バーディバディ -16

《あらすじ》

過去のゴルフ賭博の証拠テープを手に入れたリーたちは、
ジェイ・パクに韓国ゴルフ界から去ることを要求する。
しかし、ジェイ・パクはヘリョンの関与に言及し、リーは身動きが取れない。

状況を知ったセファは急いで娘を守ろうとし、
補償額を提示するが、ジェイ・パクはこれを拒否。
ヘリョンは自分の選択が引き起こした事態に責任を感じ、
自らパクを刑事告発しようと考えるのだが、
父のことを持ち出されて断念せざるを得なかった。

パクは、非公式の賭け試合を提案。
ミスが勝てば、ヘリョンを手放す。
パクの選手が勝てば、証拠のテープとミスが、彼の手にわたる。

非常識な提案に、悩む面々だが、ミスは決めた。
「わたし、試合に出ます。そして勝ちます」

みんなに笑顔を取り戻すため、
わたしのコーチ、ジョン・リーに笑顔を取り戻してあげるために、
ヘリョンさんを取り返してあげなくては……。

ファビアンショットをものにしようと、特訓をするミスに、
リーも折れた。

試合当日、パクは男子選手、しかもコーチ級の実力者を送り込んできた。
さすがにいろをなしたコーチを、ミスが押しとどめる。

設計されたグリーンではなく、山中の特別コースで試合は進むのだが、
なんとミスは３打リードし、アプローチショットをむかえる。
「できるだけピンに寄せたい」
リーに忠告されたが、欲を出したミスの一打は強すぎ、
ボールは崖下に転落してしまう……。

（つづく）

いやいやいやいやいや、困った顔してましたけどみなさん、

計算通りでしょ！

あのまま勝っちゃったら、ファビアンショット使うひまがないでしょ！
しかし現在16話で、なんとも半端な残り話数ですけれども、
次で勝つ、ということで大丈夫なんでしょうか？
いらんこと心配になっているわたしです。

なんだか前半、みなさんウジウジしてめんどくさい流れでしたね。
「状況は複雑だ……」とか言ってましたけど、
ホントか～？

誰も傷つかないようにするのがめんどくさくて大変なだけでしょ？

さっさと警察へ行け！

あと、マスコミにリーク。
ミスの考え方が一番単純で健全だと思うけどねー。

なんかあったら殺されちゃう、というならまだしも
（師匠の件で前例ができちゃってちょっと不安だけど）
命までとられるわけじゃないんだから、
みんなちょっとずつ傷ついても我慢して巨悪を一掃した方がいいじゃん！

悪党と同じ土俵で勝負しようっつーのがどだい無理だっての。
やつらの用意した土俵に上がっちゃだめなんだよ、
魂が汚れるぞ。

ミスはやさしいから、ヘリョンが……って言われると、
あっと思っちゃうわけだよね。
いいんだよ、ヘリョンもウ・ジュンモも大人なんだから、
なんとかなるんだよ。生きてれば。
ミスの父さんが事故にあったあたりの苦境を考えたら、
やつらの陥る苦境なんてしれたもんだよ、実際さ～。

「みんなに笑顔を取り戻してあげたい」ってミスが言ったとき、
わたしは心が震え、洗われて、たいへんすがすがしい気持ちになりました。
「絶対勝ちたいです」じゃないんだよ？
師匠の教えが彼女の中に息づいています。
こういう子だから大好きなんだ、ミスや。

あの自然コースが提案されたとき、
あんたらミスがどこで修行してたか調べてないの？と思いましたが、
きっとあの秘書君が、ミスの得意コースを選んでくれたんですよ、きっと。
こっそりミスを勝たせてやろうと思って。

だってあつらえたようなコースじゃん！
全部特訓が生かされるようになってるじゃないか！


顔は肉まんだが、髪型を変えて大人っぽいミス。

リーが下見に行った時、いかだのことメモってたからまさかと
思ってたけど、案の定だった。
これがあるからこのドラマ好きなんだよねー。
あり得ない？
でもおもしろいじゃん！あるかもね、って思わせるじゃない。
一応特訓の裏付けがあるし、そこまで奇想天外じゃないよ。
（もちろん、あくまでドラマの中ではですが……）

うっふっふっふっふ、次回はファビアンショット完成の予感ですよ。
これで勝たなきゃ「バーディバディ」じゃないでしょ！
かえすがえすも師匠の死だけが残念だけどな……。