「もののあはれ」の物語

古き世のうたびとたちへ寄せる思いと折に触れての雑感です。

いやしけ よごと

2005年01月01日 | 絵とやきもの
新しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重け吉事 

 大伴家持の「祝歌」(天平宝字三年)です。  万葉集4516首の最後がこの歌でしめくくられています。新しい年が「吉きこと」多かれと心からいのります。
老眼では祝いを税と見誤ってしまう寒いお正月ですが、希望は失わず、今年も精一杯生きてゆきたいと自らを奮い立たせています。

      あけまして おめでとうございます。

 ブログのはじめで記しましたバルセロナの「幸運を呼ぶ」雄鶏をみなさまの今年のご多幸を願ってお贈りします。