東京在住のため都内のホテルに泊まることは殆どありませんが、家内の両親が東京に出てきて泊まると言うので便乗して宿泊しました。場所は、品川駅前の品川プリンスホテルメインタワー。建物コーナーにあるツインをトリプルに変更して貰いました。
目の前が品川駅のホームなので、電車大好きの子供は大喜び。夜遅くまで見てたと思ったら朝も始発から見て喜んでました。
と言うことで、立地は最高です。特に電車好きには。
しかし、このホテル大きすぎます。
まず、チェックインは、2時の時点で長蛇の列。子連れだと結構大変。役割分担して一人は子供のお守りとしました。
2時のチェックイン後、直ぐに部屋に向かうと、廊下には掃除の方の台車がところ狭しと置かれています。部屋数が多いので時間が掛かっているのだと思います。しかし、この光景は6時近くまで続いています。それなりの高級ホテルでこの様な光景を見るのは珍しいと思いました。
部屋に入った時、暗幕カーテンは全て閉じられていてちょっと残念。日差しが強くて室温が上がるのを避けたのでしょうが、折角の景色が見えないのは残念。下手すればその景色を見ないで帰る人もいるかも知れません。仕事で来ていれば、カーテン開けない可能性もあります。
夕食はホテル外で済ませましたが、とにかくホテルはどこに行っても人だらけ。思ったよりも中国人は少ない様ですが、連休と言うこともありビジネスマンらしき方は少なく家族連れが多い印象。
ホテルの部屋は場所柄あまり広くないですが、掃除も行き届いていて綺麗だと言う印象。しかし、水回りはかなり古く感じました。良くあるビジネスホテルのユニットバス。蛇口周りはカルキが析出しており、汚い印象。古いので仕方無いでしょうか。
問題は、朝食。1階のハプナと言うブッフェレストランに行きました。料金は大人2,400円。今回は朝食付き。店頭で支払っている人はいませんでしたので、朝食付きの人しか来ないのかも知れません。
こちらのレストランは、大規模と言うことで多くの人が利用します。したがって、朝7時過ぎに行きましたが、長蛇の列。しかし、この列がくせもの。2名以下と3名以上に列を分けられ、2名以下はかなり回転が良く、次々に席に案内されますが、3名以上の方は殆ど進みません。結局家族連れの皆さんは20分以上待ってました。
席に案内されれば、あとはブッフェスタイルなので、好きなものを取りに行くだけ。メニューは良くある和食と洋食。しかし、ホテルと言えばつきものの卵料理を注文して作ってくれるコーナーはありません。フレンチトースはやってました。人手が足りないのでしょう。大皿に盛られたスクランブルエッグしかありません。
パンコーナーは冷たいパンを取れる様になっていますが、海外のホテルにあるようなトースターなどは一切ありません。さらに、パンコーナーのテーブルの内側には、パンを配送するときに使っているコンテナが山積みにされ、そこからコーナー担当のシェフがバスケットに移し替えていました。さらに、食べ物を取るために並んで居る人の列をかき分けるように、従業員が台車で食べ物を搬送することもしばしば。この値段を取る朝食ブッフェではこの様な裏方の動きを直に目にすることは珍しいので、驚きでした。
一番気になったのは、サラダコーナーの皿の配置。レタス、トマト、ポテ皿、コーン、ドレッシングなど一通り並んで居て、内容は十分ですが、人が並ぶ列と配置がちぐはぐ。まず最初に、コーン、ポテサラなど通常サラダの上の方に乗る具材の皿が並び、その後にレタスのボール。最後にドレッシング。最初の二つのコーナーは逆であるべきです。混んで居るので、逆行できませんので、最初に小物を取ってその上にレタスを乗せて最後にドレッシングを掛けました。プリンスホテルではこの盛り方が一般的だと考えているのでしょうか?
全般的に朝食の味の方はとくに問題は無かった(凄く美味しいと言う印象はありません)のですが、コーヒーだけは頂けなかった。コンビニにあるような機械で提供されるスタイルで、種類はレギュラーコーヒーのみ。で、お味はお世辞にも美味しくなかった。朝食にコーヒーが欠かせない自分としてはかなりがっかりです。
と言うことで、あの混雑とレストランの広さと値段を考えるとビジネス利用で忙しい朝には絶対に行ってはいけないレストランだと思いました。あれなら、駅のスタバの方がずっと良い。
そもそも、ホテルが激混みでビジネス向きではないかも知れません。部屋はゆっくり出来ましたが、一歩部屋を出ると人が多くてのんびり出来なかったので、優雅な休日をホテルで過ごしたい人にも向いていないように思いました。
そんな感想を持ちながら、電車好きの息子はまた行きたがっているので、また近いうちに行きそうではありますが。。。今度は違うレストランで朝食かな・・・。