本日は、「映画クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!」(2006年)です。
ご存知「クレヨンしんちゃん」の劇場映画シリーズ第14作品目。監督はムトウユージ。
春日部のとある居酒屋で、まつざか先生が次回のお遊戯会はサンバにしようと上尾先生とよしなが先生に提案するが二人は気乗りしない。次の日しんのすけがいつものようにバスを待たせていると不自然なほど上機嫌なよしなが先生がいた。幼稚園では「あいちゃんの様子がおかしい」とマサオ君が気付く。ボーちゃんが、「そっくりなニセモノが出没して、本物の人間はいつのまにか姿を消してしまう」という怪談を始める・・・・。
“クレヨンしんちゃん”は、現在連載中の漫画でもありテレビでも放映され、海外でも放映されている人気長寿アニメ。マイペースで破天荒でちょっとお下品な5歳の幼稚園児、野原しんのすけを主人公に、父ひろし、母みさえ、妹ひまわり、犬のシロの日常を描いている。また毎年GWに公開するのを常とし、春のアニメ祭りにぶつけずに気負わず自由な作風を目指していると、昔どこかの雑誌で読んだ覚えがあります。(すみません、うろおぼえ)
以前、テレビで放映していたどれか1本を途中から見た覚えがあって(多分、戦国大合戦)、そのときに『劇場版は親子の絆が上手く描かれてい、結構感動する映画なのね』と思ったことがあったのでこの作品を期待して見始めたのだけど・・・・あらら?という感じでした。
導入の「身近な人間が、実は入れ替わっている」という題材は、自分も小さい頃思ったことがあるので、懐かしくもあり面白いとは思うのだけど、マサオ君のお母さんの顔や、みさえがスーパーで“ぐにょぐにょ”になるシーンは、かなりホラー色が強く気持ちが悪かった。なのに結局コンニャクが材料だったのならあそこまでする必要があったのかと思ってしまうんですけど。またサンバの音楽ももう少し笛などを使用して、本場に近づけてもらいたかったかなー。ラストのサンバ対決も、「自分のをサンバを・・!」が盛り上がりに欠けるというか。ただ、液体を使ってコンニャク人間を倒しながら逃げるシーンはかなり高得点。鼻水があんなに伸びるわけがないのだけれど、ダンスを踊るように軽やかに舞いながら敵を倒すのは躍動感と爽快感を味わえる良いシーンだと思います。
さて池田秀一さんですが、ここに書いているからもちろん出ているのですよ!(笑) しかーし全然出てきません!相変わらずといえば相変わらずですが。。。 池田さんが出てきた時の心の叫びを表現すると、『なかなか出てこないなー。もしかして、借りてくるの間違えたかな?もう、残り10分ぐらいじゃないの? げっー!出たー!!なにそれ、キモイー!!』でした。ははは・・・。
とにかくものすごく出番が少なくて、ものすごく変な役。声はカッコイイ声を出しているから余計に「浮いている」というか。強烈な印象を残してエンディングになります・・・。ギャラン道ってなんなんだか・・・。なんでこの仕事受けたのかしら・・・。ちなみに名前はアミーゴスズキ。国際秘密組織SRIのジャッキーの父です。
池田さんの愛を試す作品として、いかがでしょうか(苦笑)