JR北海道のドル箱とも言える札幌=函館間は、振り子特急が、
走っている大動脈だ。
またしてもの脱線事故が洞爺駅付近で起きた。
数年前は、函館の近くの大沼駅での脱線事故、レール巾を基準誤差以内に、
うその申告をしていた。実際は、脱線の危険がある程にレール巾が狂っていたのだ。
またしても、レール巾の基準値オーバーだった可能性もある。
同じ、線路を振り子特急、急行、普通、快速などの客車が走行している。
貨物列車は400mもあり長いのが特徴だ。
しかし、ここを走る振り子特急のスーパー北斗は最大で10両編成となる時もある。
今回、貨物車両の不具合が脱線の原因でない場合は、線路の不備が考えられる。
客車10両編成でも、長さは200mぐらいなので貨物列車の半分程だ。
しかし、線路が狂っていれば、脱線するだろう。
事故の後は、いつも「安全に対する考え方が不足している。」と批判を受ける。
価値観の違いも大きいと、私は考える。 赤字路線の廃止、営業利益の過大追求が、
今回の様な事故の起こる原因だと思う。安全に対する所にお金を懸けていないのでは?
他のJRとは、雪国環境、都市間の人の乗車率など、かなりの不利があることは、
十分理解しているが、安全運行に関する定義が守られていないような気がする。
この体質を改善するには、JR北海道単体だけでは、無理があると考える。
国土交通省が、北海道の鉄道を国有化するべきと考える。
つまり、昔の国鉄である。北の鉄路を維持していくには、国からの支援が、
必要不可欠なのだ。
2030年開通の札幌までの新幹線延長にも、関わる大きな課題だと考える。
日本の新幹線の安全神話をJR北海道が、ぶち壊さないことを願っている。
私は以前から、北海道内を移動する場合は、5時間掛かろうとも車で行っている。
今後私も、高齢になり長距離移動は、列車になることが予想されるが、その時は、
JR無事故記録が更新されていることを願ってやまない。