健康食の報道のあり方について

健康番組では牛乳がいいと報道されると、それが健康長寿につながるという欠点がある。こういう報道したらどうか。牛乳の良い点は第一に筋肉がついて寝たきりになる可能性は低くなること。第二に痴呆症を防げるかもしれないこと。
　しかし、欠点もありますよ。その一つは将来、前立腺ガンや乳ガン、大腸ガンのリスクがあること。二つ目はカルシウムがあるようですが、実際は骨折率は高いデータがありますよ。
さて、あなたはどちらを信じて行動しますか。これはあくまで今までのデータでわかっていることなので、選択してくださいと報道してみたらどうか。

百寿者は牛乳をよく飲んだり、肉をよく食べるからいいと、言う。しかし、肉や乳製品に強い遺伝子を持ち合わせた人の可能性があるから長生きしたという説もある。
　もともと、日本人は西洋人の体質と違うのだから、普通の大方の人たちは肉食や乳製品で平均寿命以前にガンや脳梗塞など他の病気で死ぬ可能性も高いですよと言えばいい。テレビに出る百寿者はそれに耐える体質があったからですよ。あなたは本当にそれを信じて大丈夫ですか。あなたの自己責任で判断してください。
　さて、あなたはどちらを取りますか。これが本来の報道ではないか。一方的にこの食品はいいという番組は信じてはいけない。必ずスポンサーの思惑が絡んでいる。

　テレビではあまり一日一食が良いという番組は少ない。玄米菜食がいいという番組も少ない。これはスポンサーの儲けにならないからだろう。
　一日一食で玄米菜食を勧めるテレビがあるとするなら、こう言えばいい。
良い点の第一は朝の目覚めがいいですよ。短時間睡眠で自由に使える時間が増えますよ。第二に肌のつやが良くなりますよ。第三に疲れない体になりますよ。第四に運動もすると、間脳が鍛えられますよ。第五に昼からの居眠りする可能性は低いですよ。第五に見た目が若くなりますよ。第六にメタボから離れ細マッチョになれますよ。

　反対に、悪い点の第一は足腰が弱くなって寝たきりの可能性がありますよ。第二に夕方ごろにイライラ感が募って怒りっぽくなりますよ。第三に将来、認知症になるリスクもありますよ。第四に朝は脳の回転はいいですが、昼からめっきり悪くなりますよ。
　こういう感じで報道したらいいと思う
　必ずといって、長所の裏に短所があることを思いたい。

　現在、百寿者の生活習慣を見てもこれが絶対にいいという食品がないらしい。ケーキや油こい物が好きな人もいる。

　僕の考えでは、粗食者は平均寿命よりやや上で亡くなる人が多いと思う。
かの玄米菜食で有名な幸田氏など多くの人は８０代から９０代そこそこまで生きている人が多いが、百歳を超えるとなると、断然少なくなる。
　一方、百歳を超える人は肉食や乳製品もとっている人が多い。しかし、それ以前に平均寿命以前に死んでいる人が圧倒的に多いようだ。
これは普段のがり勉で秀才型の粗食派でいくか、一発逆転の冒険好き遊び好きな猪突猛進型の肉食派で行くか判断の分かれ目みたいだ。
どちらをとるかは自己責任で判断するしかない。

　ただ、言える事は体が美味しいと思うものを少量とるのがいいと思う。毎日肉ばかり食べると、当然、体は日がたつにつれてまずくなる。そこで、止めて、別の美味しいものを食べる。普段玄米菜食の人がたまたま、牛乳を飲むと本当においしく感じられる。そのとき、体に合った食べ物ということだろう。
　食べた食感がおいしいか、イマイチかで決めるのが基本だと思う。