サボテンが花をつけている

シャア・アズナブル役の池田秀一さんに絡めて、出演されている作品の感想を語っています。

#51 機工魔術士 <前編>

2005年01月21日 | CD・カセット
 本日は、「機工魔術士-エンチャンター-」(2004年)です。

 これは、ネットで池田秀一さんの出ている商品を探していたら出てきた作品でした。ドラマCDを買う前にいろいろ調べてみたらどうやら原作の人気がありそうだったので、まず漫画を買ってみたのだけどなかなか面白かったです。

 まず機工魔術士(エンチャンター)というのは道具に魔術を施し「魔具」を作る人の呼称。「魔具」とは、薬や毒、武器や防具に、魔力を付加した特別な道具で、人間にも悪魔にも使用可能とのこと。内容は高校生「叶晴彦」が「ユウカナリア」という悪魔から命を狙われることから始まる。命を狙われる理由は、彼女の恋人だった天才エンチャンターである「フルカネルリ」の魂を入れる器を探していたから。だが魂を入れられると「叶晴彦」という人格は消滅=死んでしまう。「晴彦」にしても、殺されるのは嫌だが、この「ユウカナリア」は憧れの「優香姉」に似ているため邪険にも出来なかった。また別のバケモノと戦っている最中に、「フルカネルリ」の「力」だけ受け継いでしまったため、「ユウカナリア」は「晴彦」の元を離れず隙あれば命を狙いながらエンチャンターとしての成長を見守っている・・・。

 なーんてものすごく真面目に書いてしまったけど本当はちょっと違う。これにギャグとエロを混ぜたような話で、違う見方をすればヘタレな若造とナイスバディでボインのカワイイお姉さんが、たーくさん出る話だと言っても決して間違いじゃないと思う。この漫画は「男の子向け」とあるけど、女性が読んでも多分大丈夫。だんだん巻を追うごとにエロのシーンは増えている気はするけど・・・。

 主人公が誘惑に負けて鼻血を出すような男なら引いていたかもしれないけど、普通の高校生でがんばれーと応援したくなる。相手役の小悪魔も気が強くてベタベタやっていても鳥肌が立つということもなく、私が嫌いじゃないタイプだったし。しいていえば、主人公が憧れているお姉さんがちょっと現実離れしているかなあ。でも作者が「夢がつまってるんだぜ」って言っているのだから仕方がない(笑)。

 そして池田さんが演じるのは、パラケルススという機工魔術士であり医者で、作品の中では主人公の兄貴分という感じ。あとがきに作者の強い推薦でドラマCDに池田さんが出演することになったことが書かれている。名前は書いていないけど「赤くて3倍の方は外さないで!!」って、池田さん以外にありえない(笑)。

 さてこのドラマCDはなかなか面白いのだけど、骨じゃなかったパラケルススの池田さんはうーん・・・ちょっといまいち。原作を読んでいるから思い描いていたイメージと違うというか。出番も少ないし。私が思うパラケルススって、「余裕で、大人で、且つ面白い」ってイメージだから、池田さんに合っていると思ったんだけどな。でも面白いことは面白いです。主人公に引っ張られていい感じになっているとも言えるかも。

 ただ登場してから、晴彦とユウカナリアが漫才しているとき、その場所にいるはずなのにしばらく会話に入らないのはどうかと・・・。脚本の問題なんでしょうけどね。

 他の方々はみなさん素晴らしい。主人公の森田成一さんも芸達者で上手です。間というかボケたりいろいろ聞かせてくれるし。女性陣もみなさんかわいい。男性陣もイメージしていた通りで合っているし、楽ませていただきました。それにしても、優香姉(冬馬由美さん)がエロいです!あんな色っぽい声の先生がいたらヤバイです(笑)。

 ドラマCDのあらすじを全く書かなかったけど、作者のオリジナル脚本で、関西人が書いてるねえ~と思わせる内容。脚本の練りが少し甘い感じはするけど楽しめると思います。

 後編ももちろん予約済み。どんな展開になるのかな~?

最新の画像もっと見る