bisqの普通な毎日

日記です。ときどき更新します。

階段から落ちた女性

2007年08月08日 | ノンジャンル
四ツ谷付近の公園の階段下。
ふと通りかかると、かなりご年配の女性が倒れていた。
そして、その横には通行人と思われるサラリーマン二人が介抱している様子。
階段を踏みはずしてしまったのだろうか。
その二人に聞いてみると、その女性は階段の上の方から転げ落ちてしまったらしい。
左足と左腕、そして左肩がひどく痛むらしく、全く動くことができない。
私は、男性に話しかけた。
「救急車は呼びましたか?」
「呼びましたが、今込んでいるそうで時間がかかるとのことです」
なんと。
頭を支えられない女性、私がひざを枕に女性の頭を支えた。
少しわかりにくい場所だったので、男性二人は近くの道まで救急車を誘導に行った。
私は、どうしたらいいのかわからなかったが、とりあえず突然の事態にうまく対応できない女性を落ち着けようと、ゆっくり声をかけた。
「もう大丈夫ですよ、今救急車が来ますからね」
「ああ、うう・・・」
「ゆっくり呼吸をして、そのままで大丈夫ですよ、もうすぐ救急車が来ますからね」
「ああ、あの男性はどこへ行ったの?」
「10mくらい後ろの角に立って、救急車の誘導をしてくれていますよ」
「ああ、うう・・・」
「おうちはお近くですか?」
「ああ、ええ、そこの教会に行ったんですが、その帰りに、こんな・・・」
「救急車が来ましたよ!」
あの様子では、おそらく肩は骨折だろう。
あのお年で骨折だと、かなり大変かもしれない。
一生懸命、教会に行っていたんだね。
でも、階段を踏み外して、怪我をしてしまったんだね。
きっと、キリストさまはそれ相当のいいことをくれるはずだよ。
私は、キリスト教ではないけれど。
女性は、救急車の中から、世話をして救急車を呼んで全て対応してくれた男性の名前と連絡先をしきりに訪ね、お礼を重ねた。
男性は、はずかしそうに名刺を渡し、お大事にされてくださいねと声をかけた。
早く怪我がよくなりますように。