愛煙家の多事総論

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球児たちの涙

2005-08-24 22:50:47 | 国内情勢
こんなことを言うのもどうかと思うが、球児たちの涙は美しく、爽快だ。

勝つにしろ負けるにしろ、彼らの涙には努力による裏づけがある。そこらへんを美しく爽快だ、という風に自分は思っているんだが、こういった涙はちょっと・・・。

高野連が駒大苫小牧の優勝取り扱いを審議

殴ったのは「10回くらい」…駒苫が事故調査委設置

駒苫の野球部長が暴力、V報告会は中止

駒大苫小牧野球部長、6月と8月に部員に暴力 謹慎処分

駒大苫小牧の野球部長が部員殴る、高野連に報告せず


優勝旗返還・・・なんつー重い処罰だ。
だが、明徳義塾が出場辞退したにも関わらず、駒大苫小牧はそれを一切報告しなかった。スリッパで頭をはたいた件は既に甲子園が始まっていたから仕方ないとしても、10発殴ったんだか20発殴ったんだか分からない事件は、6月に起きていた。
それは甲子園の始まる2ヶ月前である。これを報告しなかったのだから、隠蔽と取られても仕方がない。

学校側の責任は免れないだろう。

しかし・・・血と汗でもぎ取った優勝旗、それをもぎ取ったのは被害者の生徒達である。
明徳義塾のケースでは、部員達が喧嘩したりタバコ吸ったり、と事件の当事者達だったのに対し、駒大苫小牧のケースでは部員達は被害者。
無論、練習が不真面目だったり、食事の時間に遅れたなどの原因はあるが、それらだけで10発も殴るにしては、余りにも薄弱な理由である。

やはり駒大苫小牧の生徒達は被害者と見るべきだろう。

にしても、被害者生徒の親は「金蔵バットで殴られ拳で殴られ蹴られ・・・」と言っているが、それは既に殺人未遂では・・・。

ただ、加害者の部長もそんなに悪い評判ではない。むしろ生徒達の間では人気者だったという話もある。熱血的で、生徒達のことを思いやる先生。そんな話をする生徒も居る。
もしかしたら、彼は「しつけ」のつもりで殴っただけかもしれない。


思えば、自分が学生だったときはそういったしつけはよくあった。体罰を肯定するつもりではないが、殴らなければ分からない馬鹿というのはいるもんである。どこにも。自分もそうだったし。
まあ暴力だろが体罰だろうが、「10発」は多すぎると思うが。



何にしても、歯を食いしばって努力した生徒達の心を傷つけるような裁定はして欲しくないが、無能揃い、伝統縛りに合っている高野連のジジイどもには、そんな裁定を期待するだけ無駄だろう。



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