bisqの普通な毎日

日記です。ときどき更新します。

失われた35万元

2007年04月16日 | ノンジャンル
テレビを見ていたら、ある盗難事件の追跡番組をやっていた。
それは、北京から上海に行く飛行機の中でのこと。
60歳の男性が、兄弟会社に急いでお金を届けなければいけないとのことで、銀行振り込みではなく100万元(約1500万円)を小さいボストンバックに入れて手で運んだそうだ。
ところが!
いざ兄弟会社に到着してみると、100万元のうち35万元(約500万円)がなくなっていたそうだ。
中国の貨幣価値で考えると、日本円では10倍の5000万円に相当する価値があるため、もう大騒ぎである。
泣く泣く警察に届け出た。
警察は、飛行機の機内で盗難にあった可能性大と考え、容疑者を絞り込んだ。
その容疑者は、定職がないのに、1日に何度も飛行機を乗り継ぐ行動を繰り返していることから、警察が捜査に踏み切ったところ、やはり犯人はその33歳男性だったそうだ。
60歳の被害者男性は、座席ナンバー18番でありながら、手荷物入れが埋まっていたため、後ろの22番座席の手荷物入れに大金の入ったボストンバックを入れたらしい。
その、入れる動作や身なりが「これはお金を持った人だな?」と、犯人が悟ったとのことだった。
すごいなぁ。
犯人って、お金持ちを見抜く目があるんだなぁー。
なんて感心してる場合じゃないけど。
ようは、自分の席より後ろの席に手荷物を置くのはだめだよね。
そして、事件解決後に空港のお客さんにインタビューしていたが、乗客は「飛行機の中で盗難なんておきるはずがないわ」と、ほとんどが安心しきった返答だった。
だから、泥棒は狙うんだよ。
警察によると、最近はノートパソコンなども盗まれるらしい。
飛行機で移動する予定のみなさん、お気をつけて。