私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



承認欲求をなくした日。

2022-12-01 15:04:00 | 日記

夜中に目が覚めて、私は、彼にLINEを入れた。

もしかしたら、起きてるかも?

そしたら、話せるかも?

でも、

いつの頃からか、それは既読にならなかった。


朝、目が覚めて、消した。

いつもの事だった。






LINEを開けたら、

すでに消されたメッセージがあった。

彼女は、いったい何を伝えたかったんだろう。

気がついてあげられなかった。

もうこれで、何度目だろうか?

こんな気持ちになるのなら、

俺はもう、日が昇るまで、LINEは見ない。


いつからか、そう決めた。











 


私は、仕事の帰りに、途中で立ち止まって、

首元が冷えるので、

カバンから、ネッグウォーマーを取り出した。

その時、

スマホの紐が、絡んであったので、払うようにして、首に付けた。

温かい。

自転車が辛くなる季節に突入した。

そう、実感した。


家に帰って、犬の散歩に行こうと、スマホを取り出そうとしたら、

カバンをどこ探しても、見つからなかった。

娘に、電話をかけてもらったけど、着信音は聞こえず、途方に暮れた。

心当たりは…。

もしかして、あの時、落とした?

私は、娘に、そう伝えて、帰ってきた道を
自転車で引き返した。

誰も歩いていない道を

必死に戻った。

神さま
お願い!

見つかりますように。


真っ暗な路地を 

何度も往復してみたけど、

そこには何も落ちていなかった。



その時、考えていたことは、

夫に怒られること。

それ以外は、冷静だった。

インスタも、出来なくなるなあ。

ブログも、書けなくなるなあ。

彼とは、ちゃんと、わだかまりを解消していたかったな。

あのまま、終わるのか。


不思議と冷静で、

これからはもう、

いいね!に取り憑かれなくて済むと思った。

あろうことか、

解放された気持ちになった。

不便だけど、それもいいと思った。




私は、そのまま、交番に向かった。

スマホの落し物が届けられていないのか、確認してもらったけど。


私の、

iPhone13は、


どこにも届けられていなかった。


もう、無くしたんだ。

そう覚悟した。

家に帰ると、夫になんて言おう。

家に帰りたくない。

私が1番恐れたことは、

そこだった。

インスタの仲間も、

ブログの仲間も、

そして、彼までも、

所詮、スマホでしか繋がっていない人たちなんだ。

スマホがなくなったら、

もうそれまでなんだと、薄っぺらく感じられた。

なんてもろい関係。






家に帰ると、車がなかった。

夫は、その後すぐ、帰ってきて、

私に言った。

どうして、1人で解決しようとする⁉️

相談してくれたら、GPSで、追跡できたのに‼️

そして、台所のテーブルの上に、スマホはあった。

無意識に、死角になる場所に置いていたのだった。





このことは、

私に大事なことを気付かせてくれた。


私はもう、

ここに必死にならない。


承認欲求は、

もう、あの時、無くしたんだと。