マンションのペットライフ

限られた空間で、いかにして“家族”がまあまあ暮らせるか・・・、ない知恵絞っていこうと思います。

ごまちゃんの思い出 3

2005年09月06日 | ペットたち
フェレット、息子が以前欲しがったが、独特の臭いで
だんながいい顔しなかった動物である。
結局あのお客さんは、何を求めてフェレットを買っていったのか、
とても疑問に思ったのであった。

事の顛末をみていた母は、応対した店員さんが顔なじみだったので
思わずいってしまった。

「大変でしたねぇ・・・」

すると彼女は言った。

「あまりお薦めしない子はすぐ売れることが多いのに、
絶対お薦めと思う子はなぜか売れ残ってしまう事が多いんですよね・・・。」

「へえ、そうなの?例えばどの子?」
思わず、聞いてしまった。

我が家の花道も、実はこのお店の売れ残りだった犬である。

花道を我が家で迎えると伝えた時、花道を薦めてくれた店員さんは
涙を浮かべて、「よかったね!よかったね!本当によかったね!」と
何度も何度も檻の中にいた当時の花道に話しかけていた。
それをみて、“なにか問題のある犬なのか?”と強烈な不安に
襲われたものだったが、実際は何の問題もなく、すっかり我が家に
溶け込んでいる(?)花道であった。

店員さんは言った。
「この桜文鳥のひながそうなんです。」
みると、値札は“1340円”だった。
「随分安いけど、なんで???」
「別に理由はないんですけど・・・、でも本当にいい子なんですよ。
どなたかかわいがって下さる方、いらっしゃらないでしょうか・・・。」
店員さんがとても熱心にいうので、ついつい興味をもってしまった。
「どんな風に“いい子”なの???」

店員さんが、鳥かごからその大きくなりかけている
“桜文鳥のひな”を出し、鳥かごの上に止まらせて、
少し離れてから
「ご~まちゃん!」と呼ぶと、なんと店員さんに向かって
ぱたぱたと飛び、指にとまったのである。
まさにアニメや絵本などで主人公を慰める小鳥そのものだった。

「私でもできる???」

私も「ご~まちゃん!」と少し離れた所から呼んでみた。
すると、ぱたぱたと飛んできて差し伸べた手の指に止まった!
お店の中を1周したが、逃げもせず、声のするほうへとごまちゃんは
飛んでは止まるを繰り返したのであった。

「この子、うちの子にする!!!」

即決だった。

こうして、ごまちゃんはさらに500円引きしてもらい、
箱に入れられて、我が家にやってきたのであった。


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