徒然肉

それほどまずくない

トルコ4日目

2008-10-03 13:16:17 | 旅行
朝7時半頃、そろそろだとおっさんに起こされる。
ぜんぜんそろそろじゃない。
30分くらい経ってようやく乗り換え場所に。
ウルギュップ行きはそのままらしいので、俺はそのまま。
おっさんさっさと去ね。
暖かいほうの席に移動。
そしてウルギュップに。
おー、景色すげえ。
既に奇岩がいっぱい。
おそるべし、カッパドキア。

ウルギュップに着いたら、提携先の旅行会社の人が迎えに来てた。
それそれ、それが俺の名前です。
そしてバスが遅れたせいでチェックインしてる暇が無いのでここで待ってろと4人置いてきぼり。
しかも韓国人婦女子の人は荷物が乗換えで間違えたせいで別のバスで来るとか。
いろいろトラブルだらけですね。
4人の内訳は、俺、韓国人婦女子、チリ人男性2名。
韓国人婦女子はモウだかマオだかムォだか、そんな感じ。
チリ人男性2名はカルロスとなんとか。一人はぜんぜん聞き取れなかった。
カルロス・リベラ。関係ないですね。
韓国人婦女子は荷物が着いたので離脱。
俺とチリ人男性2名置いてきぼり。

そのうち迎えが来た。
・・・あれ?なんかそれっぽい観光地を全てスルーして行きますけど?
と思ったらホテルを回って数名追加でピックアップ。
そしてやっと奇岩へ。
何このきのこは、って感じの岩が。
なんなの。
どうやったらこんなんなるんだよ。
後でわかったが、下が砂岩、上が溶岩石らしい。
風雨で削られてこうなるんだとか。

次はローズバレーハイキング。
岩がバラ色です。
俺の人生みたいですね。ごめん、嘘。
で、バラ色の岩の中を歩いていく。
よく見るとこのバラ色も砂岩だな。触るとぼろぼろ崩れる。
そしてなぜか打ち捨てられた感じのブドウの木がそこら中に。
一応生きてるけど手入れがされてないので、棚(青果用)にも柵(ワイン用)にもなってない。
理由はあとで。続きもwebで!もういいよ。
どんどん歩いてくと、いたるところに奇岩が。きのこ型じゃないのも。
途中、砂岩をくりぬいて作られた教会跡が。危ないので、もう中は入れない。
どうやらここら辺に昔住んでたキリスト教徒とかがワインを作ってたんだとか。
ブドウの木もその名残。
一粒食べたが普通に甘かった。
別のところの教会跡は天井にフラスコ画?が残ってた。
信仰心恐るべし。
さらに登ってくとすごく見晴らしのいいところに。
おお、遠くに緑色の岩もあるぞ。
って、あれ?周りを見ると俺らのグループじゃねえ。
ぎゃー、置いてかれた。
急いで戻ると途中で待っててくれた。
ごめんね、ツアーとか慣れてなくて浮かれててごめんね。
出口まで来たら1964年まで使ってた横穴式住宅が。
崩れたので使うのやめたらしい。
っていうか、どこをどう使ってたの、この吹きさらし状態。
崩れる前まではちゃんとなってたのだろうか。

お昼ごはんはビュッフェ形式。
結構豪華だな。
・スープなら大丈夫だろうと思ったらチーズとヨーグルトのスープだった。
・サラダ用に白いディップがあったのでトライしたら案の定ヨーグルトだった。
・もうそれでも物足りなくなったのでアイランを追加注文した。
もうヨーグルトがない食事は考えられない。
結局食べたのは、小さいハンバーグ、鶏肉焼いたの、アーモンドピラフ、煮豆、肉とジャガイモのトマト煮、なんかサラダ数種、シロップ菓子三種。
トーストをシロップに漬けただけで菓子と言い張るのはいかがなものか。
飲み物は別料金なんだが、食後の紅茶まで別料金かよ。
ひどい話だ。

次はピジョンバレー。
鳩を飼って、その糞をブドウ畑とかに利用したとか。
へー。
そこでレース売りのおばさんが、レースを10リラで売ろうとしてた。
で、端っこのほうにあった変なのを「これ何?」と聞いたら、なんか網っぽいもので、くるくる巻いてスカーフっぽく使うようだ。
周りにいた旅行客のおばさんどもの目に留まりすごい勢いで売れてた。
2リラ。
安いと売れるようだ。
ピジョンバレーは遠くから眺めるだけで終了。
意味ねえ。

次は横穴式住居跡。
この辺りは、はじめにヒッタイトが横穴式住宅作って住んで、その遺構をイスラムから逃れてきたキリスト教徒がさらに発展させて使ったらしい。
狭い!暗い!
別に怖くは無いです。面倒終太郎じゃないので。
横穴式住居なのに、ワイン作る部屋とか貯蔵室とか粉挽く部屋とか完全にそろってる。ベトナムのクチのトンネル式住居並みです。
どっちも煙が敵に見つからない工夫されてたりしてすごいです。
よく考えられてるな、角度とか。いや、マジで。

最後はオニキスとトルコ石加工場、と言う名のお土産売り場。
どうでもいいです。
磨き方を見て終了。
ターコイズより濃い青の石があったので、何かと聞いたらラピスラズリだそうで。
トルコ石より、こっちのほうが綺麗じゃん。

これで今日は全て終了。
ホテルに連れてってもらって下ろされた。
カウンターが一番上ってどんなホテルだよ。
洞窟ホテルらしいが、いくらなんでもそれは無いのではないか。
中はそれほど洞窟って感じじゃねえな。
思いっきり岩積んであって漆喰塗ってあるじゃん。
まあ、泊まれりゃどうでもいいんだが。
生乾きの洗濯物を干そうかと思ったが、乾きそうに無い感じなのでランドリーサービス頼んだ。
10リラって言われたので即OKしたら国を聞かれた。
ランドリーサービスすらぼったくりかよ。
定価が無い上に物価も高いのはやめてほしい。
これが中国・ベトナムならぼられても誤差ですむのに。
さて、明日というか、風呂入った後に着る服が無いんだけど。
仕方ないので町に見に行ってみた。
どうやら俺は今ギョルメにいるらしい。
カッパドキアは町の名前じゃなくて、地域の名前でそこにいくつか拠点となる町がある。
それがギョルメだったりウルギュップだったりする。
どれどれ「地球の歩き方」地図は、と。
こっちが中心地らしいな。
適当に歩くとスーパーマーケットがあった。
シャツとパンツ無い?
無。
適当に洋服系土産物屋を見回るもTシャツはあってもパンツが無い。
このままじゃノーパンで寝ることになってしまう。
ノーパンヒロインどもじゃあるまいしマジ勘弁。
お、トランクスっぽい水着を発見。
これでいいや。
これならパンツじゃないから恥ずかしくないもん。いや、その理屈はおかしい。
つーか、別にこれだけで外に出ないし、パンツ代わりだし。

晩飯はホームメイドのレンズ豆スープが3リラのところ。
そういやカッパドキア名物料理があったな。
テスティケバプとかいう、壷焼き煮込み料理らしい。
じゃあ、レンズ豆のスープとテスティケバプとアイランを。
レンズ豆のスープは普通にうまい。無料のパンも付いてくる。
ここのパンはイスタンブールのに比べると落ちるな。日本のみたい。
そしてメイン登場。
おお、なんなのこの壷。
え、それ割るんかい!
じゅわー、っと割れたところからスープが。中には肉と野菜。
どれどれ。
うめえ!
これはうまい。羊肉にしたのがよかったな。
いやー、今まで食べたトルコ料理でこれはスマッシュヒットだわ。
羊肉がこの旅行で初めてだってのが謎だ。
トルコ人はあんま羊食わんの?
それにしてもうまい。
でも量が多いな。2人でシェアするくらいでいいかも。
まあ平気で食べきるけど。

ホテルに戻って風呂。
その後、電池と水を買いに。
電池と言う単語をど忘れして身振り手振りプラス「エレクトリック」って言ったら「バッテリー」とわかってもらえた。
ナイスおじさん。

さて日記も書いたし寝るか。
とりあえずテキストに書き溜めしておいた。
EeePC大活躍だな。


トルコ3日目(2)

2008-10-03 13:14:30 | 旅行
靴のブラシ落として適当に磨いて金せびる詐欺は「地球の歩き方」の後ろのほうに載ってたわ。
よく読んどけ、俺。

バス移動のため、予約した旅行会社へ。
この旅行会社は超小さい。中国とかベトナムとかでもそうだったが、観光地にはこういうのがいっぱいあるな。
で、シャトルバスまで時間あるからそこの日本語をちょっとしゃべれるあんちゃんと話して待つ。
なんかお茶じゃなくてゴールデンなんとかって飲み物出してくれた。
粉のオレンジジュースをお湯で溶いたみたいな味。甘い。
で、適当に話を。
(兄)結婚してるの?→(俺)してない→何歳?→33歳→早くしたほうがいいです→ははは、そうですね。
大きなお世話です。
その兄ちゃんはまだ19歳だそうだ。
妹は18で既に嫁に行ってるらしい。
はえーな、と思って聞いたら、トルコの田舎は20歳くらいで兵役行く前か後くらいで結婚するんだとか。
「田舎は遊びも無いしね、大体そんな感じ。」って言ってた。
「イスタンブールだともうちょっと年取ってからね。25から28くらい。大体そんな感じ」だと。
そんな話をしてたら、・・・誰だっけ、名前忘れた。
同じホステルに泊まってた日本人の婦女子が来た。
あきこだか、あやこだか、ゆうこだか、大体そんな感じ。
セルチュク行きのバスの予約をしに来たらしい。
トルコは去年に続き2回目だそうで、去年既にカッパドキアとパムッカレは行ったそうだ。
2回も来るほどいいところか?と内心思ったが、黙っておいた。
しかも今回は、会社辞めて1ヶ月エジプト→ヨルダン→トルコと来たそうだ。
ラマダン中に。
大失敗だって言ってた。
特にヨルダンはトルコみたいなぬるいラマダンじゃないらしく、飯食べるところも余りないし、しかも油っこいものばかりな上に新鮮じゃなかったらしくトルコに来たときには腹壊して数日間寝込んだとか。
ひどい話ですね。
数日間寝込むとか、俺もやったのでつらいのがわかります。
で、ようやく治ったのでセルチュクに行くらしい。
何があるの?と聞いたら「地球の歩き方」出して「ローマの遺跡とか」と説明を。
俺も持ってます、それ。
安宿で会う日本人の150%が持ってます。その国の1冊を持ってる確率が100%で、さらに別の国か広域(複数国とか、中国なら全土版)を持ってる可能性が50%。
これが外国人だとLonely Planetになります。
俺もブルガリアとルーマニアはロンプラも持ってきました。
ほとんど読んでないですけど。

で、ゆうこさん(仮名)は「地球の歩き方」にびっしり付箋つけてた。
すげえ。
これなら俺みたいな間抜けな詐欺にもあいませんね。
で、セルチュク行きは60リラだと。
たけえ。
東京-大阪間でも5000円くらいでもあるのにねー、とか話してたら、兄ちゃんが
「高い言うけど、今ハイシーズンね。ゆうこさん(仮名)だからバスチケットだけで取ってあげてるね」だって。
ツアー客とバスチケットだけの客ならどっちに取るかといったら、ツアー客だろ、と。
確かにそのとおりだ。
でも6000円は高いですけどね。

大体トルコ物価高いんだよ。
日本とほぼ同じだよ。
茶店に入ってお茶とケーキ食べただけで1000円だよ。
しかもトルコのお茶は容器が小さいんだよ。
菓子は甘いくせにお茶が少なくてアンバランスすぎる。

で、ゆうこさん(仮名)は明日の夜にするか明後日の夜にするか悩みつつもう一人日本語しゃべる人にイスタンブールのツアーの営業受けてた。
ボスポラス海峡クルーズ(5000円)とか。
そんな話を聞いてる間にバスが来ました。ではまたー。
そう言ったけど、名前も覚えてないし連絡先も聞いてないんですけどね。

なおボスポラス海峡に日本の企業がトンネル作ってます。来年完成予定。
あとボスポラス海峡を止められちゃうと黒海に空母展開できなくなっちゃうので、アメリカとか結構必死です。
ロシアも凍らない海への出口が無くなっちゃうので必死です。

で、シャトルバスは砂糖祭り休暇で運転手がいなくて、6人ほど定員オーバーで客を回収してバスターミナルへ。
バスターミナルでメインバスに乗り換え。
隣はおっさんです。
バスの中では、水とかコーヒーとか茶とか出た。こんなサービスもあるのか。
で21時くらいから映画。
眠らせないのかよ。
言葉もわからずに見てたが、なかなか面白い。
一本眉毛でひげも体毛も毛むくじゃらのデブが、強引にいろいろ事を進めていく話。
以下ネタばれ。
(中略)
仲良く?してたホテルのボーイが最後にビー球を彼女に届けてくれ、彼女は幼いころを回想。
そこで終了。
微妙にハッピーエンドなのかどうなのか。
トライアングラー並みの尻切れトンボ感。
で、映画も終わったので就寝。
と思ったら、トイレ休憩。
戻ってきたらおっさんに窓側に追いやられた。
・・・寒い!
なんなのこの温度差。
ちょっと暑いくらいだと思ってたら、すげえ寒いよ。
もう死ねばいいのに。

4時にもう1回トイレ休憩。
出ねえよ。
そのままスルー。
とりあえす今日はここまで。
続きもwebで!