弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

最新接見スタイル。

2014-08-12 | 弁護士のお仕事。
犯罪者の高齢化などのテーマが、

テレビで放映されていることがありますね

捕まった段階では、いわゆる「犯罪者」かどうかは決まっていませんが、

確かに、

捕まった、つまり逮捕された方も、やはり高齢化しているようです

(お巡りさんも、「最近は高齢者の万引きが多くてね~」なんて言っていました)


さて、

私は弁護士であり、

弁護人として逮捕・勾留されている方に会いに(接見しに)行く仕事があります

捕まっている人(被疑者あるいは被告人と言います)に会ってみて、

やはりかなりご高齢だな、と思うこともしばしば

(事前にお誕生日を知ることができるので、年齢は分かった状態で接見に行きます)

さて、ここからが本題なのですが、

接見室の構造問題があります

以前私がブログに書きました接見室のデザインはこんな様子

  接見室あれこれ。http://blog.goo.ne.jp/bengojoshi/e/5f0939710bb790136c9fe24b54ac20f9

話す口は、

穴の開いたアクリル板が2枚、ずらしてあるデザインなので、

(穴から何か差し入れたりしないようにね)

声を大にして言いたい、

とても、声が通らない構造なのです!!!

必死で話さないと、

被疑者に、声が届かないのですよ~~~~

ましてご高齢の方ですと耳が遠いかたもおられるので、

とても大変です

アクリル板の穴に口がつくか、つかないかバリに接近して、

大声を張り上げないと、私の声が届きません  



このように、

接見は基本的に立って行い、

絵よりももっと接近して話をする状態になります


穴に向かって必死に大声を張り上げている弁護人・・・。

アクリル板の向こうの方、

少し、怖いのではないかと心配になってみたり・・・