いまさら韓ドラ!

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善徳女王 第10話

2013年03月06日 | 善徳女王
《あらすじ》

速含城への進軍から、2時間後。
キム・ソヒョンはソルォンからの軍令を受け取る。
「阿莫城の第一関門を攻撃せよ」

関門前の弓矢部隊のせん滅を飛天之徒と青龍翼徒が任された。
トンマンたちも奇襲作戦に加わるが、臆病者のシヨルが蛇に驚いて、
敵前で大声をあげ、見つかってしまう。
奇襲は失敗だったが、なんとか任務に成功したアルチョン郎。

一報を受け、ソルォンは速含城に向かっていた兵の引き上げ命令を出す。
百済軍は、新羅の狙いが阿莫城だと知って兵を増強するよう、作戦を変更。

ついでキム・ソヒョンは第一関門を攻め落とすことに成功した。
激戦の中、ついに敵兵を自分の手であやめてしまったトンマンは
味方の勝利にもかかわらず、ショックを受ける。
キム・ソヒョンも思案顔である。

その頃、ソルォンが率いる軍勢は速含城にとって返し、
夜陰に乗じて攻撃を始めていた。
そしてキム・ソヒョンたちには、阿莫城攻撃の命令が下されていた。
無謀ともいえる命令に動揺する武将たち。
口ぐちに異を唱えるが、軍令には逆らえない。
ソルォンの真意を測りかねる人々だが……。
援軍が必要だ。援軍無しでは到底戦うことなどできない。

速含城を奪還したソルォン。
父の窮状を知り、援軍を送る進言をしたユシンだが、ソルォンに一蹴される。
「援軍など送らない。阿幕城を陥落させろなどとは言っていない。
お前が騙されたのなら、百済も騙されて当然だな」
「このままでは、キム・ソヒョン弟監の部隊は全滅してしまいます!」
「お前なら、肉斬骨断という言葉を知っているな?」

ソヒョンの部隊は肉、そして敵の骨、速含城。
同じ頃、宮中でもミシルがこの作戦の意義を語った。
ソヒョンを救う手立ては何もない。
ソルォンもミシルも、同じような状況を生きてくぐり抜けてきた者たちなのだ。
チョンミョン王女は、彼らの無事を祈るしかないのだ。

戦に勝ち、政敵を葬る一石二鳥の作戦はうまくいった。
ミシルは大等に命じて、百済と和平協定を結ばせる。
これ以上の犠牲が出ないように。

トンマンらは、不利な戦いの中、四散して敵に立ち向かう。
泥河で囲まれてしまったトンマンは、ユシンの言葉を思い出し、
円陣を組んで戦う。
おかげで全滅は避けられたが、多勢に無勢。
仲間は次々に打ち倒されていく。
トンマンも、泥の中に倒れ、気を失った。

ユシンは、退却の命令を伝えるため、必死に馬を駆る。
父を、仲間を、救うために。
ソヒョンは森の中で無事だった。
しかし、郎徒たちは?
トンマンは?

「トンマンはおそらく、死にました……」

しかし、生きていた。
カラスが死骸にむらがる泥の中で、彼女は生きていた。
「おい、そこのカラス……私はまだ、死なないからな……」

(つづく)

おっとっと、前回から、狐みたいな男だ……と思っていたアルチョン郎。

かっこいいじゃないですか!

別にどーとも思っていませんでしたが、
弓矢部隊を殲滅し、勝利のラッパをブオーと吹いた瞬間、
うわ!かっこいい!と思ってしまいました。



いったんそう思ってしまうと、いきなり見る目がひいきめになってしまった。
蛇ごときに驚いて大声をあげ、仲間を死に追いやってしまった弱虫シヨル。
殺すことないと思うけど、簡単には許せないよな。
なんつーか、楽しんご風味なのも地味にいらつく。
ソップムんとこの旗を汚したのも、たぶんこの子でしょ?
なんて思っちゃったりして。

トンマンやユシンの味方のつもりだけど、
アルチョンの気持ちもわかるぜ、的なノリですね。
花郎として見れば、実戦経験もあり、決断力もあり、大将としては安心できる人。
ソップムみたいに、わざわざ絡んできたりしないしさ。
あの泥河の中、死を覚悟していたと思いますが、
トンマンの「円陣!」の声に助けられましたよね?
彼なら、トンマンの働きを正しく評価して、ちょっとは優しくしてくれるんじゃないかな~と
期待してます。

肉を切らせて骨を断つ。
この戦法は、真性比才に向かう郎徒たちに、ユシンが授けたものでもあります。
血を流すことを恐れず、犠牲を払って、相手を倒す。
もちろんユシンは知っている。
知っているけれども、自分の父親と郎徒がその肉だなんて……。
残酷だよね~。
なぜわざわざユシンだけ連れてったの?
親子一緒にしとくと、自己判断で動きそうだから?
人質のようなもの?
わたし、あの馬鹿息子みたいになってますけど、どうなんでしょ?

出陣前のミシルの一言で、ひらめいたソルォン。
「阿莫城を伐つ」の伝言だけで、ソルォンの計画を察知したミシル。
いや、いいコンビだわ。
そして即座に和平締結に動くとは、まさに阿吽の呼吸。
セジョンはちょっと嫉妬してるっぽいですが、
戦のさなかにおいては、ソルォンとミシルの絆は最強でしょ。

ユシンとチョンミョンがそうなるか、といったらちょっと疑問もあるんだよね。
やっぱり戦いの経験があるトンマンとの方が、そうした絆を結びやすいんじゃないかな。
そしてトンマンは、とうとう人を殺してしまったんだよ~。
仲間を助けるためとはいえ、槍で人を刺し殺してしまったのだ。
すごくすごく、ショックを受けているトンマン。

でも、彼女はいつまでもそうしているわけにはいかない。
戦場で生き残るために。

鉄砲や爆弾でどうこうじゃないですから、
とにかく肉弾戦の戦いはどっろどろで、こわい。
いっぱい血が流れるし、その手で人を殺さなくちゃいけない。
トンマン、耐えられるでしょうか?
この経験の差が、チョンミョン王女との差になるんでしょうね。

ねえ、双子は力を合わせてミシルを倒すんだよね?
まさかライバルになったりしないよね?
先に生まれたチョンミョンがお姉さん?
それじゃ継承権はチョンミョンにあるんじゃないの?

なんかこれから怖いことがいっぱいおこるんじゃ……。
だいたいムンノは何してんの?
チルスクおじさんの名前、しつこく出てくるけど、なんかあんの?
唯一ユシンたちに味方してくれそうだった花郎のイムジョンっていまどんな顔してる子?
敵の様子さぐりに行った子のひとりだっけ?

ああっ!いろんな疑問がいっぱいでどうしたらいいの!
もうどんどん観るしかないんだわね。
だってまだまだ10話だもん。


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