Biting Angle

アニメ・マンガ・ホビーのゆるい話題と、SFとか美術のすこしマジメな感想など。

2013年もありがとうございました

2013年12月31日 | その他の雑記・メモなど
2013年も残すところあとわずかとなりました。
今年もいろいろな本を読み、いろいろな映画や展覧会を見て、いろいろなイベントなに行ってきたけど
なかなかブログに書けませんでした。
Twitterに比重が移ってるせいもあるけど、なにより本人の頑張りが足りないことを反省しております。

SF小説では昨年から引き続いてのラファティ刊行ラッシュに加え、『たんぽぽ娘』の刊行によって
奇想コレクションが無事完結した事、『パラークシの記憶』の邦訳といったうれしい話題続きでしたが、
個人的に一番楽しみ、かつ戸惑わされたのは『夢幻諸島から』ですかね。
いまだに感想が書けないほど考え込む点の多い作品ですが、年明けにはなんとかまとめてみたいものです。

アニメでは劇場公開された『風立ちぬ』や『かぐや姫の物語』に注目が集まりましたが、個人的には
『言の葉の庭』や『劇場版 魔法少女まどかマギカ [新編]叛逆の物語』『空の境界 未来福音』等の
ジブリではない作品の活躍に眼を見張る思いでした。
そうした中でも特に心に残ったのが、NHKで放送されたアニメ版『花は咲く』の映像です。
短編アニメとしての凝縮感の中にありったけの情報を集約して、人生の中にあるつながりやふれあい、
そして人々の生きる場所への思いといったものを描き切った作品であり、原曲を震災ソングという枠から
みんなが口ずさむ普遍的な歌へと解き放った点においても、大きな意義のある作品ではないでしょうか。
この短編のキャラクターデザインを手がけたこうの史代先生のマンガを片渕須直監督が劇場アニメ化する
『この世界の片隅に』の出来ばえについても、期待されるところです。

展覧会で一番よかったのは、五島美術館の光悦展かな。図録が変えなかったのはいまだに悔やまれます。
また、細田守監督を迎えて限定開催された「京都展」観覧企画も、印象に残るものでした。
特に『時をかける少女』に東博が出てきた裏話を、細田監督本人から聞けたのがうれしかったなぁ。

そしてイベントですが、これはなんといっても呉で行われた「このセカ探検隊」に尽きます。
このレポートを書けただけでも、ブログやってた意味があったというもの。
他にも防府でのマイマイ探検隊や広島での片渕監督仕事展、そしてロフトプラスワンでのトークなど
振り返ってみれば今年も片渕監督関連で心に残る出来事がたくさんありました。
ファン仲間にお約束もしたことだし、ロフトでのトークもなんとかまとめなくては…。

それでは最後に、2013年3月をもって閉館してしまったシネパトスの看板写真を挙げておきます。


このシネパトスのように、無くなったもの、消えてしまったものもたくさんあるけれど、
それらが伝えてくれた思い出とか感動といったものは、きっと次の何かに伝わるはず。
そうした気持ちを少しでも伝えられれば…という思いを持って、来年もブログを続けていきます。

それではみなさま、よいお年をお迎えください!
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