ごまちゃんは、期待以上に、本当にかわいかった。
連れて帰ったときは、“白い小鳥”でなくってがっかりしていた
娘も、あっという間にゴマちゃんに夢中になった。
このごまちゃん、ひなからだんだん大人になるにつれ、
くちばしが紅色になり、おなかの色が淡いピンクにそまり、
綺麗な小鳥になった。
男の子か女の子かはわからなかったけど、
おしゃべりしてるかのようにさえずり、おかしかったのが、
ごまちゃんにかまわないで部屋を出ると、文句をいっているような
鳴き方をしたり、夜になると寝言をいっているのか、暗い部屋でも
さえずんだりして、ほんとうに表現豊かな小鳥だった。
籠からだしてやれば、決して人間から離れることなく
飛んでは戻り、飛んでは戻りを繰り返し、とてもよく懐いていた。
あまり小鳥がすきでなかったらしいだんなも
「かわいそうだから、もっと、大きな鳥かごかってあげたら?」
と、口を出すくらい、ごまちゃんは我が家の人気者だった。
ごまちゃんを薦めてくれたお店のお姉さんは
「ごまちゃんは、元気にしてますか?」と
お店に買い物にいくたび、ずいぶんと気にかけていたので、
携帯に写真を撮ってみせたりしていた。
・・・、
もう、花道とごまちゃんを買ったお店はなくなってしまった。
近所に大きなペットショップセンターができ、競争に
負けたらしいと人づてにきいた。
よって、ごまちゃんを天天の餌食にしてしまった報告を
しないですんでいるが、知ったらきっと悲しむだろうなと思うと、
後ろめたさと申し訳ない気持ちで一杯である。
連れて帰ったときは、“白い小鳥”でなくってがっかりしていた
娘も、あっという間にゴマちゃんに夢中になった。
このごまちゃん、ひなからだんだん大人になるにつれ、
くちばしが紅色になり、おなかの色が淡いピンクにそまり、
綺麗な小鳥になった。
男の子か女の子かはわからなかったけど、
おしゃべりしてるかのようにさえずり、おかしかったのが、
ごまちゃんにかまわないで部屋を出ると、文句をいっているような
鳴き方をしたり、夜になると寝言をいっているのか、暗い部屋でも
さえずんだりして、ほんとうに表現豊かな小鳥だった。
籠からだしてやれば、決して人間から離れることなく
飛んでは戻り、飛んでは戻りを繰り返し、とてもよく懐いていた。
あまり小鳥がすきでなかったらしいだんなも
「かわいそうだから、もっと、大きな鳥かごかってあげたら?」
と、口を出すくらい、ごまちゃんは我が家の人気者だった。
ごまちゃんを薦めてくれたお店のお姉さんは
「ごまちゃんは、元気にしてますか?」と
お店に買い物にいくたび、ずいぶんと気にかけていたので、
携帯に写真を撮ってみせたりしていた。
・・・、
もう、花道とごまちゃんを買ったお店はなくなってしまった。
近所に大きなペットショップセンターができ、競争に
負けたらしいと人づてにきいた。
よって、ごまちゃんを天天の餌食にしてしまった報告を
しないですんでいるが、知ったらきっと悲しむだろうなと思うと、
後ろめたさと申し訳ない気持ちで一杯である。