まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

映画『追憶』

2024-07-07 18:58:50 | 映画
街を歩いていると、ふと、映画『追憶』のテーマソングを耳にした。ネスカフェのCMにも使われている名曲だ。
この映画は僕の最も好きな映画の一つだ。
高校を卒業してすぐの頃、リバイバル上映で観た。1973年の米国映画で、監督はシドニー・ポラック、主演はロバート・レッドフォードとバーブラ・ストライサンド。
原題は『The Way We Were』直訳すると『私たちが歩んできた道』。それを『追憶』と訳したセンスもなかなかだと思う。
それまで、僕が観た恋愛映画で、二人が結ばれない理由は必ず外部にあった。病気だったり、戦争だったり・・・でも、この映画は、結ばれない理由が二人の内部にある。お互い愛し合ってるのに、どうしても許せない部分がある…
その頃の僕にとって新鮮だった。でも、現実の男女が結ばれない理由のほとんどは二人の内部にあることが多い。
僕は、気に入った映画は何度も観る。この映画もDVDを買って繰り返し観ている。何度観ても飽きのこない傑作だ。バーブラ・ストライサンドがあまり好きではないという人が結構いるが、ひたむきな主人公の役には、よく合っていると思う。
二人が再会して、回想シーンにオーバーラップする場面で、バーブラの歌う主題歌のハミングが流れるシーンには、今も目頭が熱くなる。
 
 

ショボい駅弁

2024-06-30 11:38:23 | 笑える話
大阪出張の帰りの新幹線。新大阪駅で買った夕食用の弁当。
写真と比べてずいぶんショボい。
写真ではもっと穴子や唐揚げが大きくてぎっしり感があったのに。
となりの席の女性、ローストビーフ弁当食べてました。


Panasonic LUMIX LX-5

2024-06-23 12:35:10 | 写真
梅雨入り前の紫陽花。
14年前に買ったパナソニックのコンパクトデジカメLUMIX LX-5で撮影。今はもうほとんど使われていないCCD画像センサーを使用した名機。低感度で撮影すると、最新の一眼レフやスマホにも負けない綺麗な写真が撮影できる。








北山公園の花菖蒲園

2024-06-16 15:17:42 | プチ観光名所
東村山市にある北山公園で花菖蒲園へ久しぶりに行って来た。前回来た時よりエリアが縮小されていたが、綺麗な花菖蒲を楽しめた。












































ミッシング

2024-06-08 22:18:03 | 映画
石原さとみ主演の映画『ミッシング』を観てきた。
幼い娘が失踪する母親、沙織里役を演じる石原さとみ。
8歳の娘が失踪してから3か月。街に立ってビラを配り情報提供を求める毎日。青木崇高演じる沙織里の夫・豊との温度差にいら立ちを隠せない。心の拠り所は失踪した娘を取材する中村倫也演じる地方局の記者、砂田だけである。
娘が失踪した日、沙織里は弟の圭吾に娘を預けアイドルのコンサートを観ていた。だが、弟は沙織里の娘を公園から家まで送り届けず、一人で帰宅させたため、その間に娘が失踪してしまう。彼女はそのことでSNSで酷いバッシングを受ける。
弟役の圭吾を演じる森優作もとてもいい味を出す。歯がゆいくらいの不器用さが観客のいら立ちを増幅させる。
出口の見えない絶望の中、夫婦と沙織里の弟は日常を生きる。
監督は「空白」の吉田恵輔。石原さとみが最初に監督に「出させてほしい」と直談判したが、監督は石原さとみは華がすごいので自身が描く下町や郊外が舞台の映画に似合わないと考え、最初は出演を断ったと明かしている。
だが、監督もギャンブルに出た。彼女の妊娠、出産を待ち、一度断った3年後に『脚本を書きました』と連絡をする。
石原さとみは全編ほぼ、すっぴんである。髪はシャンプーではなくボディソープで洗いバサつき感を出したそうである。
感情の起伏を怖いくらいのリアリズムで迫真の演技を見せる。石原さとみってこんなすごい演技ができる女優だったのですね。