ちょっと遠かったし,それほど盛り上がっていないように見えたので,とりあえずテキトーに撮っておいたが,結構ちゃんとやっていた。
コガモの求愛ディスプレイ。
コガモは,多彩な技を持っており,昨季,次のように,技を分類し,名前を付けていた。
A 首屈曲立ち上がり
B 寝そべり首ひねり
C 尻上げ三角
D お尻ふりふり
昨季の記事(⇒リンク)と被ってしまい,申し訳ないが,私自身,復習しておきたいので,ご容赦願いたい。
これが,A 首屈曲立ち上がり。
首を曲げた姿勢で,水面に立ち上がる技。
B 寝そべり首ひねりは,女子に,首の隅々を見てもらい,自らの健康をアピールしている感じ。
後ろにいる女子が見ていた感じ。
日本野鳥の会の卓上カレンダーの3月は,C 尻上げ三角 の写真だった。
これが,やっぱり,一番見栄えが良いかも。
翼鏡の緑色が目立っている。
難易度も高そう。
ホオジロガモのスローヘッドディスプレイは,頭を後ろに投げ出すが,こちらは,お尻を上に上げる。
(2025/03/01 船越水道 ホオジロガモ)
動かす部位は違うが,背中に頭をくっつけるのは同じ。
D お尻ふりふり も,しっかりとやっていた。
先日の記事で,ホオジロガモの求愛ディスプレイを取り上げたが,ホオジロガモが首を振っていた動きが,お尻の動きになった感じ。
今,この時期は,さまざまなカモの求愛ディスプレイを見ることができるが,コガモも,多彩な技が楽しい。
(2025/03/08 コガモ)
求愛時期のオスの羽色が鮮やかなこと!
どの技も命名どおり、おもしろいですね。
ホオジロガモのイナバウワー(?)はちょっと不気味に見えました。(黄色い目のせい?)
何の鳥だったか、オスとメスが並んで水面を走るのがいました。
メスより長距離走れる強いオスでないと、合格できないそうです。
技を繰り出すのも走るのも、体力を使いますね!
人間は、それほどの体力を使わない小技でも、合格しているかも(^_^;A
ホオジロガモは,天気が良いと,瞳孔がとても小さくなって,光の反射や揺らぎ,また,ボケで,瞳孔が見えなくなるので,こんな風に写ることが多いです。
オスとメスが並んで走る鳥って何でしょう? 海ガモの仲間は,走るのが多いんではないでしょうか。シノリガモやクロガモは,すごい勢いで走ります。並んでオス・メスが競争するわけではないと思います。
海ガモは,泳ぐことイコール生存能力だと思うので,複数のオスが,自分をメスに選んでもらうため,強さをアピールしているんでしょうね。
>こんにちは~... への返信
気になったので、探してみました。
↓
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042700074/
こんなのをテレビで見たことあります。
すごいですね~。
水上を歩くときって,片足が沈む前にもう片足を出せば良い,と小学校の頃,挑戦したことありますが,このカイツブリは,実践できていますね。(^^)
どれも個性的で興味津々です。
こちらにもコメントいただき,ありがとうございます。
カモの求愛ディスプレイは,いなくなるまでの,今限定なので,機会があれば,見てみてください。
実際は,なかなかゆっくり味わうことがむずかしかったりするので,写真に撮って,家で反芻したりしています。
いわば,2段階鳥見でしょうか。