【イエス様によれば】
人生には試練がある。信仰が揺り動かされる
こともある。初代教会の指導者ペテロがそう
だった。死んでもイエス様についてゆくと言い
ながら、たった数時間後、一人の女中の言葉
で、イエス様との関係を完全に否定した。
わたしたち自身、十字架によって赦されて
生きている者だから、ペテロを非難するのでな
く、この記事を謙虚に受け止めるべきである。
「おのペテロですら試練の中で失敗した。それは
クリスチャン失格でも、ありえないことでもな
い。」と。
一、
父なる神様は許可なしに、試練がわたしたちを
襲うことはない
イエス様によれば、ペテロを襲った試練はサタン
の策略であった。しかしサタンも神様の御支配
の下にあるので、神様のお許しなくしてわたし
たちに勝手な真似はできない。サタンは悪い思い
で試みるが、わたしたちを愛してくださる父な
る神様の御意志を通る時、試練は別の意味を持つ。
決してわたしたちを害し滅ぼすものではなく、
最善に働かせられるのだ。ここに、試練における
信仰者の慰めがある。
二、
わたしたちは、どんな時でも、大祭司イエス様
の祈りに守られている
サタンの思惑にはまって、イエス様を否定した
ペテロ。しかし完全に信仰がなくなった。それは
ペテロの背信に先立って、彼のために執り成され
たイエス様の祈りの力によった。イエス様は、御
自分を見捨てて逃げ出す裏切り者をすでに赦し、
受け入れておられたのだ。イエス様御自身は、
この祈りの効力をどう見ていたのだろうか？
「だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力
づけてやりなさい。」(32節)。ここでイエス様は、
ペテロが立ち直った後に果たすべきことを命じて
いる。つまり、ペテロは試練の中でボロボロに
なるかもしれないが、御自分のささげる祈りの
効力で、必ず立ち直るとイエス様は確信していた
のだ。大祭司イエス様のこの力強い祈りは、わた
したちのために今も父なる神様の右の座で、わたし
たちの信仰がなくならないように祈り続けていてく
ださる。どんな時にも、わたしたちの教会生活、
家庭生活、社会生活、個人生活、神様の御前で
営む生活全体は、わたしたちを愛して十字架の上
で死んでくださったイエス様の祈りに包まれ、守ら
れているのだ！この恵みに感謝し、その後のペテロ
のように、生涯、主と教会に仕えて歩んでいこう。
筑波福音基督教会2011年4月17日 週報より
ルカの福音書22章31-34節
メッセンジャー 大洗キリスト教会 岡本告牧師
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神は過ぎ去った時代には、すべての国の人が
思い思いの道を行くままにしておかれました。
しかし、神は御自分のことを証ししないで
おられたわけではありません。恵みをくださり、
天からの雨を降らせて実りの季節を与え、
食物を施して、あなたがたの心を喜びで
満たしてくださっているのです。
(使徒言行録14 16-17)
