今日は、ホームグラウンドであるポティロンの無料開放日!
遊びに来ている母も連れて、総勢5人(JOYを含む)で行って来ました。
幸い、大型犬のエリアはそれほど混んでいません。
午前中、雨が降ったせいでしょうか。
久しぶりに、ラキつば父さんにもお会いしました。
でも、落ち着いてお話しすることが出来ず、ちょっと残念・・。
今日は、この仔に初めて会いました。
JOYと同じくらいの歳の仔です。
ホワイトシェパード君です。
とっても穏やかな性格で、未だにワンパクなJOYとは大違いです。
飼い主さんにホワイトシェパードについて、いろいろとお聞きしました。
私の限られた知識では、ホワイトシェパードはスイスシェパードという名前も
あるのだから、てっきりスイス原産かと思っていたのですが違っていました。
それよりも、ホワイトシェパードの歴史を聞いて心を動かされました。
ホワイト・スイス・シェパードの歴史は、まさにジャーマンシェパードの歴史です。
ホワイト・スイス・シェパードも祖先を辿れば、ジャーマンシェパードと同じように、
一頭の犬ホーランドVグラフラートに行き着きます。
その基礎となったホーランドの中に、白い被毛の遺伝子も組み込まれていたので、 当然白い被毛を持つジャーマンシェパードも誕生します。しかし、その毛色の為、 その時代に適応しないと判断された白いジャーマンシェパードは、処分の対象と して、生まれて間もない頃に処分され続けてきました。
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しかし、米国のブリーダーの手によって本国に持ち帰られた白いジャーマンシェ パードは、次第に数が増え、ジャーマンシェパードとして認められつつも、使役犬 や展覧会などからは完全に拒絶されている状態で、白いジャーマンシェパードが 残る道は、一般家庭犬として生きていく道しかなかったということです。
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ホワイトシェパードという犬種は、一部の繁殖家の手によって細々と発展していきたの
で、統一された基準はなく、その為色々なスタイルを持つホワイトシェパードが存在し
ます。ホワイトシェパードは、被毛の長さにバラツキがあり、ジャーマンシェパードと異な
り、性格も穏和で一般家庭向きな犬になっているとのことです。
そもそも何故、白い色のシェパードは嫌われたのでしょうか?
ホワイトシェパードの不幸は、アルビノと勘違いされたからだという説もあります。アルビノ
とは、動物学においては、メラニンの生合成に係わる遺伝情報の欠損により 先天的にメ
ラニンが欠乏する遺伝子疾患のことを指します。軍事目的として実用的でないアルビノや
白いジャーマンシェパードは徹底的に排除されたようです。
そういえば、先日会った、ホワイトボクサー君の飼い主も似たような話をされていたような
記憶があります。
白いボクサー(ホワイトボクサー)には、血統書が発行されません。同じ両親から生まれた、
フォーンやブリンドルの兄弟には血統書も発行されるのですが、ホワイトボクサー(白の割合
が体全体の3分の1以上)は雑種扱いになってしまいます。どんな犬種でも純血種であれば、
スタンダードと言う標準が決められていて、ホワイトボクサーはその「ボクサーのスタンダード」
から除外されているそうです。そして、生まれてすぐにこの白い陽気な友達の少なくない数は
安楽死させられてと聞きました。
ホワイトボクサーの中には、難聴やまったく聞こえない等の聴覚障害を持つ子犬が少なから
ず生まれてくると言われています。健全な犬種を後世に残していくためには、こうした障害を
持って生まれてくる子犬をできるだけ出さないことが重要になってきます。しかし、そういう措置
に対して、その信憑性や動物愛護の観点などからも、さまざまな考え方や意見が出てきている
そうです。
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