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糖質制限について

2014-06-29 12:08:01 | 日記
この前、幕内和夫氏の『世にも怖ろしい「糖質制限ダイエット』を読む。
氏は今までにも似たアトキンスダイエットが流行ったという。これはアトキンスの死とともにすっかり廃れてしまった。今回、危険と感じたのは、小学生の子供まで、親の言いなりでし始めているという。
炭水化物をとらないと、氏の今までの経験から言うと、女性では乳癌や卵巣癌が増えるという。
糖尿病患者の医者がし出したことから今回のダイエットが始まった。短期的に糖尿病に効果があるようだが、長期的には全く確信が持てない。今から5年後、10年後、相当被害者が出てくるという。そもそもおかしくないか。医者が糖尿病にかかること自体が。
僕も糖質制限ダイエットをしばらくした。この時、卵や肉、魚中心で生活すると、3週間ほどで、頭の血管が何か異常に感じだして、急に目眩めいたものに襲われてやめた。合わせて、右の内蔵の何処かわからないが、少々痛さを感じ出した。大便の出具合も以前より圧倒的に少なく、小粒の便しか出ない。今までの経験から言うと、肉を食べず、和食中心のダイエットでは経験しなかったことだ。ベジタリアンは肉の匂いを嗅ぐだけで、気分が悪くなる。
氏は縄文時代に肉ばかり食べていず、炭水化物もとっていたと、言う。栗の実が考古学的に調査されている。そして、弥生時代から本格的に米を食べ出したが、以前の欠点を見直して、米食にし、伝統に則って現代の食事に切り替わったという。
この伝統をバカにしてはいけない。人類はそれほどバカでない。
氏によると、糖質制限ダイエットを宗教のように信じている信者が続出していると言う。少しでも自分のブログで批判すると、猛烈な罵詈雑言を浴びるようだ。
最近の健康本も、若い医者が糖質制限にかこつけて、糖尿病以外にも、認知症予防になるとか、病気の根源はすべて、糖質だと断言する人が多い。何の理論的根拠もない。あくまで、自分の好み、信仰を読者に押し付けているようしか思えない。
彼らの食事の偏りはすごい。肉、卵、チーズ、魚はどれほど食べてもいい。野菜は緑系のもの。人参、大根、カボチャ、玉ねぎ、サツマイモ、ジャガイモなどすべてダメ。果物では、リンゴ、バナナ、ミカン、ぶどうなどの糖分を少しでも含むとダメ。勿論、饅頭やケーキなどの甘い物は厳禁。食べていい果物はアボカドだけ。ほとんど色物の食事がない。抗酸化作用とか全く度外視しているのか。
米や小麦、ソバ、などの炭水化物や果物、野菜には糖分も含まれるが、微量栄養素がいろいろ入っている。これをケーキやポテトチップスなどのお菓子と同様に考えているのも問題だという。全く違う性質のものだと氏は割り切っている。
これは、本当に病人の食事ではありませんか。まして、糖尿病者に限るというならまだしも、一般健康人を巻き込む手の本が多すぎる。食べる楽しみが半減する。
問題は肉や卵ならいくら食べてもいいというのがまやかしに思えてならない。腹八分に病なしの格言はどうなるのか。そもそも、食べ過ぎて胃腸に害をもたらさないことなどあろうか。人間の体そんなやわなものじゃない。
氏は糖質制限をして、たとえ、二年後、三年後に体に異常をきたしたとしても、当の本を書いた医者は責任をとってくれないという。患者のとった食事がたとえ本の通りでも、何の実証する証拠が残らないからだという。
親がたとえその通りにして、病気になっても、大人だから本人責任ですむが、子供はそうはいかない。何の知識もないままに親の言いなりでもし、死んだらどうするのだろう。

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