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秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

胸に鳥が飛ぶ

2024年03月02日 | 宮城県_仙台市

 最初は雪バックのシルエット。
 フレンドリーなカケスが多い公園だったので,一瞬,またカケスか,と思ってしまった。
 そのくらい大きかった。

 
 トラツグミって,こんなにデカかったっけ,と思うくらいデカかった。
 
 
 ある図鑑によると,ツグミが全長24㎝,トラツグミが全長29.5㎝。
 全長のみで単純比較はできないが,ツグミの1.23倍,2割増しを超える大きさだ。
 
 
 「日本鳥類目録」(改訂第7版)によると,トラツグミはヒタキ科トラツグミ属。
 ツグミはヒタキ科ツグミ属なので,属が違う。
 トラツグミ属は,マミジロと本種の2種。
 
 
 この子は,この公園で越冬していて,ときどき人前に姿を見せているようだが,トラツグミは,姿を見る機会が少ない鳥。
 幸運だった。しかも,雪景色の中だったし。
 
 
 そして,ポンと頭上の木に飛び移る瞬間も見ることができた。
 
 
 被写体ブレはしているが,翼の模様が見えた。
 
 
 下面の太くて白い2本の翼帯がよく目立つ。
 
 
 木に止まってよく見えたこの子の胸の模様。
 
 
 発見。トラツグミの胸には,飛んでいる鳥がたくさんいる。
 
 
 トラツグミの英名は,Scaly Thrush 。直訳すると「鱗(うろこ)ツグミ」。
 この模様を鱗(うろこ)に見立てるのは納得だが,あまりに即物的で,何かつまらない。
 しかし,お腹に飛んでいる鳥を持っている,それを自分は知っている,と思うと,愛しさが増してくる。
 
 人に教えるようなことではないけれど…。
 
(2024/02/24  トラツグミ)
 


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