あの日。
彼とお別れした私は、
泣き崩れ、
ずっと後悔し、
彼の存在が、いかに大きかったのかを思い知った。
実際は、お別れではなかったとしても、
このことは、かなりの衝撃となって、今もまだ、緊張が解けないでいる。
あの時、私が思ったことは…
自立。
彼がしきりに私に足りないと言ってくれていたこと。
自立しないと。
その意味が、痛いほどわかった時でもあった。
何かにもたれながらでも、立とうと思った。
その何かは、
再び彼の存在だけど、
私は少し、自分の足で立ち始めた。
以前より、大丈夫だと思い始めた。