どストライクな本に出会いました～
以前から、
「好きなジャンルはファンタジー
！」と書いておりますが、
久しぶりに、
ファンタジー系のジャンルで、
真夜中まで一気読みしてしまった作品に出会えました
本【異世界の名探偵１ 首なし姫殺人事件】
本【異世界の名探偵２ 帰らずの地下迷宮】
片里鴎著 講談社
タイトルから、お分かりいただけるように、
ファンタジーであり
ミステリーでもある
もう、私の大好物が詰まった設定です
ハリー・ポッター的な要素（大好物）も、
ドラゴンクエスト９ 星空の守り人的な要素（大好物）も、
詰まっています
おおお？？？ それはすごいね？？？
大人用お子様ランチ的な感じ！？！？！？
ファンタジー＆ミステリーで、
心を打ちぬかれたのは、
「折れた竜骨」米澤穂信著 以来だよね
ファンタジーの設定（魔術が出てくるが設定と、世界に矛盾がない）はもちろん、
ミステリーの部分も、
考えがいがあって、かつ、すとんとくるので、
本当に素敵です
３巻が出て欲しいです
いえ、もっと長続きして欲しいです
私は、ミステリー小説について、
意見を書くほど詳しくはないですが、
素人としても、やはり“好み”はあります
早々に犯人が分かってしまうと残念
真実が奇抜すぎると残念
文章自体が難解なことで 真実が分かりづらいと残念（謎解きというより読解力テスト）
描写が難解なことで 真実が分かりづらいと残念（謎解きというより読解力テスト）
今回の本は、そこも
オール・クリア
読みやすく、想像しやすい描写なので、ストレスフリーです
最近、あることに気づきました
ミステリー小説の謎解きは、
司法試験の論文試験に共通する ワザ があるのではないか
ミステリー小説の謎解きで、
読者が、小説内の探偵よりも、
有利な立場にいるポイントが１つあるのです
それは、
「探偵は、探偵の視野でしか謎解きができないけれども、
読者は、本に書かれていること全てを見て謎解きができる」
ことです
意味深なプロローグや、
妙に詳しく書かれた場面設定や、
探偵がいない場所で行われる悪だくみのシーンなど、
読者にとっては全てがヒントであり、
同時にこれらは、真実を隠すトリックであることもあります
ただし、
本の中に、謎と一切関係のない、エピソードが入ることはまずない
無関係そうだけど、実は・・・
が、基本で、
無関係そうで、やっぱり無関係で、
箸にも棒にもかからない意味のないシーン・・・は、
まず、書かれていないです
「なんで、このイベントがあったんだろう？」
「なんで、この描写があったんだろう？？？」
その文章の存在の意味を繋ぐと、
かなりヒントになると思うのです
司法試験の論文の問題も、
私は同じ思考が使えると考えています。
あまり長くない試験の問題文の中で、
「ここのパラグラフのエピソード、
答案のどこにも、反映してないな？」と思ったら、
危険信号
何か、論点を落としていることを考えた方がいいと思います
司法試験の問題を作る人が、
無駄なことを問題に載せる筈がない
そう思うからです
ちなみに、
司法試験に受かった後、司法研修所で行う二回試験（考試）は、
問題文がとても長く（８０頁とかあることもありました）、
使うべき事情
と、
使わない方がいい事情（トラップ）
が、あると思います
◆◆菅沼法律事務所◆◆
弁護士 生井澤 葵（埼玉弁護士会所属）
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スムーズです）
◆プロフィール◆
埼玉県越谷市の弁護士中央大学法科大学院兼任教員JADP認定夫婦カウンセラー 埼玉弁護士会司法修習委員会セクハラ相談窓口
離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。
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