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You got a movie

自分が見た映画をきままに記録したブログです。もしまだ見ていない人が御覧になっても興味を損なわないようにしています。

新感染半島 ファイナル・ステージ

2021-01-03 20:13:44 | 映画[サ行]

 
 
 韓国のパニックホラー『新感染 ファイナル・エクスプレス』の4年後を描いた続編。新たな主人公の元兵士がある依頼のために「半島」に戻りマッドマックスばりのサバイバルアクションを繰り広げる。監督は前作に同じくヨン・サンホ。主人公はカン・ドンウォンが演じ、イ・ジョンヒョンやクォン・ヘヒョらが共演。
前作の新感染は新幹線の中が舞台の中心となりゾンビ映画としてはとびきり優れたストーリーで非常に面白かったので本作も期待してみた。何というか本作は前作と比較しないほうが良い。怒涛のように押し寄せるゾンビとこれをぶっ飛ばして走るカーアクションには驚かされるが、荒廃し破滅した世界に取り残された人間の醜さの描きかたには嫌悪感を抱く人が多いだろう。彼らはゾンビよりも人でなしだった。命の尊厳さを描き切った鬼滅の刃を観た日本人には向かない映画と思った。




【公式】『新感染半島 ファイナル・ステージ』本予告 2021/1/1<元旦>公開


幸せへのまわり道

2020-08-30 08:26:29 | 映画[サ行]

   アメリカでは誰もが知るという子供向け番組の人気司会者フレッド・ロジャースと彼を取材するうちに荒んだ心が洗われてゆく雑誌記者との交流を描いた実話をもとにしたこころ温まるドラマ。主演したトム・ハンクスはこの作品で昨年のアカデミー賞助演男優賞に輝いた。雑誌記者にはマシュー・リス、監督はマリエル・ヘラー。

   フレッド・ロジャースを知らなかったがアメリカで30年以上もの間、番組を通じて子供たちを育ててきたと言っていい人物だった。取材をするロイドは本当の彼を探そうとするが、彼もロイドの抱える心の闇に気づく。彼に会って変わって行くロイドとともに作品を見る私たちもこころのわだかまりが解けるような気持ちを味わう。フレッド・ロジャースになり切ったトム・ハンクスが素晴らしく、穏やかにゆっくりと回り道をさせてくれるひとときだった。

 

トム・ハンクス主演『幸せへのまわり道』 8月28日(金)劇場公開


ソニック・ザ・ムービー

2020-07-12 08:43:55 | 映画[サ行]

 

 1991年に発売され全世界で累計9.1億本という脅威的な数字で楽しまれたSEGAのゲームソニック・ザ・ヘッジホッグを実写映画化。ソニックの相棒となる保安官役を『X-MEN』シリーズのサイクロプス役を務めたジェームズ・マースデン、ソニックを追い詰める敵のマッドサイエンティスト ドクター・エッグマンをジム・キャリーが演じる。監督はジェフ・フォウラー。

 親の世代が慣れ親しんだ友とも言えるキャラクターの登場は、今の自粛で混沌とした生活の中で子供との共通の話題には持って来いだろう。最近登場した任天堂のスーパーキャラクターのピカチューに対抗した観もあるけれど日本人としては彼らを生み出したことが誇らしく思いながら観ることができる。そしてやはり実写化はハリウッドに限る。ソニックの出来栄えには好き嫌いはありそうだろうけれど私はとても満足できた。

 

 

 

<公開中!>『ソニック・ザ・ムービー』日本版予告


スター・ウォーズ [ スカイウォーカーの夜明け]

2019-12-22 08:27:28 | 映画[サ行]

 

1977年公開の第1作以来、42年間にわたり私たちを宇宙の夢にいざなってくれてきたスターウォーズ本シリーズの9作目となる完結編。レイ、カイロ・レン、ポー・ダメロンをはじめとする7作目から登場のキャラクターたちに加え、レイア・オーガナやルーク・スカイウォーカーらの第一作目から登場の人物らを加え、さらにC-3POやR2―D2ももちろん登場して盛り上げてくれる。

デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、ビリー・ディー・ウィリアムズらが好演、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などのJ・J・エイブラムスが監督/脚本.。

 

私も第一作からリアルタイムで観て育ったひとりだけれど、私たちスターウォーズファンの期待に答えてくれる作品だった。クライマックスに近くなるとどのシーンもかっこよく、スタイリッシュで合わせて感動の連続だった。エンドロール前の戦いが終わって穏やかで綺麗なレイが映るが彼女が言ったひと言がまた素晴らしかった。見ていない人はお楽しみに。

 

 

 

「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」最後の予告篇 世界同時解禁


ジュマンジ [ネクスト・レベル]

2019-12-15 08:47:55 | 映画[サ行]

 

 2017年に公開されたアドベンチャーファンタジー『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』の続編。1995年にロビン・ウイリアム主演でセンセーショナルに登場した元祖の「ジュマンジ」はボードゲームが冒険の舞台となったが、新しいジュマンジシリーズはビデオゲームの中に入り込んで繰り広げると言う点において今風で素晴らしい発想による映画となった。

出演はドウェイン・ジョンソンやジャック・ブラックら前作のキャストのほか、ダニー・デヴィート、ダニー・グローヴァーが共演。監督は前作と同じくジェイク・カスダン。

前作の4人の高校生に主人公の祖父とその友人が加わり、よりファミリー向け、クリスマスシーズンに打ってつけの映画となっている。ビデオゲームの世界に入り込むという楽しさに今回はあることをするとキャラが入れ変わるという面白さもプラスされた。ドウェイン・ジョンソンのキャラは誰にも好かれそうで若いファンが沢山増えそう。

 

 

 

映画『ジュマンジ/ネクスト・レベル』予告3 12月13日(金)日米同時公開!


ジェミニマン

2019-10-27 07:48:23 | 映画[サ行]

 

 ウィル・スミス主演による彼と彼にそっくりな若きスナイパーとの間で繰り広げる壮絶な戦いが見どころのほぼ現代を舞台としたSFアクション。監督は『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』などのアン・リー。メアリー・エリザベス・ウィンステッドが共演。

ジェミニとは本作で政府の極秘プロジェクトで作り上げられた武装暗殺集団の名称。そこで鍛え上げられた若いスナイパーが本作のもうひとりの主演人物になるがこれはパフォーマンスキャプチャーとCGによってつくられたキャラクターであることに驚かされる。アニメと実写の複合映画は沢山あるけれど、ここまで実写と全く同一と言っていいほどの複合映画ができる時代になったことに驚かされる。その若きスナイパーとウイル・スミスがバイクを駆使して戦うシーンは一番の見どころ。

 

 

『ジェミニマン』本予告


ジョーカー

2019-10-20 08:19:55 | 映画[サ行]

 バットマンの物語の悪役ジョーカーをホアキン・フェニックスが演じた話題作。もとは心優しい大道芸人だった男が、彼を取り巻く様々な人々や彼の置かれた境遇によって、次第に巨悪に変貌する姿を描く。『ハングオーバー』シリーズなどのトッド・フィリップスがメガホンを取り、オスカー俳優ロバート・デ・ニーロらが共演。

 この映画は公開が危ぶまれるほど社会的にセンセーショナルな映画として位置づけられていたが、この映画の本質が買われてか、公開されて10月中旬に興行収入が全世界で5億ドルを超えアカデミー賞の候補としてもあがっている。これまでの映画バットマンではこのジョーカーの姿や馴れ初めが描かれていなかったがここに焦点をあてて凄い映画に仕上げたところは高く評価できる。悪を肯定することは無いが共感ができるという点がこの映画の人気をここまで高めたと思う。映画からは様々な奥深さを感じるが一言では言い表せない。詳しくはYouTube「もっちゃんねる」の意見に深く賛同したので紹介したい。

 

 

映画『ジョーカー』本予告【HD】2019年10月4日(金)公開


ジョン・ウィック [パラベラム]

2019-10-13 13:35:21 | 映画[サ行]

キアヌ・リーヴスのあたり役、殺し屋ジョン・ウィックの復讐劇を描くアクションシリーズの第3弾。前作で裏社会の聖域コンチネンタルホテルでの不殺のおきてを破り,追われる身となったジョンが、凄腕の暗殺集団との戦いに挑む。

前2作のメガホンを取ったチャド・スタエルスキが続投。イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーンらおなじみのキャストと謎の女役をハル・ベリーが演じる。

刺客たちとの闘いはまさしく「死闘」と表現するのが合っているが、ジョン・ウィックはいくらやられても死なない。ビルの屋上から突き落とされても立ち上がって死闘を続ける。この映画でどれだけスタントマンが怪我をしただろうか?そう心配させるほどこの闘いの連続は凄まじい。+R15だが、それでは済まないくらい。女性やお年よりは覚悟をしてみて欲しい。  ジョン・ウィックの復讐はどこまで続くのだろうか?

キアヌが敵の口に本をブッ込む!映画『ジョン・ウィック:パラベラム』日本版予告編


新聞記者

2019-07-15 08:09:54 | 映画[サ行]

 

 東京新聞記者・望月衣塑子の著書を原案にしたサスペンスドラマ。国家の闇を追う記者をシム・ウンギョン、若手エリート官僚を 松坂桃李 が演じる。監督は藤井道人。

著書が原案になってはいるけれど物語の結末はびっくりするほどのフィクション。しかしこの物語が生まれた背景には政権の権力とそこでうごめく情報操作やメディアが抵抗しようとする姿があるのは事実。それをあからさまにしたドラマとしてはとても面白い。しかし参院選前にこの映画をぶつけたことには抵抗がある人が多いはず。

 映画の中に会談シーンが出てくる。当の望月衣塑子氏、加計学園問題で「あるものがないことにされてはならない」と言い放った前川喜平氏、日本新聞労働組合連合の南 彰氏、元ニューヨークタイムズ東京支局長の4名が繰り広げる実際の談話が映画のフィクション性をノンフィクションに近づける手助けをしている。この会談はあとからユーチューブでじっくり見ることができた。

内閣情報調査室の実態やメディアへの圧力の実情を知ることができるのはこの映画の良さだけれど、あまり偏り過ぎる意識を植え付けてしまいやすいことには反対。

そこそこ観客数が増えているということだが上映する映画館がすぐに減ったと感じるのは考え過ぎかな?

 

 

映画『新聞記者』6.28(金)公開/予告編[内調 ver.]


スパイダーマン ファー・フロム・ホーム

2019-07-07 09:06:17 | 映画[サ行]

『スパイダーマン:ホームカミング』の続編。といっても前作に出ていたアイアンマン トニー・スタークはいない。強敵サノスとの戦いそしてアイアンマンを失ったあと・・・・・。主人公が師のスタークを思う気持ちを作品中にちりばめられているけれど、作品自体はめっぽう明るく、楽しい。主人公ピーター・パーカーをトム・ホランドが演じ、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンも登場。監督は前作に続きジョン・ワッツ。

 ヨーロッパで友人と旅行を楽しむピーターたちは奇想天外な事態に巻き込まれる。ヴェネチア、プラハ、ベルリン、ロンドンと数々の名所を見せるのだが、あらたな敵に次々と破壊されるのには驚く。

 「アベンジャーズ エンドゲーム」の衝撃から打って変わって明るくそして若返りをしたこのシリーズは見る方も10歳若返ったような気分。いや自分にとっては30歳かな(笑)

 

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』予告2(6.28世界最速公開)