サボテンが花をつけている

シャア・アズナブル役の池田秀一さんに絡めて、出演されている作品の感想を語っています。

#158 SEED DESTINY FINAL PLUS

2005年12月27日 | SEED DESTINY
 SEED DESTINY FINAL PLUS 「選ばれた未来」です。

 今まで欠かさず見ているし、感想書かないと宿題をやり残している感じがするので、気持ちを奮い起こして書きますよー。

 ・・・ハイ。ということで、まずは関さんの声で始まりました。創世記かな。で、とにかく繋げただけのようなシーンが流れて、議長の「私は存亡をかけた、最後の防衛策として、ディスティニープランの導入実行を、今ここに宣言致します」と云って、OPに入ると思いきや、アスカガですよ。そして、「キラ・ヤマト。おまえの存在だけは、許さない」とレイのセリフでOPへ。T.M.Rのvestige♪ ・・・なんだ?リボンラクスは。

 CM明けは、モビルスーツ戦の応酬。入り乱れてさっぱりわからない~。またCMになっちゃった。虎が「いくらデカイビームでも、当たらなければどうということはない」だって。はぁ・・・あんまり嬉しくない・・・。

 議長の隣にラウ登場。亡霊と会話してます。「私は勝ちたいだけだ。戦いたいわけではない」だそうです。ん~と。議長の論理だと、過去から逃れられないのだから、運命を受け入れるべきだ、というようなもので、キラの論理だと、命は一人一人のものであり、過去は関係なく、今ある現在の自分を受け入れろと云っているようなものなのかな。アスランも、過去に囚われても何も戻らないし、未来まで殺すつもりなのか、と云っているから、同じことを云っているのよね。で、シンは逆ギレになって、アスランに倒されてしまいました~。レクイエムはあっけなく破壊。シンとステラの逢瀬は、「昨日をもらって、シンとはまた明日」。鈴村さんも上手い。シンの号泣の意味は、若さゆえかな。

 キラが議長のもとへ。「明日が欲しいんだ。どんなに苦しくても、変わらない世界は嫌なんだ。僕はただの一人の人間だ。」で、レイが議長を撃ち、アスランが居るけど亡霊のようで意味なし。関さんは上手いなあ。池田さんも気合が入っている。そして終結。ラクスからの停戦命令が入り、船から照明弾が綺麗~。アスランがルナとシンを救出。ラクスはプラントに戻る。

 慰霊碑の前でキララク登場~。アスランがキラを紹介。そして、差出す手。応えるシン。「一緒に戦おう」「はい」で、ED。アスメイ、キララク。シンルナだよね。ラクスは議長なのかな?隣にはイザークですかー。しかし、カガリにしろ、ラクスにしろ若いなあ・・・。みんな十代だよ。ありえない・・・。

 とまあ、今回のキーポイントとしては、「昨日=過去」と「明日=未来」なんでしょうね。結局、過去=運命に囚われた議長とレイは殺されてしまいました、ってことになってしまうのよね。シンは結局子供のままで、最後もやっぱり子供のままで成長してないように見える。うむむー。

 今回の話は、最終回を見てから日が経っているので、一歩引いてみているし、これだけ「ポン」と見れば、別に悪いところもないように見えて「ふ~ん」で終わりだったなーと思う。使いまわしで、もっともらしく見せる技術は巧いということなんでしょうねえ。

 続きがあるという噂も聞くけれど、池田さんと関さんが居ないからねえ・・・。残った彼らがどのように動くのか興味はあるところなんだけど、また堂々巡りで同じだったりして?!ブルブル。

 そういえば、どこかで読んだのだけど、主役がアスランで、主人公がシンで、ヒーローがキラという監督の発言は的を射ているな~とか。あと、この前会った男性の友人が「アスランはメイリンだよね」と云っていたのが記憶に残っていたから、今回のを見て『ほんとだ~』って思ったり。

 ・・・結論。1年かけてやるような話しだったのかなぁ・・・・ごほごほ。

#157 彩雲国物語 第二章 黄金の約束

2005年12月25日 | CD・カセット
ドラマCD 彩雲国物語 第二巻 黄金の約束

マリン・エンタテインメント

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 本日は、ドラマCD「彩雲国物語 -第二巻 黄金の約束-」(2005年)です。

 原作は「角川ビーンズ文庫」から出ている雪乃紗衣の人気小説で、4月にドラマCD化された続編がまたまた登場。朝廷が夏バテと超過任務によって官吏たちの人手が足りなくなり秀麗に手伝うよう呼び出しがかかる。能力はともかく、外朝は女人禁制のため男装して勤務に励むことになるが・・・。

 前作が面白かったので早速購入したわけなのだけど、最初は購入するのをかなり悩みましたー。というのも前作より値段が高かったから!(笑) 『なんで高いんだろう・・・』と思ってよく見たらどうやら2枚組になるらしく声優人も増える様子で新たに藤原啓治さんに速水奨さんに井上和彦さんの名前まで発見してしまったから大変!これは買わねばなるまいと!ということで早々とamazonで予約してしまいました。

 今回は原作を未読のまま聴いてしまったのだけど、なかなか良い出来だったと思います。前回は秀麗がかなり早口でしゃべっていたように思えたけど今回はそれほどでもなかったし、出演者もベテランの方ばかりなので安心して聞いていいられました。脚本も音楽も良かったと思います。(ただ相変わらず難しい漢字が多くて、誰が誰やらにはなるのだけれど、それは私の勉強不足によるものだし・・・) 

 それとなにより、主人公の女の子の頑張る姿が勇気をもらえる作品だと思います。よくありがちな中国系ファンタジー小説なのだけど女性の社会進出をテーマに掲げているところも現代社会にマッチしていて共感がもてました。

 さて、池田秀一さんはこれまた相変わらずセリフが少なーい!でも、主人公のお父さん役なので温かみがあって優しい感じが上手く出ているのでうっとりです。口調も穏やかで久々にうっとり聞いてメロメロになってしまいました。また池田さんのコメント欄に、短く「四十男の役もなかなか良いかもしれませんぞ」とあるけれど、ハイなかなか良かったです(笑)。とは云いつつセリフが少ないので物足りなさは残るのだけど・・・。

 そして、今回の主役というか出番が多くて美味しい役は藤原さんですね。優しくて厳しくて理想の大人として秀麗を受け止める役。緑川さんは相変わらず色っぽくて聞き惚れるし、檜山&森川コンビも息が合っているし、速水さんは妖しい仮面キャラで面白い。和彦さんも美声健在なのだけどこれまた出番が少なくてちょっと淋しい。お姫さんと国王コンビはなかなか出会わないので二人のやり取りがもう少し聞きたかった。関智一さんの「うん」が聞きたかったなあ~。「夜這い~♪」じゃなくって(笑)。あと、宮本充さんもよくしゃべっているし、子役の小林由美子さんが上手いと思う。

 それにしてもこれだけの豪華声優人の寵愛を受ける秀麗役が桑島さんで本当良かったなあ。元気があって利発で好感が持てるもの。・・・やはりそこは複雑な女心があるものでしてネ。

 そういえば今回はキャストによる挨拶がなくて残念。あと、これは次回作もありそうな予感。しかし改めて考えてみると乙女ゲームみたいなのね。(女一人モテモテ)

#156 ワンス・アポン・イン・チャイナ 天地黎明

2005年12月18日 | 洋画吹き替え
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明 [DVD]

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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 本日は、映画「ワンス・アポン・イン・チャイナ 天地黎明」(1991年)です。

 製作・監督・脚本はツイ・ハーク(徐克)。主役はリー・リンチェイことジェット・リー(李連杰)。武術指導は「マトリックス」のユエン・ウーピン(袁和平)。

 実在の人物であった武術家で医師でもあるウォン・フェイフォン(黄飛鴻)が、清朝末期の激動の最中、自警団を結成して正義のために立ち上がる。

 リー・リンチェイとヤン・サイクーンの対決はしなやかな身体の動きと、類まれなる運動センスの乱舞といった感じで見ごたえあり!梯子を使ったシーンや、丸太が飛んでくるところなど、スローモーションで動きを見せるため、目が後ろについているのかと思わせるほどのセンスの良さと彼らの運動神経に感嘆してしまいました。

 さて、池田秀一さんはもちろん主役のリー・リンチェイ。以後リー・リンチェイは池田さんが吹替を担当しているのも多いです。役柄も医師のときは静かに諭すといった感じで武術家のときは激しく「はぁー!はっ!」といった感じで、セリフというよりは掛け声も多いかな。ちなみに、相手役のロザムンド・クァンは玉川紗己子さん。ユン・ピョウは松本保典さんでした。

 この作品は、一部のマニアにはかなりの人気作なので大体のレンタルショップで陳列されているとは思いますが、DVDには吹替えが入っていないのでご注意下さいませ。