なが~いくちばし。
子ども時代は,もっとくちばしが短いが,成鳥になると,こ~んなに長くなる。
久しぶりに,出会った大型シギ。
偶然通りかかったオバシギと比較すると,こんなに大きい。
このようにくちばしが長いシギは,ダイシャクシギとホウロクシギの2種がいる。
この2種は似通っていて,毎回,識別するのが楽しい。
ダイシャクシギは,チュウシャクシギより,くちばしが長くって,大きいから『ダイシャクシギ』。
ホウロクシギは,焙烙(ほうろく/素焼きの土鍋)のような色なので,『ホウロクシギ』。(と思う。)
藩政時代後期までは,区別なく『ダイシャクシギ』と呼んでいたようなので,色で区別するために,似た色の『焙烙』を引っ張り出してきたのだと思う。(私見です。)
私も,とっかかりは色で識別する。
ぱっと見,体色に褐色味がある場合は,即,ホウロクシギで決まり。
そして,お腹が,お尻の方まで白くなければ,それでダメ押し。
だが,実際のフィールドでは,かなり白っぽく見えることもあり,また,ほかの識別ポイントを見ても悩ましく,飛んで,翼の裏や腰が見えるまで,不安なときがある。
ダイシャクシギは,翼の裏が白いが,この個体は白くなかった。
また,ダイシャクシギは,腰に白い部分があるが,この個体はなかった。
これで,安心。
ホウロクシギで良かった。
また悩ませてね。
(2024/08/31 ホウロクシギ)