で遊んでは如何?と勧めても、いや、これが一番面白いと。
趣味の競馬やゴルフも先年、封印しコレ一筋とくると、若手も手が抜けません。

とにもかくにも、ITサークル・墨彩画会ともども主宰の存在感は羨ましき也。
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