オイラは、ボイラ 寒がりボイラ

6月から9月まで迄の4か月間は、失業状態ですが、冬期間はボイラーマンとして出身高校を暖めています。

六年前の秋の出来事を振り返る。

2018年09月27日 17時24分05秒 | 認知症高齢者

 2012年秋は、私にとって重大な出来事が起こりました。

今まで、父(2年前に他界)と2人で暮らしていた母に周辺障害が出ました。

町内会の「お楽しみ会」に行き、温泉で他の人の荷物(お土産)を持ってきてしまいました。

「家の裏山に、青いカッパを着た男の人が歩いている。」と訴えました。

他にも、私が食べたおにぎりの具は鮭でしたが、鮭の身がラップで包まれた状態で、

握られていました。

 

頭の中が真っ白になりました。 母は当時72歳になったばかりです。

精神科を受信して、「レビー小体型認知症」の診断が出ました。

母は、この秋に手作りのホッケの飯寿し(いずし)を作っていました。

ホッケを10箱買い、作った様です。今まで秋に毎年作っていました。

親戚に毎年送るために作っていました。この年の秋で最後の飯寿しでした。

翌年からは、作り方を忘れたらしく、以前に勤めていた加工場から

購入して親戚に送っていました。

 

私は、特養老人ホームで何十人もの認知症高齢者を見てきましたが。

母がこの病になった時は、冷静さを失いました。

老人ホームで見て来た認知症高齢者の周辺障害や行動の全てが母に出て、

背負う事になると思い込んでしまったからです。

 

私の心が落ち着くのに、3ヶ月ぐらいは掛かったと思います。

落胆から始まり、状況を受け止め、現状を覚悟し、前向きになった時期は、

半年が経過した。春でした。