サボテンが花をつけている

シャア・アズナブル役の池田秀一さんに絡めて、出演されている作品の感想を語っています。

CDシアター ドラゴンクエストⅣ<VOLUME3>

2009年11月15日 | CD・カセット
CDシアター ドラゴンクエスト4〈VOLUME3〉
とまと あき
スクウェア・エニックス

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本日は、『CDシアター ドラゴンクエストⅣ(VOLUME3)』(1994年)です。

CDシアターとは、小説版のドラゴンクエストシリーズを簡略化したものを音で表現しているCDで、ゲームや小説とはまた違った作品として楽しめる作品となっているようです。

原作に堀井雄二、脚本・監督とまとあき、音楽すぎやまこういち、カバーイラスト、キャラクターデザインいのまたむつみ。ナレーターに石坂浩二、出演は、金丸淳一、小川真司、玄田哲章、八奈見乗児、田中真弓、川村万梨阿など。

VOLUME3の簡単なあらすじ。翠の髪の少年レイは、人里離れた山奥で外に出されず育っていた。そんなある日、勇者狩りにあうがエルフのシンシアのおかげで命を助けてもらう。道中、導かれしものたちと出会いデスピサロとの戦いに挑む。

随分前からこのCDを探していてやっと聞くことが出来た・・・。何年ごしだろう・・・。(あ、でもニコ動とかで聞くことも出来るようです)

一応、VOLUME1も2も聞いたのだけど、池田さんの声を聞くためだけだったら、別に聞かなくてもよかったような・・・(オイ)。1も2も全然別のストーリーというか、それぞれの人間が集まっていく物語なので関係ないし、おまけにCD自体の話もブツ切れというか、それほど繋がってないので、一部の場面を音に起こしている感じだった。やはり小説を読んでおくか、ゲームをちゃんとやってないとダメだった様子。(ドラクエ4はやったと思うんだけど、あまりにも昔で忘却の彼方)

いのまたむつみさんの美麗なイラストが印象的で、声優も豪華。なんといってもナレーターが石坂浩二だし!他にも今時のドラマCDとは雰囲気が違って、舞台的な脚本と演技なので、とても時代を感じてしまった。(言い回しがちょっと古い場面も・・・) 逆に言えば、今のドラマCDより骨太の舞台を聞かされている感じだった。

さて池田秀一さんですが、ラスボスのデスピサロ。勇者の復活をおそれ世界中に刺客を放ち片っ端から捕らえている魔族の首領。エルフで恋人のロザリーを守っていたが、部下の謀略によって人間に殺されてしまったと勘違いし、人間たちを滅ぼそうと化け物に変身する悲劇の悪役。

恋人のロザリーは藩恵子さんで、ピサロもただの悪役ではなく、恋人を守るための悪役という立ち位置は池田さんの十八番のような感じがしなくもないけれど、池田さんファンからみれば似たような役なのでひねりがないというか、ちょっと物足りなかったかな。(2009年の今頃聞いているせいもある) 

でも若いです声が!(当たり前) あとやっぱりカッコイイしロザリー相手の優しい声はとーっても素敵。もっとセリフがあっても良かったのに、ちょっと物足りない。

ドラクエ4のゲームやり直してCD聞き直そうかなあ。

月刊男前図鑑 年上編 白盤/黒盤 <感想>

2009年10月24日 | CD・カセット
月刊男前図鑑 年上編 白盤

ポニーキャニオン

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月刊男前図鑑 年上編 黒盤

ポニーキャニオン

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本日は、『月刊男前図鑑 年上編 白版/黒版』です。(久しぶりに感想)

ポニーキャニオンの乙女向けCDレーベル「月刊男前図鑑」として、乙女向けアンソロジー形式の豪華人気声優を起用したドラマCD。「誰でも安心して聞ける白盤と、ちょっぴり怪しい雰囲気の黒盤、一月に2枚同時発売」とあるシリーズもの。

音響監督にわたなべさとる。原案は二見智織。ドラマ脚本は榛乃綾子。イラストに一馬友巳。「忍者」役に中田譲治。「大統領候補」役に千葉進歩。「レーサー」役に三木眞一郎。「バーテンダー」役に池田秀一。両枚ともにキャストクレジットトークが収録。

まずはあらすじ。黒版「忍者」は、とある里で忍術の指南をしていた忍者が、修業中の弟子を一人の女性として気付いてしまう。「大統領候補」は、明るく大らかな人柄で人気のある3世議員。突然大統領候補として立候補することになり・・・。白版「レーサー」は、F1ドライバーとして10年レース漬けの人生を送っていた。しかし網膜はく離と診断されてしまい引退を決意するが・・・。そして「バーテンダー」。上品で気取らず落ち着ける雰囲気のとあるバー。いつもは一人で訪れていた女性がある日男性を伴ってやってきた。どうやら雲行きが怪しくなり・・・。

どのドラマも12、3分の長さでコンパクトに纏まっているラジオドラマの様相で、また1枚35分前後なのと、相手役の女性がいないので妙な嫉妬も起きず、あっという間で楽しめた。ただ「忍者」は最初は良かったのだけどだんだん笑ってしまった・・・。中田さんごめんなさい。ギロロが大人になったというか、やっぱり忍者は設定が変というか、「柔肌が」とか「衣を」とかが気になるというか・・・ごにょごにょ。「レーサー」と「大統領候補」の三木さんと千葉さんは慣れている感があって、安心して落ち着いて楽しめました。

さて池田秀一さんですが白版のバーテンダー役ということで、口調がですます調の上品で優しい系。フロアにも眼を行き届かせ細かな配慮をしつつ、傷ついて弱っている女性につけこんで、隣に座って肩を貸し、甘~い愛の言葉をささやくタラシなバーテンダー役です!(笑)

いやー甘さ全開で凄かったです。最初に聞いた時は池田さんの甘いセリフと上品口調に背中がこそばゆいというか、ニヤニヤ笑いながら聞いてしまったのですが(失礼)、何回か聞いていくうちに落ち着いて、肩を借りて楽しみました。だって「あなたはまだやらなければならないことがある。それはね・・・泣くことです。どうぞ肩をお貸ししますよ。そのために隣に座ったのですから・・・」ですよ。エロおやじですよ!聴き慣れてませんって!どちらかというと、時々フフッって笑うところや最後はちょっとブラックな感じが見え隠れしているほうが落ち着くというか(オイ)。

で、公式ページのコメントによるとノッて演じられたみたいですし、CDのトークでも「イメージを掴むのに疲れたけど、面白かった」ということなので、次回はイメージが楽そうな「大佐」役とか「総帥」役とか「議長」役とか、「海賊」役とか「FBI」とかはどうですかね?「ヤクザ」役や「殺し屋役」とかでもいいです!そんな孤独な男性が愛を囁くというのもうっとりさせてくれそうで良いんじゃないかと!

キャストクレジットトークでは、三木さんのペースに合わせて(わりと珍しく)テンポよく楽しくお話されてます。また相手の女性の話題で、もじもじしながらお話されているのを想像しながら楽しむこともできます。

ということで、月刊男前図鑑「赤版」・・・じゃなかった「白版」をお聞き逃しなくー。

#157 彩雲国物語 第二章 黄金の約束

2005年12月25日 | CD・カセット
ドラマCD 彩雲国物語 第二巻 黄金の約束

マリン・エンタテインメント

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 本日は、ドラマCD「彩雲国物語 -第二巻 黄金の約束-」(2005年)です。

 原作は「角川ビーンズ文庫」から出ている雪乃紗衣の人気小説で、4月にドラマCD化された続編がまたまた登場。朝廷が夏バテと超過任務によって官吏たちの人手が足りなくなり秀麗に手伝うよう呼び出しがかかる。能力はともかく、外朝は女人禁制のため男装して勤務に励むことになるが・・・。

 前作が面白かったので早速購入したわけなのだけど、最初は購入するのをかなり悩みましたー。というのも前作より値段が高かったから!(笑) 『なんで高いんだろう・・・』と思ってよく見たらどうやら2枚組になるらしく声優人も増える様子で新たに藤原啓治さんに速水奨さんに井上和彦さんの名前まで発見してしまったから大変!これは買わねばなるまいと!ということで早々とamazonで予約してしまいました。

 今回は原作を未読のまま聴いてしまったのだけど、なかなか良い出来だったと思います。前回は秀麗がかなり早口でしゃべっていたように思えたけど今回はそれほどでもなかったし、出演者もベテランの方ばかりなので安心して聞いていいられました。脚本も音楽も良かったと思います。(ただ相変わらず難しい漢字が多くて、誰が誰やらにはなるのだけれど、それは私の勉強不足によるものだし・・・) 

 それとなにより、主人公の女の子の頑張る姿が勇気をもらえる作品だと思います。よくありがちな中国系ファンタジー小説なのだけど女性の社会進出をテーマに掲げているところも現代社会にマッチしていて共感がもてました。

 さて、池田秀一さんはこれまた相変わらずセリフが少なーい!でも、主人公のお父さん役なので温かみがあって優しい感じが上手く出ているのでうっとりです。口調も穏やかで久々にうっとり聞いてメロメロになってしまいました。また池田さんのコメント欄に、短く「四十男の役もなかなか良いかもしれませんぞ」とあるけれど、ハイなかなか良かったです(笑)。とは云いつつセリフが少ないので物足りなさは残るのだけど・・・。

 そして、今回の主役というか出番が多くて美味しい役は藤原さんですね。優しくて厳しくて理想の大人として秀麗を受け止める役。緑川さんは相変わらず色っぽくて聞き惚れるし、檜山&森川コンビも息が合っているし、速水さんは妖しい仮面キャラで面白い。和彦さんも美声健在なのだけどこれまた出番が少なくてちょっと淋しい。お姫さんと国王コンビはなかなか出会わないので二人のやり取りがもう少し聞きたかった。関智一さんの「うん」が聞きたかったなあ~。「夜這い~♪」じゃなくって(笑)。あと、宮本充さんもよくしゃべっているし、子役の小林由美子さんが上手いと思う。

 それにしてもこれだけの豪華声優人の寵愛を受ける秀麗役が桑島さんで本当良かったなあ。元気があって利発で好感が持てるもの。・・・やはりそこは複雑な女心があるものでしてネ。

 そういえば今回はキャストによる挨拶がなくて残念。あと、これは次回作もありそうな予感。しかし改めて考えてみると乙女ゲームみたいなのね。(女一人モテモテ)

#119 逆境ナイン

2005年07月15日 | CD・カセット
逆境ナイン 6 特別版 (小学館プラスワン・コミックシリーズ)
島本 和彦
小学館

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 本日は、ドラマCD「逆境ナイン」(2005年)です。

 「逆境とは、思うようにならない境遇や、不運な境遇のことをいう!!」

 1988年に「少年キャプテン」で連載された島本和彦原作の漫画で、現在は劇場でも公開されている作品。最近新装版として新たに出版され全6巻。ドラマCDは、第6巻に初回限定版として同梱。

 全力学園野球部キャプテンが、突然校長に「廃部だぁ!!」と言い渡される。しかし、熱い男「不屈闘志」は、逆境にこそ燃え、逆に校長に「ここのスミに、でっかい深紅の優勝旗を置きたいと思いませんか!?」と大ボラを吹く。相手チームの策略や、部員たちの危機、せまる追試の恐怖、甘い恋の罠など、次々と逆境に襲われるが、不屈の闘志で立ち上がり夢の甲子園を目指す!!

 作家の島本和彦という人は、前から気になる存在だったのだけど、一度も読んだことがなかったし、いい機会だと思って全巻購入してみました。すごい!!バカバカしいけど面白い!!全編を通して、「無理が通れば、道理が引っ込む」という感じで、「ありえねー!」って思うけれども、勢いに負けて面白いと思ってしまう強引さが素敵♪

 ということでドラマCDは、漫画のダイジェストとオリジナルドラマの2本立てになっていて、ダイジェストのラストではこれまた熱い水木一郎氏が歌う『炎の笑顔』が入っていました。オリジナルドラマの方は、日の出商業に勝った後全力で戦ったダメージが酷く全力で休むために温泉に行くことになるが、やはりここでも逆境が待ち受けていたのだった!!という話。

 不屈役の櫻井孝宏さんは、漫画のイメージ通り全編通して熱く演じていた。けれど、熱演していたといえば、校長!! この校長は内海賢二さんだけど、相変わらず熱い!!

 さて、池田秀一さんは社会科の臨時教師で特に歴史の実践の歴史を得意とする「サカキバラ・ゴウ」役。これまた熱くカッコイイ役なので、漫画を読んでいる最中池田さんのやる役がすぐに分かった。しかしドラマCDでは、格好いいことは格好いいんだけど、漫画より静かにしゃべっている感じがするので、ちょっとイメージが違う。もっと校長のようにグワッー!!って演じてもらいたかったな~。

 おまけに私の好きなセリフの「「それはそれ」!!「これはこれ」!!」が入っていないー。代わりに「地球の資源だって無尽蔵ではない。資源は大切に扱わねば、いつか人類は、自分の首を自分で締めることになる」や「フフフフフ」というセリフが多くて、格好いいんだけど、なんだかサカキバラ・ゴウというより、いつもよりちょっと熱くて独り言の多い赤い人っぽい感じでした。そういえば、サカキバラは二日酔いになっていたけど、池田さんも実感しながら演技してたりしてー。

 最後に「島本和彦の漫画チックにいこう!逆境ナイン特別編」が入っているのだけど、もしかしたら、不屈の櫻井さんやサカキバラの池田さんより、島本先生がやった方が一番イメージに近いんじゃないかと思ってしまいました。

 全編通じて良く出来たCDだと思うし、水木一郎さんの歌も入って、島本先生の声も聴けて、池田さんもよくしゃべっているので、なかなかお買い得なのでは。

 ちなみに、島本先生のアニメ店長のHPで、池田さんのコメントが掲載されていたので興味のある方はこちらへ。

#118 新世紀サイバーフォーミュラSAGA INSPIRE Ⅰ

2005年07月14日 | CD・カセット
 本日は、イメージソングCD「新世紀サイバーフォーミュラSAGA INSPIRE Ⅰ」(1997年)です。

 これは、「キャラクターズ・イメージソング&サウンド・シアター」と題し、SAGAからハヤト(金丸淳一)、アンリ(結城比呂)、めぐみ(柊美冬)、加賀(関俊彦)、名雲(池田秀一)、グーデリアン(島田敏)、ハイネル(置鮎龍太郎)、あすか(三石琴乃)が、各自のキャラクターにあった曲を、本人が唄っているCDでした。

 関さんの声って歌うと透明感がある感じ。そういえば「笛はうたう」を思い出してしまった。昔よく観ていた。懐かしい~。他の皆さんも基本的に声が出ている。さすが声優さん。

 さて、池田秀一さんは、関俊彦さんの次の曲なので聴く時は超ドキドキ。で、1フレーズ唄ったと思ったら、しばらく語り。サビをちょこっと唄ってまた語り・・・。なのであんまり唄っていないです。まあ甘い・・・のかなあ。ヘタではないです。

 うーん、買って損もないけど得もないって感じでしょうか。とりあえず池田さんが歌っている貴重な1本ってことで。

#115 トライアングルセッション’99

2005年07月03日 | CD・カセット
「トライアングル・セッション’99」セッション1
カラオケ
マリン・エンタテインメント

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 本日は、ドラマCD「トライアングルセッション‘99」(1999年)です。

 今からそう遠くない未来、国際化が進んだ東京にはいろいろな国の人が移り住み個性豊かなリトルタウンが出来ていた。リトルアジア・リトルアメリカ・リトルユーロ・・・。幼い頃、両親の失踪により別々の暮らしをすることになった日野本三姉妹はやがて出会い、アイドルになる夢を実現するため歩み出す。(冊子から抜粋)

 元はラジオ放送で流れていたのかな?あとTVアニメにもなっているかもしれない。よく知らないけれどとりあえず今回はドラマCDです。

 アイドルに憧れる美人3姉妹が、ラーメン屋のオヤジ・またはかつての敏腕プロデューサークロードに発掘され、アイドルとしてラーメン作りに日夜努力し売り歩く。そんなスポ根ドタバタコメディー。

 長女のアカリ(飯塚雅弓)は天然ボケ。次女のユウキ(榎本温子)は、なぜか関西弁をあやつる突っ込み役。三女のノゾミ(山本麻里安)は夢想化でありつつも、するどいセリフで水を差す。そんな美少女トリオが「オールスタープロダクション」のやり手社長「マダムQ」に見初められ、せっかくデビューさせてあげようと言っているのにラーメンに負けてクロードについていくからおもしろおかしいCDになっている。おまけに新人アイドルとの対決シーンでは、ラーメンの実演販売でパフォーマンス合戦!? 

 個人的にはノゾミの「ぽわぽわぽわ~~~ん」としたしゃべり方が好き。アニメだったらちょっと無理な感じするし。マダムQのぶっとんだ女王様も素敵☆ 

 さて、池田秀一さんだが、ラーメン屋のオヤジ・またはかつての敏腕プロデューサーのクロード。全ジボン屋台連合をバックに持つ。なんでかわからないけど、3姉妹と話すときはオカマ言葉。「クロ~ドよぉ~ん!」って、真面目な池田さんしか聴いたことない人にはちょっと衝撃かも。ただ、マダムQと話すときは普通に戻る。ちなみに最初のナレーションも池田さん。

 ということで、池田さんのオカマ言葉が堪能できるドラマCDでした。全体的になかなか面白いCDで人気があるのも納得デス。

#107 THE LOST ONE

2005年06月13日 | CD・カセット
The Lost One Last Chapter of Eve

シーズウェア

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 本日は、CDドラマ「THE LOST ONE -Last chapter of EVE-」(1998年)です。

 このCDドラマは、元は「THE LOST ONE」というゲームの後日談として語られるという形態で、とある国家機関に所属する一級捜査官・北条まりなと、元上司・甲野三郎の二人が、見城陽一という一人の孤独な男の人生や、事件に係わっている瀬野尾靖夫と鈴田夏海の関係や、ゲームでは主人公である桐野杏子の出会いなどを二人の目線から話は進む。。。

 と、書きつつも、相変わらずゲームをやってないので話しがさっぱり見えません~。

 さて、池田秀一さんですが、この役は主役ではなかったような。このCDのキャスト紹介で、池田さんの名前が最初に書かれているけど、これって主人公は三石琴乃さんと野沢那智さんと子安武人さんだと思うのだけど。もしくは中原茂さんか天野由梨さんか折笠愛さんとか?(折笠さんの唄が入っていたので)

 池田さんのセリフは沢山あるのだけど、なんだかさっぱり魅力を感じなかった。見城陽一は真面目で上司からの信頼も厚いが寡黙で愛想がなく小さい頃に母親に死なれ厳格な父親と歳の離れたお姉さんに育てられたせいで、孤独で寂しい人生を送っていたりするが、朝からステーキを食べたりする頑強な身体を持っているという役。

 おまけに三石さん演じる北条まりなの部下なのだけど、池田さんが三石さんの部下ってのも変でしょう?!だって池田さんの声が渋すぎるんだもの!(笑) 一応若作りして素直に返事したり、狼狽したり嗚咽したりしているのだけど、うーん・・・。

 まあ、このCDは三石さんと野沢さんの二人の掛け合いを聞くCDなのかも。もしくは三石さんと子安さんとか。子安さんはこのCDの本編には登場していなかったけどラストで三石さんと楽しそ~にしゃべって去っていったので・・・。

 ということで、これがオススメの一品には思えませんでした。藍さん。ごめんなさい。

#90 彩雲国物語

2005年04月23日 | CD・カセット
ドラマCD 彩雲国物語~はじまりの風は紅く~

マリン・エンタテインメント

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 本日は、CDドラマ「彩雲国物語」(2005年)です。

 原作は、角川ビーンズ文庫から出ている雪乃紗衣の人気小説。物語の舞台は架空の中国で、やる気ナシで美形男色の国王に頑張ってもらうため、お金にもちょっと目が眩んだ元気でちゃきちゃきな女の子が後宮に上がり、命を狙われたりしながらも前向きに生きていくお話。キャストに、桑島法子、関智一、緑川光、檜山修之、森川智之、池田秀一と美声揃い♪

 さて偶然にもこの小説が選ばれた「第1回ビーンズ小説賞奨励賞・読者賞受賞」が掲載されている「ザ・ビーンズ」という小説雑誌を持っていたので、論評も読んだし、原作も読んでみました。これは面白い。

 まず、貧しいながらも明るく力強く生きている女の子に共感し、ラストに行くにしたがって裏設定に驚き、読後に爽快感を味わえた。(おまけに池田さんがやる役を知ってから原作を読むと楽しさ倍増♪ やっぱり凡庸な父親役をやるわけがない(笑))

 ということで期待したCDだけど、こちらもなかなか面白かった。ただやはり設定が中国なので難しい漢字を「音」で聞いてもちょっと分かりづらい。『ふこかんりのこうしょうか』とかね(漢字で書くと『府庫管理の紅邵可』となる)。中国世界に抵抗がない人は気にならないかもしれないけど。

 話は1冊の本をまとめているので、やや説明不足なところもあるような気がするけどよく出来ていると思う。特に部屋のシーンではわざわざ声を響くようにしていたり(でも別にそこまでしなくてもいいと思う)、外で砂の上を歩く音や装飾具の音から始まり音楽もかなり凝っているように感じられる。

 あとは、秀麗役の桑島法子さんも頑張っているし、国王で劉輝役の関智一さんの『うん。』というセリフがかわいくて~♪ 緑川さんも檜山さんも森川さんも、色っぽくて美声なので素晴らしい~。脇役の柴田秀勝さん(デギン?)も居て、みなさん演技が上手なので安心して聞けたかな。

 さて、池田秀一さんは、これが・・・・。毎度のことなのだけど、ほんとーにセリフが少ない。だからなのか最初のナレーションが池田さんだった(笑)。あまりにも出番がないので、原作だとかなりの曲者に描かれているのにCDではそこまでは描ききれていないと思う。仕方ないのかな~。

 ま、でもキャストによるコメントもなかなか楽しかったのでいいか。池田さんも朴訥としゃべってるし。とりあえず小説が面白かったので、次巻も読もうと思います。

#82 桃色四月少年

2005年03月27日 | CD・カセット
 本日は、鷹宮学園青ちゃん&みーくんシリーズ「桃色四月少年」(1996年)です。

 菜槻さあり原作の白泉社・花丸ノベルズ刊、ドラマCD「桃色四月少年」。高校生の草津青司と長谷川湊斗は隣人であり幼馴染み。二人とも母親に死なれ、父親同士も仲が良い。青司ことせーちゃんは、自分の父親と隣人の面倒を見るはめになり、料理の腕前も上がる一方。湊斗ことみーくんは、わがままな美青年でいつも青ちゃんに迷惑をかけているのだが、肝心なところは抑えている。このドラマCDでは、湊斗が生徒会長に立候補するところから始まるのだが・・。

 ということで、このCDのごあいさつに「原作をご存知ない方はいないと思いますが」って書いてあるけど、ここに居るから!・・・ええ。相変わらず原作を読んでいません。やっぱりCDを買う人は原作ファンしか居ないのかな。でもここに、こんな酔狂な人がいるんですけどねー。

 主人公のせーちゃんに神奈延年さんで、みーくんに結城比呂さん。せーちゃんのお父さんに川津泰彦さん、みーくんのパパに池田秀一さん。監督が千葉耕市さんだったので期待したのだけど、うーん。男ばっかりなのでBLなのかと思いきや、そんなこともなく。結城さんの魅力が炸裂しているCDです!最後に歌も入っています!って感じでしょうか。

 さて、池田秀一さんは結城さんの父親役で職業は刑事。といっても舞台が学園ドラマなので仕事しているシーンはなくセリフも少なく特徴もなくという感じで、もったいなかったなあという感じ。残念。

 結城さんのファンの方にはオススメ。 

#66 My Dear Wonder

2005年02月21日 | CD・カセット
 本日は、秋月こお原作、ドラマCD「My Dear Wonder」(1998年)です。

 この前書いた、「龍は微睡む」の時に、万里がもう少し活躍すればいいなあーと妄想炸裂させていたらバッチリ補完できる作品に出会ってしまいました。このCDに池田秀一さんが演じる理想の執事が居たのですよ!本当は執事ではなく敏腕秘書なのだけど細かいことは気にしない。

 本日取り上げるCDは、パレット文庫「ワンダーBOY」シリーズとして全10巻ある人気作品で、主人公の葉山翔太郎が忍者軍団を統率する頭(かしら)=「お館様」になるべくアイドルグループ「ワンダー」として働きながら日夜努力し苦悩しながら成長していく話である。

 否。書き方間違えた。

 今、世間で大人気のアイドルグループ「ワンダー」は、実は世を忍ぶ仮の姿であった。その実態はなんと!戦う忍者集団であった!!おまけに超能力も使えるのだ!そしてBL風味!!これで女子高生の心は鷲掴みだっ!

 ・・・って、テキトーに書いている理由は、原作を読んでいないから。・・・すみません。不精して読んでいません。ごめんなさい。

 このCDでは、そんな(どんな?)アイドル達が写真集を撮るために、遠路はるばる無人島にまで出かけるところから始まる。食料調達のために手分けして探していると秘密基地を発見してしまった。探検しようと先へ進むと、そこは自分たち忍者集団の『南海基地』であった。

 うわぁ!このCD内容が無いよ(←暴言)。まあ話の筋はナイかもしれないけど若い男の子たちがわいわいきゃあきゃあ楽しくやっているので聞いていて飽きなかったです。同梱されている冊子に登場人物のイラストやCDの元になる小説が掲載されていたので、原作を読んでいなくても分かりやすく作られていて親切だと思います。沖麻実也さんの絵がかわいい。ただこれ、石田彰さんと子安武人さんと結城比呂さんと速水奨さんの違いは分かるのだけど、他の人が誰が誰やら・・・。ダメ音感のバージョンが古いので、最近の人たちの区別がつかないのですよ。

 さて池田秀一さんだが、なかなか登場しないので焦れったいのだけど、出てきたら低音でドキドキしてしまった。いつもよりかなり低い。そして口調は秘書なので丁寧でありお館様ラブ♪なのでなんだか可愛いー!お館さまが心配で心配でしょうがないので、心配のあまり気が動転して自動小銃を乱射しちゃったり♪二人がラブラブなので聞いているこっちが恥ずかしい。おまけにそのお館様が塩沢兼人さんというのがまた素晴らしい!お館様は身体が弱くて優しい口調で天然ボケ。塩沢さんいいです~。しかしこの2人の主従関係も珍しい。あ、ちなみに役名は蓮司です。

 相変わらずセリフは少ないけど、池田さんと塩沢さんの痴話喧嘩が聞けますよ♪

#60 龍は微睡む

2005年02月11日 | CD・カセット
四龍島(スーロントウ)シリーズ~「龍はまどろむ」

マリン・エンタテインメント

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 本日は、イメージアルバム 四龍島シリーズ「龍は微睡む(まどろむ)」(2000年)です。

 池田さんを追っかけて商品を買う場合、先に商品を買うべきかそれとも原作を先に読むべきかいつも悩んでしまう。ただCDの場合、原作を読んでいることが前提で話が進んでいることが多いので、今回も原作を1巻だけ買ってCDを聴いてみた。・・・・うん正解。

 原作はコバルト文庫「四龍島シリーズ」として20冊以上も続いている人気作品で、1冊を読んだ限りではあるけれど、中国の雰囲気や主人公のマクシミリアンの憂い、飛(フェイ)との関係など引き込まれる作品だった。もし学生時代にこの作品と出会っていたら続巻を楽しみに待っていた作品かもしれない。ちなみにカンフーアクション・ロマンってあったけど、カンフーアクション・ファンタジー・BL風味って感じ。(←長い) 風味というのは、この2人の関係に女性が入る余地がないというか女性もほとんど出ないので。

 このイメージアルバムは、タイトルにあるように原作1巻の「龍は微睡む」の内容をドラマ化してあるのだけど、話しが繋がっていないし音楽も半分入っているので、やはり原作を読んだ人向けに作られていると思う。音楽は中国風の雰囲気が出ていて良かった。ただ、主人公二人のヴォーカル曲というのは、・・うぐぐ。最後の女性の歌はなかなか良かったと思いますけどね。

 主人公の飛(フェイ)は、佐々木望さんで、マクシミリアンは安井邦彦さん。佐々木さんは、手堅く上手ですね。安井さんは、この方全く存じ上げないので少し調べたのだけど、わりと洋画や海外ドラマが多い方のようですね。悪くはないのだけどもう少し艶があった方が良かったのかなーって感じ。低音の魅力はあると思うのだけど。

 さて、池田秀一さんですが、万里(ワンリー)という、マクシミリアンに仕える執事でマクシミリアンの父である大龍の亡き後、殉死した弟をもつ役です。執事ですよ執事!抑えた演技!上品な口調!わーい!(笑) 「老蕭がお見えです」「おかげんでも?」「お薬をお持ちしましょうか」「では、よろしくお願いします」ですって。かなり萌え(笑)

 だがしかし!! ほとんどこれだけしかないー。相変わらずセリフが少なすぎます・・・。マクシミリアンも飛じゃなくて、万里を身近において助ける役目ならいいのにな。「お守りします」とか、「大丈夫でございましたか?」とか、淡々とした口調で、ある意味棒読みで感情を表さないんだけどものすごく大事に思っているという設定でマクシミリオンがさ・・・って、あれれ?思考が同○系になってきたかな?(笑)

#58 機工魔術士<後編>

2005年01月31日 | CD・カセット
ドラマCD 機工魔術士~エンチャンター 後編

フロンティアワークス

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 本日は、早々と発売されたばかりの「機工魔術士-エンチャンター-<後編>」(2005年)です。

 いやー笑った笑った!ぎゃはははっー!ぱんぱん!って、感じの明るくて楽しいCDだと思います。男の人はこうゆうの好きなんじゃないかな。あんまり難しいこと考えないで気楽に聞くのが一番正しい聞き方かもしれないと思います。内容も深刻じゃないしなによりオマケがすごい。 

 あらすじは書けません。というか上手く書けないし(って、いつもだけど)、内容もあるんだかないんだかな感じなので。いえ決してけなしているわけでなくて、ちょっと手に負えない。いろいろあったけど最後は大団円♪って作品です。

 ただ名前が覚えにくいし、登場人物がたくさん出てくるので設定資料は欲しいかったかも。漫画読んでいない人がいきなり買ってもわかりにくいかもしれません。

 さて本編も面白いけど、私はオマケがすごいと思う。前編を書いたときに池田さんがイマイチなんて言ったのは撤回します!今回池田さんがセクハラ!(笑) おまけにオカマ言葉・・・キモオカシイ!噴き出します、これ。わははー!

 いやー、晴彦役の森田成一さんがいい!ツッコミする場面が多くて、フルカネルリが言いにくくて、大変だったみたいだけど、がんばっていました!MVP!ユウカナリアはエロカワイイです。優香姉も過剰にエロい。冬馬さんやり過ぎ(笑)。関西弁の女の子もかわいいし。メルクーリオの上品な感じも萌え~なんじゃないかと。大塚さんと子安さんと置鮎さんは、ちょっとセリフが少ないけど、さすが存在感ばっちり。最後に一言づつ皆さんのご挨拶がついています。

 とりあえず、いきなり買ってもわかりにくいかもしれないけど、楽しい作品なのでゼヒ聞いてみてください。本当、池田さんが・・・ぶはははっ。

#53 対決2

2005年01月23日 | CD・カセット
対決2 池田秀一VS加藤精三

アニメアンテナ委員会

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 本日の作品は、「対決2 池田秀一VS加藤精三」(2004年)です。

 これを読んでいる池田秀一さんファンの方!買いですよ!今すぐお店にGO!もしくは、ネットで購入してください。損はさせません。若干高めですが・・・。(以下ネタバレ含みます)

 さてこの作品は、戦中の最中将棋に燃える男たちの師弟関係を描いたもので、いつになく骨太で本格的なドラマCDになっています。こんな熱の入った池田さんなんて他じゃちょっと聴けないです。そして加藤精三さんが上手い!すごいです。これぞまさしく役者の演技を堪能できる作品だと思います。

 なのに私ったら頭がおかしな方向へ行ってしまい、感動はしたけど涙することはありませんでした。アマゾンのレビューで泣けるとあったのに!アニメアンテナ委員会のスタッフのブログでも二人の演技に目を赤くしたと書いてあったのに!

 だってこの二人怪しすぎるんですもの!!

 簡単にあらすじを。少年は名人のところへ弟子入りをしているのだが、反抗して家出をしてしまう。2週間も帰らないので名人は心配になって探しに行き、衰弱が激しいので近くの温泉宿に泊まり英気を養って家に戻る・・・。

 というところで、一緒にお風呂に入るシーンから頭が腐女子方向へ。だって名人が『私は、葛西の痩せて靴ずれまで出来てしまった足から、丁寧に洗ってやった。すね、ひざ、それから・・・』「先生、あとは自分で・・・」ですよ!? こんなのホ○小説の常套句でしょう!!

 このあと葛西は戦地に赴くのだけど、名人の三女である亜紀子と婚約しているのに「先生と将棋がしたい」しか思ってない。おまけに名人は、軍人の偉い人に頼み込んで爆撃機に乗せてもらってまで葛西を追いかけます。葛西は特攻隊に任命されてあと3時間余りで戦闘機に乗って特攻をかけに行かなければならないのに寸前まで対局。最後、名人は封じ手をメモしお守りの中に入れて手渡すのだけど、葛西は敵機に向かう最中に開けてしまう・・・。

 私はそこで「愛している」とでも書いているのかと思ってしまいましたよ!

 ああわかっています。私の頭が腐っているんです。でもね誰かこのCD聞いてみてください。この2人絶対おかしいって。もう少し家族のこととか恋人のこととか思ってやれ!って思うから。なんでそんなにラブラブなんだ。将棋バカっていったって、それ以上の関係にしか聞こえないんですけど。

 それからおまけとして「応援メッセージ」と「愛情と友情のメッセージ」と「電話メッセージ」がついているのだけど、私は笑い転げて涙がでました。

 私のような聴き方は邪道だと思いますが、奇特な方はぜひ確認をお願い致します。損はさせないと思いますよ。

#51 機工魔術士 <前編>

2005年01月21日 | CD・カセット
 本日は、「機工魔術士-エンチャンター-」(2004年)です。

 これは、ネットで池田秀一さんの出ている商品を探していたら出てきた作品でした。ドラマCDを買う前にいろいろ調べてみたらどうやら原作の人気がありそうだったので、まず漫画を買ってみたのだけどなかなか面白かったです。

 まず機工魔術士(エンチャンター)というのは道具に魔術を施し「魔具」を作る人の呼称。「魔具」とは、薬や毒、武器や防具に、魔力を付加した特別な道具で、人間にも悪魔にも使用可能とのこと。内容は高校生「叶晴彦」が「ユウカナリア」という悪魔から命を狙われることから始まる。命を狙われる理由は、彼女の恋人だった天才エンチャンターである「フルカネルリ」の魂を入れる器を探していたから。だが魂を入れられると「叶晴彦」という人格は消滅=死んでしまう。「晴彦」にしても、殺されるのは嫌だが、この「ユウカナリア」は憧れの「優香姉」に似ているため邪険にも出来なかった。また別のバケモノと戦っている最中に、「フルカネルリ」の「力」だけ受け継いでしまったため、「ユウカナリア」は「晴彦」の元を離れず隙あれば命を狙いながらエンチャンターとしての成長を見守っている・・・。

 なーんてものすごく真面目に書いてしまったけど本当はちょっと違う。これにギャグとエロを混ぜたような話で、違う見方をすればヘタレな若造とナイスバディでボインのカワイイお姉さんが、たーくさん出る話だと言っても決して間違いじゃないと思う。この漫画は「男の子向け」とあるけど、女性が読んでも多分大丈夫。だんだん巻を追うごとにエロのシーンは増えている気はするけど・・・。

 主人公が誘惑に負けて鼻血を出すような男なら引いていたかもしれないけど、普通の高校生でがんばれーと応援したくなる。相手役の小悪魔も気が強くてベタベタやっていても鳥肌が立つということもなく、私が嫌いじゃないタイプだったし。しいていえば、主人公が憧れているお姉さんがちょっと現実離れしているかなあ。でも作者が「夢がつまってるんだぜ」って言っているのだから仕方がない(笑)。

 そして池田さんが演じるのは、パラケルススという機工魔術士であり医者で、作品の中では主人公の兄貴分という感じ。あとがきに作者の強い推薦でドラマCDに池田さんが出演することになったことが書かれている。名前は書いていないけど「赤くて3倍の方は外さないで!!」って、池田さん以外にありえない(笑)。

 さてこのドラマCDはなかなか面白いのだけど、骨じゃなかったパラケルススの池田さんはうーん・・・ちょっといまいち。原作を読んでいるから思い描いていたイメージと違うというか。出番も少ないし。私が思うパラケルススって、「余裕で、大人で、且つ面白い」ってイメージだから、池田さんに合っていると思ったんだけどな。でも面白いことは面白いです。主人公に引っ張られていい感じになっているとも言えるかも。

 ただ登場してから、晴彦とユウカナリアが漫才しているとき、その場所にいるはずなのにしばらく会話に入らないのはどうかと・・・。脚本の問題なんでしょうけどね。

 他の方々はみなさん素晴らしい。主人公の森田成一さんも芸達者で上手です。間というかボケたりいろいろ聞かせてくれるし。女性陣もみなさんかわいい。男性陣もイメージしていた通りで合っているし、楽ませていただきました。それにしても、優香姉(冬馬由美さん)がエロいです!あんな色っぽい声の先生がいたらヤバイです(笑)。

 ドラマCDのあらすじを全く書かなかったけど、作者のオリジナル脚本で、関西人が書いてるねえ~と思わせる内容。脚本の練りが少し甘い感じはするけど楽しめると思います。

 後編ももちろん予約済み。どんな展開になるのかな~?

#24 負け犬のなんでも屋

2004年11月16日 | CD・カセット

 本日は、ドラマCD「負け犬のなんでも屋」(2003年)です。 

 この作品は「負け犬の食卓」という作品の第2弾ドラマCD。原作/脚本は菅野彰で、キャストは関俊彦さん、森久保祥太郎さん、岩田光央さん、勝生真砂子さんに、池田秀一さん。

 大まかにいえばヒューマンコメディだと思う。ダメ男が集まって、「生き方探し」を始めるというのがテーマかな。

 「負け犬」という題名の通り、主人公の中川(関さん)は2度も離婚されていたり、他の2人(敦、寅次郎)も似たりよったりの3人が集まりつぶれたレストランで「なんでも屋」を始めることから物語は始まる。中川の元妻が自分の恋人でアイドルのために作曲を依頼するが、中川はあることが原因で自信をなくしているため出来ない。代わりの人間へ依頼しに行くが・・・。といった感じ。

 で、その中川が代わりに選んだ人物が、唯一本物と認めた作曲家で人としてはかなりダメな男「高橋」という役が池田さん。この高橋という池田さんの役は、容姿はシャンクスみたいな感じで、イラストによると無精ヒゲにステテコですね毛姿。でも整えればハンサムらしい。とても感性が豊かで、美しい音楽以外は徹底してどーでもいいという性格。けれど人生の真理はわかっているから、中川にとってはまぶしくて遠くて憧れの存在という役。

 関さんと池田さんの掛け合い漫才のようなシーンは抱腹絶倒だし、池田さんの「おばかさんだね、悪い子だ・・・」には、大笑いしたんだけど、しんみりと聞かす場面では、もう本当に聞き入ってしまうほど気合いが入った演技で聞き惚れます。

 また関さんの演技にせつなさがこみあげて、私は聞きながらだーだー涙を流してしまいました。それほどに聞き入ってしまったCDでした。やはり関さんは上手い。

 冊子に、みんなのインタビューが載っていて、どの人もとても楽しんだ様子が現れているし、3作目もゼヒ作って欲しいと書いてあるから演技者としてよっぽどやりがいのあった作品だったのかなと思います。

 とても良作だと思うのでまだ聞いていない方は是非どうぞ。あ、一応BL風味です。あまりそんな感じしないけど念のためご注意を。