サボテンが花をつけている

シャア・アズナブル役の池田秀一さんに絡めて、出演されている作品の感想を語っています。

シャアへの鎮魂歌の文庫版

2009年10月18日 | 本・雑誌
シャアへの鎮魂歌
池田 秀一
廣済堂出版

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2006/12/22に発売された単行本の文庫版が10/30に発売されるようです。
まだ読まれたことの無い方はお手にとってみてはいかがでしょうか。

個人的には、書き下ろしを確認してから・・・・悩んでみたいと思ってます(笑)。

#187 シャアへの鎮魂歌 わが青春の赤い彗星

2007年01月22日 | 本・雑誌
シャアへの鎮魂歌 わが青春の赤い彗星
池田 秀一
ワニブックス

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 本日は、池田秀一さんが始めて本を書かれた「シャアへの鎮魂歌」です。

 この本は、池田さんの「子役時代」から、「海外ドラマ吹替」、「シャアとの出会い」、「ガンダム仲間」のこと、「Zガンダム」、「亡くなった方たち」、そして最近の「新たな若い世代」や、演技を通しての「モノを作る」ことについて語られています。

 「路傍の石」や「次郎物語」などの子役時代の話から始まり、生放送のドラマの話や石原裕次郎さんとの思い出話もなかなか面白かったです。あの石原裕次郎と「秀先生」と「裕先生」の間柄だったとはこの本で初めて知りました。「ルーツ」という海外ドラマについても少し触れられています。私は未見なのですが、この作品は当時流行っていたと記憶しています。「クンタ・キンテ!」と言いながら走り回っている子供時代の方も居たという話を聞いたことがあります。あと、「ダイターン3」でのアニメアテレコ初体験。池田さんは「疲労感と倦怠感を味わった」とありますが、最近見ましたがそれほど違和感は無かったのではと。未見の方はゼヒ見ていただいて池田さんの驚きを一緒に味わってみるのもいかがでしょう。

 そして、「シャア」との出会い。なんとなく伝え聞いてはいたものの、活字となって丁寧に書かれている文章を読むとまた違った趣もあり、池田さんのシャアに出会ったときの新鮮な気持ち、それからの共に長い道のりを歩む戦友について熱く語られています。シャアが始めてテレビ画面に出てくるシーンで足元からカメラが顔に向けて寄っていくシーンがカッコ良いと感じたと書かれていますが、私も大好きなシーンです。ここでは、セリフを記載して当時の感覚を思い出して演技の説明など、細かいところの解釈を交えて語られていますが、なかなか興味深いですし、最近DVD-BOXも買ってしまったので(汗)、また見ながら読み比べながら鑑賞したいと思っています。

 そういえば、永井一郎さんとのドレンとの会話が好きだったことを思い出しました。二人の絶妙な関係と会話のセンスが当時の頃から大人の会話がカッコイイなあと思っていましたし、池田さんも「アニメキャラを演じるのに不慣れな自分に、経験豊富な永井さんがいて有難いことだった」と書かれています。

 また、「モノを作るということ」という章で、これからの若い人たちへの声優という仕事のアドバイスを少しされています。「モノづくり」という言葉が57歳という年齢を感じさせてくれていますが、やはりこの世代のこだわりと、後世に伝えたいという気持ちが感じられて良い作品を作りたいという気持ちがひしひしと感じました。私もたまに漫画や小説の原作を読んでから声優のセリフを聞くと、息継ぎやイントネーション、語尾など個々の解釈が違うことを感じることがあるので、同じセリフでも言い方によって随分意味が変わってくるなあと思ったこともあるので、興味深く読ませていただきました。

 まだまだ書き足りませんが、優しく丁寧に語られる文体で池田さんの誠実な人柄が感じられて暖かい気持ちになりました。興味のある方はゼヒ読んでみてはいかがでしょうか。ああ・・。サイン会行っておけば良かったと激しく後悔デス。

 ちなみに、インタビュー記事はこちら

#184 シャアへの鎮魂歌 わが青春の赤い彗星

2006年12月10日 | 本・雑誌
シャアへの鎮魂歌 わが青春の赤い彗星
池田 秀一
ワニブックス

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 池田秀一さんが自伝本を出されました!

 そーいえば、ダムAだかで書いているという話は読んでいたのに、にわかには信じられず、本当に出すのかな?と思っていたので、めちゃくちゃビックリしてしまいました。それも、発売日が12月20日!来週ですよ。

 ・・・予約しなきゃvv

#166 日経characters! 2006.春号

2006年03月28日 | 本・雑誌
 日経characters!にGacktと池田秀一さんの対談が掲載されていました。 

 いつも読ませていただいているさくらさんのところで情報をゲットして、やっと購入してきました。さくらさんのところで教えてもらわなかったら、気づかなかったと思うので感謝ですvv ありがとうございます。

 さて、表紙はGacktとクワトロです。恩田さんのクワトロは目の青さが際立って麗しいです。私としては綺麗すぎる感じです(笑)。対談では相変わらず池田さんはあまりしゃべっていません~。シャアのセリフのことと、「ファースト」の演出のことぐらいですかね。

 あとインタビュー記事では、「20年前の作品を見直してはいないんですが、あえて何か特別に演じるということもありませんでした。ただ、昔よりもシャアが頼もしいというか(中略)、シャアに自信を持たせたいという想いが監督にあったんじゃないでしょうか」と、「レコアとの関係もTV版よりも深く描かれていますが、「サボテンの花が咲いている」といった感傷的なシャアは削られているような気がしました」とあります。・・・というか、「サボテンの花が咲いている」じゃなくて、「サボテンが花をつけている」なんですけど~。確かに紛らわしいし、私もブログ名にしなかったら覚えてませんけどね。で、最後に、「中年男もまだまだやれるぞ、というような(笑)」で締められてます。

 あとは、シャアの名(迷?)セリフや、シャア・アズナブル年代記やら、監督のインタビューなどがあって結構ボリュームあります。

 他は、FFと、上半期の注目アニメと、執事カフェやらポスト・メイドのレポートと、付録の男性声優50人写真集ですかね。しかし、後半のイベントレポートなんて誰が誰やらさっぱりわかりません(涙)。

 そういえば、私事ですが、この前「コミケ」というか、「春コミ」に行ってきました。生まれて初めて行ったのですが面白かったですね~。友人がいたので売り子さんもほんのちょっとだけ手伝ってきたのですが、学園祭みたいなノリで愉しかったです。おまけに友人のサークルが結構売れているサークルさんだったみたいなので余計面白かったというか。結局自分は一冊も買わず帰ってきてしまったので、何しに行ったんだかという感じでしたが、皆さんマナーがよくて良い経験でした。やはり次は「夏コミ」に行かないとという感じでした。しかし、今回は風がすごかったけど、夏は暑いかもしれない・・・。

#131 Zガンダム・ヒストリカ 04

2005年08月16日 | 本・雑誌
 Zガンダムヒストリカ04購入。

 本当は、ちゃんと毎号買いたいと思っているのだけど、近所では置いてなくて飛び飛びで購入しています。でも、今回は池田秀一さんのインタビューが掲載されているので、遠出しても即購入~♪(苦笑)

 今回の表紙は百式。開いてジャブローの風。これはプラモなのだけど、本編でもこの場面結構好きですね。見ごたえがあって。

 「モビルスーツ開発誌」では、百式のCG。金色じゃないから、最初すぐ判らなかった。でもよく見るとかっこいい~。美しい~♪ けれど、百式ってあんまり強くないイメージがある。本編でも、雑魚には強いんだけどな・・・とか。ゲームでも機動性はいいんだけど、耐久性が弱いというか。メガ・バズーカ・ランチャーも撃てるけどねえ、って感じ。でも、シャアが乗っているから、それだけで価値があるのですよ。

 「星々の偶像」と題し、ホワイトベースクルーの新しい絵があるのだけど、なんか違和感が・・・。ブライトさんとミライさん変だ・・・。カイさんもまゆげ離れているし。

 で、池田秀一さんのインタビュー。この写真は、ヒストリカ02のシャアの表紙を意識して撮られているのでしょうね。こんな横顔の写真なんて珍しい。内容はいつもと大体同じだけどなかなか面白かった。インタビュアーの人が上手かったのかな。ちゃんと判って伺っている感じ。それと、『逆シャア』の頃が一番嫌だったんだ~。そっかー、そうだったんだ(笑)。

 あと劇場版で、シャアがレコアのお尻にさわったというところで、「違うぞ」というセリフ。池田さんは「ぜんぜん引っかからなかった」とあるけれど、私は『富野節だな~』って思っちゃうから、かなり引っかかりましたけどね! え?第2部でシャアはあんまり出てこないんですか。まあ・・・仕方ないか。そういえば、公式HPの予告で、クワトロのキスシーンには、ビクッとしてしまった。

 高松信司さんの話も面白かった。やはり現場で働いていた人の声は面白い。あと、「百式は金色」。富野さんの「もうシャアは赤くないんだ」という一言があったというのは新鮮だった。

 まあ、つらつら書いてはいるものの、実は、普通に読んでいても中身は知っていることが多いので新鮮味がなくて・・・。(すみません) でも、しののめさんの紹介文を読みながら読むと、これがなかなか面白いのですね~。ありがとうございます。

 そういえば、今週の金曜日はBS夜話。久しぶりにファーストにどっぷりつかるのもいい頃かな、なんて思っていたから良いタイミング♪ しかし、朝までか。長いな・・・・・・。

#77 シャアがくる!

2005年03月18日 | 本・雑誌
 本日は、ティーツー出版から発行されている「シャアがくる!」(1999年)です。

 この本は真っ赤な表紙に総帥の後姿という、かなりオタク仕様の本なのですが、私はこの本がかなり大好きで、一時期は暇があれば読み返していました。題名が「シャアがくる!」というぐらいなので、本当にシャアのことしか書いていません。カラーページではシャアのイラストだし、シャアが乗ったMSやシャアの実物?!ヘルメットと制服。それからモノクロページの最初なんてあの「シャアが来る」の歌詞が載っていますしね!

 「今はいいのさ すべてを忘れて
  一人残った 傷ついた俺が 
  この戦場で あとに戻れば地獄におちる」

 この歌詞はどうなんでしょう!(笑) 何度読んでも笑ってしまう。すごい破壊力です。

 それからシャア研究としては第一人者と目される歴史学者ローデン教授による武勇伝が載っていたり(もちろん架空の話)、設定集やらシャア語録やら、とにかくシャア好きにはたまらない本なのです。どれを読んでも楽しいのだけれど特にシャア語録が私は大好きで、ファーストからCCAまでの様々なセリフが解説付きで掲載されていて、おまけに活用法まで載っているのが秀逸。ホント楽しくて、毎度クスクス笑って読んでました。

 例えば、「ほぉ・・・」では、
 『他人との会話を円滑に運ぶ術、それが相槌です。ぜひ自分ならではの相槌を身に付けて周囲に知的な印象を与えたいものです。「へえ」「ふーん」では表層的です。裏読み感のある「ほぉ・・・」がお得です』などなど。

 ちなみに「サボテンが花をつけている」は載っていない。なぜ~?

 最後のページには池田秀一さんのインタビューが載っていて、シャアとの出会いや、松浦さんの話。ララァとの関係などこの本を読むと池田さんのシャアに対する基本姿勢が明確に書いてあると思います。この本はシャア好きにはたまらない本であることは受け合いなのだけど、重版されていないようなので今は手に入れるのが難しいかもしれません。

 なにはともあれ、この経典は私の「ストレス解消本」の一冊です。

#48 ボイスニュータイプ

2005年01月14日 | 本・雑誌
 まさか、この手の声優雑誌を買うことになるとは思わなかった。ということで、「ボイスニュータイプ No.008」です。

 どうせ買ってもさっぱりわからないだろうと思っていたから、レジで980円という値段を聞いてビックリしてしまった。でも意外というか、最初の方は分かった!だって種デスの声優さんたちが12人(鈴村健一、桑島法子、田中理恵、折笠富美子、諏訪部順一、森田成一、坂本真綾、石田彰、子安武人、関俊彦、進藤尚美、保志総一朗)も載っていたから。一人一人かなり長いインタビューをしているので興味深かったです。

 種デスのストーリーについて詳しく話されているのは石田彰さんですかね。関俊彦さんは、音響監督に「あまり思わせぶりにならないほうがいい」と言われたことがあるそう。なるほど。あと、桑島法子さんが前作のナタルが大変で、「もう『てーっ』とか言わなくていいじゃないですか」って、あったのがちょっと笑えました。

 さて、「ガンダム名優座談会 時の流れのままに」を。メンバは飛田展男、古谷徹、小山茉美、池田秀一、鈴置洋孝の5人。といっても、割と池田さんと古谷さんの話しは知っている内容が多かったので新鮮なのは小山さんや鈴置さんの話しかな。あ!小山さんが「スタッフにお願いしてて是非最終回でデュランダルの首を吹き飛ばす展開にしてほしい」ってあったのが秀逸。そりゃあファーストであんな殺され方したら怨むかも。ぜひスタッフにがんばってもらいたいものです。(笑)

 あとは、鈴置さんが桑島さんと同じように「艦長役って大変なんだよ」って同じ事仰ってます。専門用語って聞いている方もわからないけど、言ってるほうも結構大変なんだーっと思ってしまった。そうですよね。

 とまあこの辺で。・・・ってまた池田さんのこと書いてない。だって仕方ない。相変わらず大してしゃべってないんですもの。2005年の抱負だって池田さんは4行。古谷さんなんて13行なんですから!

 そうだ!田中理恵さんが「池田さんはとにかく別格で、(中略)一声出ると、全部持っていかれてしまう。「え?!デュランダルさまが主役なの?」みたいな感じです」だそうです。でしょうねえ~。私も主役と思っています(笑)。

 この雑誌の編集長は古林英明さんでした。ガンダムエースの編集長もこの人なんですね。他に「特撮エース」と「特撮ニュータイプ」の4誌の編集長なんだ!(今調べた) すごいなあ。編集長って結構大変だと思うんだけど。影ながらこっそり応援したいと思います。