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秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

カラスっ子

2024年07月13日 | 宮城県_大崎市周辺

 今は,鳥たちの巣立ちの季節。

 このカラスの子どもは,近くに親もきょうだいも見当たらず,ひとりでいた。
 
 
 巣にいたときは,親が頻繁に餌を持ってきてくれ,巣立ってからも,しばらくは,親に面倒を見られていたと思う。
 
 周りには,きょうだいもいたはず。
 
 
 それが,今,ひとりになった。
 
 口の中には,赤ちゃんの頃に大きな口を開けて,親に餌をねだっていた頃の,赤い色が,まだ,残っている。
 
 
 羽の色も,まだ,光沢が出ていない。
 
 見るからに未成熟。
 
 
 しばらくすると,同じ年生まれの子たちが集まって,大きな群れになると思うが,仲良し同士になるとは限らない。
 
 カラスの世界は,人間の世界より,厳しい。
 
 この子,来年まで生き伸びる確率は,どの位なのだろうか。
 
 ちなみに,スズメは,生まれてから,年を越して春を迎えられる確率は,およそ50%と言われている。
 
 
 このスズメっ子も,確率5割。
 
(2024/07/07 ハシボソガラス,スズメ)


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