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Biting Angle

アニメ・マンガ・ホビーのゆるい話題と、SFとか美術のすこしマジメな感想など。

『ガンパレ』好きが『ネギま!』を食ってみた

2005年02月13日 | ゲーム
近所のゲーム屋に寄ったら、PS2の『ネギま!』特待生版が
置いてあったので、衝動的に購入してしまいました。
ラジアータを買いに行った店には「売り切れ」の札が出ていたので、
実物を見るとつい手が出てしまったというか。
そういう意味では、文字通り「スケベ根性丸出し」なわけですが。

ちなみに原作は全然知らないけど、それでも買っちゃったのは
ラジアータ毒の後遺症に加えて「ガンパレード・マーチっぽい」
という電撃PS誌のレビューのせい。
ガンパレブームの火付け役となった同誌のレビューですから、
これに期待するのは当然のなりゆき。
原作ノーチェックだけど買っちゃった、という人のうち何割かは
あのレビューにつられたハズです。

ということで、1周目を終わった時点での感想を。
あくまでゲームのみの感想で、原作との比較とかできませんから
ファンの方は読まないか、読むなら怒らないこと。

このゲーム、落第学級を任された担任が2週間で最下位脱出を目指す、
というアウトラインはありますが、実際そんなことはささいな話。
アリのようにうようよいるキャラ(女子校なのでみんな女の子)と
会話を重ねることで、ご機嫌をとったり性格をイジったりできるのが、
プレイの中心にしてゲームの目玉です。
もっともフィールド上の女の子はポリゴン人形なので、女の子でウハウハ感は
あんまりないですけど。

この会話システムですが、知ってる人は知ってる懐かしのゲーム、
『NOeL』の仕組みに近いです。
そして会話にあいづちを入れていくシステムは、コナミお得意の
『ビートマニア』方式。
会話をとぎれさせないことで好感度を上昇させ、話題をコントロールすることで
キャラの性格付けや行動パターンに影響を与えられる仕組みです。

性格いじりはかなり面倒ですが、好感度はテンポよく会話すればどんどん上がります。
これがリズムゲーム的で、けっこう面白い。
こっちは「メインキャラがだれか」とか、「このキャラに思い入れが」というのが
全然ないので、近くにいる相手とかたっぱしから会話してました。

おかげで「授業用コマンド入手」とか「自分のクラスの生徒指導」とか、
ゲームの目的に必要な行動はほとんどできませんでしたが。
結局1周目は最下位脱出ならず、EDもちゃんと見てません。
それでも面白かったな、と思えたのは、プレイすること自体が楽しいから。

主人公の魔法は一部を除いて、あまりゲームの役には立ちません。
ただ、ちょっとHなイタズラに使えるものはいろいろあります。
健全?な青少年の夢想を満たすような魔法効果には、よくここまで
やったなあと感心させられます。これも立派な自由度ですな。

ただしフリー行動の時間が少ないので、あんまりいっぺんに
いろいろなことはできません。
このあたりはお手軽プレイを目指したのだろうけど、せめて2周目は
フリー時間の制限解除(もしくは延長)が欲しかった。

あと、イベントスキップ・ボイススキップも搭載してもらいたかったです。
キャラゲームとしては不可欠でしょうけど、私はサクサク進めてゴリゴリ
やりこみたいSLGファンなので、正直言ってボイス待ちは疲れました。
まあ、これはアニメファンやADV好きな人とは正反対の意見でしょう。
私そもそも「ゲームには声がなくてもいい派」の人なので。

あと、要所要所にアクションゲームがあります。
ゲームにメリハリつくのはいいけど、操作性が悪いのとチュートリアルが
かなりアテにならないので、やってるとかなり疲れます。
ここは見直しの余地大だと思いました。
特に戦闘シーン、あれはめんどくさい。中途半端なアクション性が
ストレスを倍化させます。
負けても先に進めるとはいえ、自分から負けに行くプレイヤーは
あんまりいないと思いますしね。

えー、『ガンパレ』ファンむけのまとめ。
基本的にはあれのシステムからアイテムと戦闘関連を抜いて、好感度に
特化したゲームと思っていいでしょう。
(このゲームは会話パートと戦闘パートが完全に分離しています)
あの作品のシステム面が好きな人には、なかなか楽しめるかも。
キャラの行動や発言から世界観を読む、というような手の込んだ仕掛けは
もともとありません。そもそも原作の方向性が違いますから。
むしろ箱庭シミュレーションを軽く楽しみたいとか、パラメータいじりが
大好きというような人には、かなりいい感じの作品だと思います。

ただ、先に書いた時間制約とか、ロードの遅さ、マップのわかりにくさなど
快適さを削ぐような要素も多いです。
好感度などのパラメータは2周目に持ち越しますが、面倒な部分も多いので
再プレイをやりたくなるかどうかは人によって微妙かも。
(私も今のところ悩み中です。特に戦闘がイヤなので)

あと18禁ゲームができる年齢の人には、少年誌的なサービスシーンは
そこはかとない気まずさが(笑)。
やはり「萌え」ってよくわからんのですよ、「エロ」がOKのトシになっちゃうと。
なにしろ『ガンパレ』で原さんに靴下だけとか手袋だけとか言われちゃねぇ(^^;。

昔あった『卒業』というゲーム、あれでとにかく生徒を鍛えるのが好きだったという
人がいたら、一度は手にとって見てもいいかも知れません。
ダメ生徒の成績がドンと上がると、けっこう燃えます。(萌えではないけど)

ちょっと気になったので、追記。
いうまでもないことですが、ギャルゲー・アニメ絵・ラブコメを受け付けない人は
そのへんかなり強烈なので、お勧めできません。
あと『ガンパレ』と違って、こっちではラブコメ要素があたりまえですから
あの掟破りの背徳感は味わえません。その点は注意してください。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (dfsdfsd)
2010-06-06 16:23:16
ロードの長さ
会話のスキップ出来無さは同意だが

戦闘についてはちょっと一言
>負けても先に進めるとはいえ、自分から負けに行くプレイヤーは
>あんまりいないと思いますしね。

戦闘が面倒ならわざと負けた方がいい
負けた時のペナルティは信頼度(ガンパレでいうところの発言力)が少し減るだけ

高感度が高ければ、どうせ次の日には大量の信頼度が手に入るし
そもそも信頼度は授業前のアドバイスにしか使用しない
返信する
アドバイスありがとうございます (青の零号)
2010-06-07 00:04:54
ずいぶん前の記事にコメントいただき、ありがとうございます。
ご意見はなるほどと頷きますが、まあそこは主観の差ということでご容赦を。

しかし、こんなネタ書いてたんだ・・・自分でも懐かしくなりました(^^;。
返信する
Unknown ( )
2011-04-02 19:48:11
2周目以降はは戦闘スキップが可能
返信する
コメント感謝です (青の零号)
2011-04-07 21:46:01
貴重な情報、ありがとうございました!
返信する

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