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秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

なが~いくちばし

2024年09月09日 | 宮城県_亘理/山元

 なが~いくちばし。

 子ども時代は,もっとくちばしが短いが,成鳥になると,こ~んなに長くなる。

 久しぶりに,出会った大型シギ。

 偶然通りかかったオバシギと比較すると,こんなに大きい。

 このようにくちばしが長いシギは,ダイシャクシギとホウロクシギの2種がいる。



 この2種は似通っていて,毎回,識別するのが楽しい。

 ダイシャクシギは,チュウシャクシギより,くちばしが長くって,大きいから『ダイシャクシギ』。
 ホウロクシギは,焙烙(ほうろく/素焼きの土鍋)のような色なので,『ホウロクシギ』。(と思う。)
 藩政時代後期までは,区別なく『ダイシャクシギ』と呼んでいたようなので,色で区別するために,似た色の『焙烙』を引っ張り出してきたのだと思う。(私見です。)

 私も,とっかかりは色で識別する。

 ぱっと見,体色に褐色味がある場合は,即,ホウロクシギで決まり。
 そして,お腹が,お尻の方まで白くなければ,それでダメ押し。

 だが,実際のフィールドでは,かなり白っぽく見えることもあり,また,ほかの識別ポイントを見ても悩ましく,飛んで,翼の裏や腰が見えるまで,不安なときがある。

 ダイシャクシギは,翼の裏が白いが,この個体は白くなかった。

 また,ダイシャクシギは,腰に白い部分があるが,この個体はなかった。

 これで,安心。

 ホウロクシギで良かった。

 また悩ませてね。

(2024/08/31  ホウロクシギ)