台湾食材 BETHESDA KASHIWA

美味しい台湾食材をはじめ何だかんだ日々のこと書き綴ります。
クリスチャンファミリー

JCM_2021年8月16日_勇士の宣教001-創造主なる神様(藤田先生が若い年代に語り掛けています。)

2021-08-28 08:34:43 | 祈り
勇士の宣教001-創造主なる神様
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JCM_2021年8月25日_勇士の宣教002・罪を犯したアダムとエバ

2021-08-28 08:21:49 | 祈り
勇士の宣教002・罪を犯したアダムとエバ
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十九)灼熱のシベリア「哀しき夕陽、作者 能瀬敏夫」より

2021-08-28 01:39:25 | 祈り
 十九)灼熱のシベリア「哀しき夕陽、作者 能瀬敏夫」より  私は指定されたゼムランカの、みんなが作業に出払った後の、がらんとした土間に立って暗さに目を慣らしていると、本部員がやってきて、「今度はこの作業を貴方に頼めというんですよ」と、何やらロシヤ語の書類にサインを求め、結局新たに編成された混成組の組長を遣らせられることになった。  全国から集まった初対面連中を指揮するのは大変なことなのだが、手渡された名簿によると、五十名程の兵隊が、今は西岡軍曹の指揮によって行動をして居るようであった。  オブルチア時代の道路作業の経験が活かされると考えたのかも知れないが、私にとってあの過酷な作業の体験は、思い出すのも苦痛であった。  それでも当時は入ソ間もない頃で、まだ体力も気力も充実していたし、組員全部が哈璽浜から移動したいわば仲間同士でもあったから、意識が集中し、だから、目的に向かってがむしゃらだった。それが今頃評価されたのだとすると心外なのだ。  やがて、作業から引き上げてきた連中が、 溢れるようにどっと入ってきた。そしてそのことを知り、ごそごそと不満の声を漏らしているのが聞えてきた。どうも、西岡軍曹のままでいいのではないか、ということらしい。  と、いうことは、彼の人望も満更ではないようである。  間もなく、当の西岡軍曹が、片方のゲートルを胸元で巻き上げながら近づいてきた。既にことの成り行きを聞いて来たとみえて、「ご苦労さんだよなぁ、俺も頑張るからさ、頼むっちぁ」と、東北弁で云った。  元々道路・建築作業というのは、ノルマ達成が一番難しい作業なので、人の良さそうな髭面の、私よりははるかに年上の軍曹は、胸のポケットから皺くちゃな作業表を取り出すと膝の上に広げ、両手で皺を伸ばしてから説明を始めた。  その彼の態度からも、早く組長としての職から逃れたい、そんな様子がありありと見えたが、私もかつてその経験から無理もないと、 漠然と思った。  ここシベリアでは、新たなラーゲルに入ると先ず初対面の挨拶は、「郷里は何処 」から始まるのが通例である。  彼は岩手県花巻市の出身で、元々土建屋が商売だったと言う。 「花巻って、花巻温泉の 」  と問いかけると、彼はわが意を得たりとばかり、話題は完全に花巻温泉に転じてしまった。  翌日全員の前に立って挨拶し、西岡軍曹の横に並んで出発した。若いカーボーイ(歩哨) が一番後ろから、銃を背中に草笛を吹きながらついてきた。  この日もぎらつく暑さの日であった。シベリアでは冬に比べて夏の季節はあっという間に過ぎてしまう。然し、その短い夏の日に凝縮された太陽は私達の真上にぎらつくのである。  札幌に似て街路樹の美しいこの街は、車道の両側にも街路樹が立ち並び、その舗道には 赤い煉瓦が敷き詰められている。  この舗道に沿って私等の作業現場があるのだが、シベリアの建物は基礎で決まると言われるほど、凍土の基礎作業は困難を極める。夏とはいえ、地下一メートルは正に凍土なのである。  その一向にノルマーの上がらない厳しい基礎の作業が一段落して、今度は本格的な建築作業へと移行するのである。  建築作業とはいっても、とんとんとんと丸太を打ちつけるのではなく、煉瓦とブロックの積み上げによって形作られていく。  煉瓦積みが始まるとそれを担当する数名は、連日芋虫のように、ピンと張り詰めたたこ糸を頼りに積み続ける。煉瓦を運ぶもの、セメントを練る者、それを運ぶもの、夫々分業で動き回るのだが、ノルマーを勘案して、その割り振りをするのが当面の私の仕事である  現場には、ソ連人ナチャーニック(監督) が二人居る。一人は通称キャピタンと呼ぶ予備役の空軍大尉で、いつも誇らしげに軍服を着て、胸には金ピカの鷲のマーク、軍帽の帯は空軍を表わすブルーである。  彼はユダヤ系のロシヤ人だから、鼻はくちばしのように大きく、眉毛も薄い白色だが、皮膚の色がまだらな唇の薄い大男である。  彼は過去の経験から、日本人をおだてて使うことを心得ているらしい。だから作業前の説明には、大きな身体を折り曲げるようにして、作業表と私を見比べながら、その反応を確かめるように、声の音質まで変えながら話しをする。  みんなは「あのキツネめ」という。私も正にそう思うが、うっかりすると彼の術中にはまってしまうので、説明には神経を集中して、正確に聞き取らなければならない。  彼の下にもう一人のナチャーニックが居る。監督助手と言うべきか、既に七十歳にも手の届きそうな老人、石切山でも同行した例の老人ニコルフである。  私達の作業も第一段階が終わり、各室の仕切りと二階の外壁へと移っていった。  みんなが実によく働いてくれた。西岡の適切な助言もあって、作業は予想以上に進行した様に思う。ところが相変わらずノルマの達成には程遠い。ノルマを達成しないと言うことは直接パンの大きさに響くから、責任者としては食事の度に面が下がる思いがする。  そんな思いに悶々としているある日の午後、キャピタン監督がいつもの様に大きな身体を折り曲げるようにして入ってきた。 「ノーセ、ダバイ( どうぞ)一握りのひまわりの種を私の手に載せる。 「ここの兵隊みんな良く働くので助かる」  声の音質を落としておだてながら、ノルマーの計算書を差し出した。 『二シオカスバラシイ』と、更に西岡を誉めながら書類を指差して、「サイン、サイン」と、指示する。  私は鉛筆を握って計算書を見た。  ふと感じてしまった、何かからくりがありそうだ。相変わらずノルマ達成には程遠いのだ。西岡を呼んで一緒に計算書を見直すと、どうも計算の基礎に問題がありそうだ。煉瓦積みの完成結果の容積そのものには問題が無いのだが、時間が大幅に膨らんでいる。ということは、実際に煉瓦を積み上げた時間に、既に計算されたはずの諸々の時間が、重複して加算されているのではないか、従って煉瓦積の実績濃度が気迫になったということになる。  なぞが解け始めると、私の中に徐々に怒りがこみ上げてきた。 「これは違うのでは 」と、伺うように静かに言ってみた。 「ノーセ、何処が違う 」  下からのぞくように監督 『時間の計算が違うのではないか、作業が予定通り進んでいるのにノルマーが達成しない、理由はここではないか』  彼は屈みこんだ態度から一変して立ち直ると、 「ノーセ、お前は間違いだ、俺は監督だぞ」 「いや正しければそれでいい、しかし、正しくないことは改めないと兵隊は働かせられない」 「バカを言うな、立場を考えろ、ここでは俺が正しいのだ」 「いや違う、間違いを訂正すると約束しなければ作業は中止する」 「何を言うか、捕虜の癖に」  ここで私は思わず外に飛び出すと、天に向かって大きく叫んだ。 「作業止めいっ」 五十名の兵隊は一瞬仕事の手を止め、私の方を見た。  私はもう一度留めを刺すように怒鳴った。 「作業止めいっ」  すると西岡がさっと地べたに転がり、頭の下に手を組んで両目を閉じた。  みんなが同じようにその場に転がった。  通路で、足場の上で、屋上で、みんなが大きく手足を伸ばし空に向かって目を閉じた。 監督が今にも掴み掛らんばかりに怒り、足元の兵隊を靴先でゆすった。 「働け、直ぐ働け」  然し、みんなは五体を思い切り伸ばし、眠ったように動かない。 「ノーセ、いけない、パッサージ( 処罰) だ」 人差し指を振りながらさっと振り向くと、ジープに乗って走り去った。  あとには何とも切ない空虚な静寂が残った。  私も西岡の隣りに身体を伸ばすと、頭の下に両手を組んだ。とてつもなく大きく広い空が見えた。 「これで良かったのだろうか」  咄嗟の出来事とはいえ、結果に大きなマイナスが残るかも知れないのだ。それを考えると私の行動は指揮官として正しかったのだろうか、と疑問が残る。  それにしても、私の一声で見事に動から静へと転換した兵隊たちよ、心の底に熱いものが溢れ、頬を伝った。 老人ナチャーニックが寄ってきて、「ノーセ,プライナ( 正しい) 」と、つぶやくように言ってすり抜けていった。 小一時間も経ったであろうか、街路樹越しにジープが止まり、がやがやと人声が近づいた。一際甲高い声の主は、先ほど怒ってジープに飛び乗ったキャピタン監督の勝ち誇った声だ。 見ると、司令部の少佐が書類をわしづかみにして立っている。私は早速立ち上がって敬礼した。 彼は小さく敬礼を返し、「ノーセ、どうした?」と、あごをしゃくった。 私は通訳に事の成り行きを説明した。 そして「彼の計算は違うのだ、このまま放っておくと兵隊はみんな栄養失調で死んでしまう」 「バカを言うな」  キャピタンが激怒する。  少佐はそんなやり取りに無関心を装って計算書を見詰めていたが、やがて老人監督二コルフを手招きして呼び寄せ、長々とロシヤ語による会話が続いた。  少佐は書類から顔を上げ、改めて私の方に向き直ると、一寸キャピタン監督に目をやってから口を開いた。 「分った、ノーセ、プライナ( 正しい) 」  まさかと思った。私の立場が逆転したのだ。有難い、大声を上げて叫びたいのを、じぃっと耐えて「スパシーボ( 有難う) と、静かに言って手を出した。  握手に応えた少佐は、キャピタン監督を連れて帰っていった。  西岡軍曹が「さあ、ひとふんばりすべえか」と、何事もなかったように東北弁で言った。 「作業始めぃ」  私は思い切り大空に向って叫んだ。  ギイ、ギィ、と足場が鳴り、トンテンカンとハンマーの音が響き、きりきりと滑車も生き返ったように回り始めた。 (シベリアへの抑留、極寒の地での凍土と病いとの戦い。生き抜いた者達へ渡された 「帰国の途」という切符とは・・・チチハル陸軍病院経理勤務、そして終戦。ハルピン への移動・・・、病院開設・・・。傷病兵、難民で施設はあふれ、修羅場と化した。 「哀しき夕陽、原作 能瀬敏夫」) https://07nose.wixsite.com/bethesda-kashiwa
「2021年「台湾文旦」好評予約販売中」


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葦のかご教会水曜讃美祈禱会(2021年7月14日)能瀬熙至兄弟
https:// www.youtube.com/watch?v=VX9rfrrNJhA
 
 
【賛美】主の計画の中で
Seekers (Within Your Plan
주님의 계획속에서
https://www.youtube.com/watch?v=NjUEbhpxJYE&feature=youtu.be

【賛美】いつもいつまでも
Seekers (Always andForever
항상영원히까지
https://www.youtube.com/watch?v=MsfDBkdK3XQ&feature=youtu.be

【賛美】あなたが共に
Seekers (Together with God
당신이 함께
Eng,Kor sub)
항상영원히까지
https://www.youtube.com/watch?v=xTuqgreT0hg&feature=share

【賛美】善き力にわれ囲まれ
By loving forces
선한 능력으로,ENG/KOR sub
covered by Seekers
Eng,Korsub)
항상영원히까지
https://www.youtube.com/watch?v=2tCshyJunSM
 
 
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