オイラは、ボイラ 寒がりボイラ

6月から9月まで迄の4か月間は、失業状態ですが、冬期間はボイラーマンとして出身高校を暖めています。

二十歳の時、夜行列車でブルブル体験

2017年02月15日 17時49分41秒 | お疲れさん、道産子さん
18歳で、北海道の苫小牧市に初めて就職して、

右も左も解らない状態でした。

当時、20歳で下宿先のトイレにサイフを忘れ、

中に入れてあった運転免許証を一緒に

無くしました。



職場の所長から、電車で札幌の運転試験場に行き、

「再交付してもらいなさい。」と言われ、

札幌まで行きましたが、免許証の住所地が函館方面公安委員会に

なっていたので、札幌市手稲の試験場窓口で「函館の試験場で再交付

の申請をしてください。」と言われました。


そうなんです。 苫小牧に就職した時、免許証の住所変更を、

していなかったのです。


札幌からその日の内に函館に行くことになりました。



夜中の11時ぐらいに札幌を出発し、小樽、俱知安、ニセコ、長万部経由で、

函館に朝の6時前に到着する夜行普通列車(鈍行列車)に乗りました。

まだ国鉄時代で、函館=青森間の青函連絡船もありました。


石川さゆりの津軽海峡冬景色がヒットした時代ですね。



1月か2月だったと記憶していますが、途中で車掌のアナウンスがあり、

「雪が、列車の車輪に氷付いたので停車して、雪を落としてから発車します。」

との事、心配になりました。

客車の中は防寒着を着ていても寒くて、ブルブル振るっていました。

客車を周って来た車掌さんに、「寒いんですが暖房を上げれませんか?」

と言いました。

「これ以上は、無理ですね。」との返答でした。

近くに座っていた30歳代ぐらいの男性が、「自分のダウンコートを着ないか?」

と声をかけてくれました。

もちろん、「結構です。有難うございます。」と遠慮しました。


まだ二十歳ですから、ビックリしてこんな答えしか言えません。

こんなやさしい人がいるなんて、現代社会は捨てたものでは、ないなぁ~と

しみじみ感じました。


今思えば、札幌を出発して俱知安、ニセコ、黒松内辺りで、凍りついた感じ

ですね。山奥で明かりも無く、心細かったです。

列車が長万部から太平洋側に出てからは、順調で車内が暖かくなった様な感じでした。

後は、浅い眠りに付き無事、函館に到着しました。


当時、この列車は普通運賃で安くて、札幌から寝たら函館に朝着く便利の良い列車で

乗車率が高く人気でした。

札幌=函館を六時間以上かかるのですが、今のスーパー北斗(振り子特急)は、

3時間で結びます。



座席も、昔の客車で座り心地も悪く、お尻や腰が痛くなった記憶があります。

函館からの帰りは、長万部までの長距離バスに乗って帰って来ました。


イベント列車で復活したら、真っ先に乗りたいですね。

コンビニで、お酒とつまみを沢山買い込んで夜を明かしたいですね。















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