こんな関係でも、いいのなら、
続けていきたい。
これからも、よろしくお願いします。
嬉しい。
こちらこそ、よろしくお願いします。
第二章の始まり。
仕事終わりに、LINEを見た。
そしたら、期待していたのに、私のLINEに返事は無かった。
もう、絶望的だと思った。
でも、彼は、こんな終わり方をするだろうか?
ちゃんと、納得のいく形で、終わらせる人だと思う。
彼は、私が犬の散歩に行く時間を狙って、何かアクションを起こすのかも知れない。
そう信じていい気がしていたのも確か。
犬にリードをつけようとした時、LINEの音が鳴った。
彼は、外に出る時間を私の散歩の時間に合わせてくれたのだった。
家族の前で、メールはしないのが、彼の鉄則。
無理なことはしない。
期待に応えられるかどうかも、わからない。
わかってもらえるね。
全部わかるよ。
なのに、無理だった。
彼は、スマホの向こうで、少しあきれた顔をしたのかも知れない。
そして、それぐらい思ってくれてるんだね。と、笑った。
私達は、まだ終われない。
お互い、パートナーに、どこか不満を持つ男と女が、
ここに癒しを求めて、やってくる。
聞いてほしいことがある時や、寄り添ってほしい時。
背中を押してほしい時、甘えたい時。
知りたい時、温もりを求めたい時。
私は常に、
彼が、
心地良くなれるよう、心がける。
それが、
私の、愛し方。