払えるわけありません

東京大停電を引き起こしたクレーン船の三国屋建設。自分の家も、ビデオや古いテレビ、コンポなどの時刻が設定前に戻り、少々忌々しい憶えをした。
さて、そんな大なり小なりの現場で大惨事を引き起こした三国屋建設。間接被害に関しては「賠償義務はない」と明言。

クレーン船所有会社、停電の間接被害「賠償義務ない」

まあ、そらそうだわな。といっても、彼の言い訳に頷いたわけではない。そう言わざるを得ない、ということに納得。
一言でも「賠償します」なんて言ってしまおうモノならば、電車だけでもウン千億円の賠償金、様々な企業への賠償、一般市民への賠償・・・下手すりゃ１兆円くらいに届きかねない。三国屋建設の規模から考えれば、会社を１０回売り払う位しなければとても賠償できないだろう。
是が非でも

「我々には賠償義務はない」と言わなきゃならん。

とはいえ・・・今回の停電のおかげで、凄まじい数の人々が被害を受けことは確か。
いくら会社側が「賠償義務はない」と叫んだところで、被害を受けた人々が提訴すれば、結局決めるのは裁判官となる。

果てさて、裁判になった場合、どういった具合になるのか・・・。



ちなみに

「停電でパソコンやエアコンが故障した、熱帯魚が死んだなど、一切の間接的な損害についての賠償義務はない」

企業への賠償義務問題ではなく、個人の賠償義務を取り上げる当たりに、三国屋建設が個人からのクレームに苛立った末の開き直り敵態度と取る事が出来て面白い。