サケの燻製盗難事件

数日前、老人ホームのお年寄りの家族が、持ってきた

鮭とば珍味（鮭の身を味付けして干した燻製）が二つ無くなり、

職場では大騒ぎです。

受け取った職員が、床頭台（ベットサイドの保管台）の中に、

入れて置いたらしいのですが、２～３日後には無くなっていたようです。

その間に、夜勤をした職員が「私が疑われているようで、いやだわ。」

「はっきりさせたいの。」と興奮気味です。

自分に疑いがかかると感じ、騒ぎ出しました。

誰もその人を疑ってはいません。

なぜなら、その騒いでいる人のお家は漁師で、鮭とばが、余るだけ

あるからです。

あまりに大騒ぎするので、ある職員が「警察を呼びましょうか」と

冗談で言うと、その職員は黙っていました。

介護職員の中で私が一番年上なので、「鮭とばで、良かったでしょう。」

「これが、現金なら本当に警察を呼ぶことになるよ。」



総務課長が、ポケットマネーで、同じものを二つ買って来ました。

１個６５０円の鮭とばです。　床頭台の中に入れました。


不思議な事件ですが、おそらく、職員かお年寄りが盗ったのでしょう。

消えた鮭とば？？？

これ以上はどうすることも出来ません。

忘れた頃に、とんでもない所から出てくるかも。