鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

カエルの思い出

2024年07月10日 | 岩手県_一関

⚠️ 今回はアマガエルが出てきます。苦手な人は見ないことをお勧めします。

 今頃に出てくるちっぽけなアマガエルを見つけると,必ず思い出す,娘のエピソードがある。

 2歳の頃だったか。
 
 岩手の小岩井農場に遊びに行ったとき,広い草原に,オタマジャクシから変態したばかりのちっぽけなアマガエルが,たくさんいた。
 
 
 娘は,それを捕まえるのが楽しくなって,一所懸命に探し,見つけては,捕まえていた。

 捕まえたカエルは,左手にグーを作って,握り込む。
 
 握り込むのは,幼児のちっぽけな手。
 
 
 捕まえた数が増えてくると,グーに入れるのが大変になり,人差し指と親指で作った「の」の中心に,ぎゅうぎゅう押し込んでいた。
 
 「死んじゃうから,放しな。」と言っても,聞く耳持たず。
 
 
 大切なカエルだから,とられてなるものか,という気持ちだったかもしれない。
 
 それでも,なんとか説得して,グーを,パーに変えてもらったら,そこに,緑色の団子状のものがあり,パラパラと,ほどけてきた。
 
 元々ちっぽけだったカエルが,ぎゅうぎゅうにされ,さらに小さくなり,また,手の熱で水分も取られ,変わり果てた姿になっていた。
 
 幼児のちっちゃな手に,こんなにたくさん握り込めるのか,と驚くほどの数。
 
 
 あの頃は,子どもたち,世界で一番,かわいかったなぁ。
 
 だから,カエル 娘,となっている。
 
 
 その娘も,人の助けを借りながらも,今は,自立し,東京で,一人前に働いている。
 
 娘の前で,このエピソードを話すと,叱られてしまうが,今回,当時捕まえたのと同じようなカエルを見つけ,妻が写メを送ったら,喜んでいたらしい。
 今でも,やっぱり,好きなんだと思う。
 
 なお,子どもたちは,父が書いているブログなどに興味ないので,見られて叱られる心配はなし。
 
 ただし,母がちくらなければ,の話。
 
(2024/07/06 ニホンアマガエル)